ひとりのセラピストのひとりごと

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ツボの正しい使い方。初心者にもわかる、東洋医学とツボの本6選

 リラクゼーションサロンで働いていた時、テレビや雑誌でツボについて覚えて、お客さんに「ここは疲労のツボなんです~」なんてよく言ってました。ところが勉強してみるとそんなに単純でないものだということがわかり、驚くことも多々ありました。しかしツボは便利なものなので、ぜひセラピストの方にも利用して頂きたいと思います。

 そこで今日は、初心者でもわかりやすい、ツボの使い方、ツボとは何かについて、説明してみます。

 

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ツボとは

 テレビや健康本で書かれているのを見ると、「疲労」にはこのツボ、「胃もたれ」にはこのツボとか、使用目的ごとに分かれているのですが、治療ではもっとたくさんの情報を考慮し、総合的に判断、診断してツボを選びます。

ツボは全身に数百個あります。身体の中には血液が流れるように、また別の「流れ」があって、その「流れ」が身体の外に窓みたいに開いているのがツボなんだそうです。

 

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たとえば「山手線」は「流れ」で、「渋谷駅」は「ツボ」という具合に。なにが流れているかって言うと、血液のほかに、神経とか、リンパとか、色々ありますが、その総合的な走行です。

 

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「流れ」が悪い時、病がおきるので、ツボに鍼やお灸をして、「流れ」を良くする。というのが、おおまかな鍼灸の治療です。

 流れはポピュラーなもの(正経十二経といいます)が12種類、別ルート(奇経八脈といいます)が8種類あり、全身の身体の表面や内臓までめぐっています。

 

 

ツボは東洋医学の考え

 ツボの理論は東洋医学から来ています。ツボを使って身体を良くするには、どうしても東洋医学を知る必要があります。

(個人的には、東洋医学科の学校や、専門家に弟子入りしてない方は、本気でツボを扱うのは不可能に近いと思います。)

 東洋医学は中国で出来た、古い医学です。昔は日本でも、医療の主流でした。今も専門医や治療院がたくさんあります。

 

 

東洋医学の考え方

 東洋医学の考え方は独特です。たとえば、腰が痛い時、身体の腰に関する「流れ」が悪くなっているためだから、全身のめぐりを良くする為に、腰以外のところも治療します。なれない方は「なんで?」と思うかもしれませんが全体を見て治療をするのが東洋医学の考え方です。

 

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 独特の専門用語が使われるため、知らない人が聞くと「あやしい」と思われがちですが、日本では伝統的な医療として古くから使われており、現代でも、病院や治療院で利用されています。

 ツボのように、身体の外側に施術をする外科的治療は鍼灸師が行いますが、漢方薬のように、内服するお薬で治療するのは、専門薬局の他に内科の病院などで医師により行われています。

 

 

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 最近では医学部、薬学部でも東洋医学の授業が行われているようです。大学には東洋医学の研究センターもあり、あまり有名ではありませんが、現在でも研究の行われている学問です。

 

 

わかりやすいおすすめの本

 ツボを使うなら、多少は東洋医学の基本を知っておく必要があります。入学前に本を色々読みました。完全に理解する必要はありませんが、専門用語を知るだけでも違いますので、目を通してみてはいかがでしょうか。

 

 東洋医学は専門用語が多く、まるで言語が違います。東洋医学の専門書は一般の方はもちろん、セラピストや他学科の学生も読むことが難しいですので、初心者向けの本がおすすめです。

 

東洋医学の本

 

 

いちばんわかりやすい東洋医学の基本講座

 

 この本は、入学前に読んだのですが、医師が書いていて、どこで東洋医学の診療が受けられるか、どんな治療をするのかが、フルカラーでわかりやすく説明してあります。

 東洋医学の本は、思想や論理から説明が始まるものが多いですが、これは日本で受けられる東洋医学治療について、ドキュメントでレポートしてあり、全くの初心者でも、入りやすい一冊になっています。

 写真やイラストがキレイで、最後まで読みやすい本です。ツボと「流れ」の一覧も書いてあり、これよりわかりやすい本はたぶん無いと思います。

 

 

 

アロマが好きな方は、こういったものもあります。 

中医アロマセラピー家庭の医学書-大切な人を守るための30トリートメント 

 こちらは難しいことは省略してあり、理論がわからなくても、中医学によるアロマオイルの選定ができるようになっています。女性の体調不良を重視して書いてありますので、アロマセラピストの方に大変おすすめです。

 

 

学校のクラスメイトがよく持っているのはこちらです。

オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の 教科書 

 これは比較的学生向けと言ったところでしょうか。カラーですが、文字が詰まっているので、普段、本を読まない方は見るのが辛いかもしれません。2冊目以降におすすめの一冊です。

 

 

ツボの本

ツボマップ

ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・〔ユ〕穴単語集

 この本はWHOの規格に基づいた全てのツボと経絡が、さらには筋肉や骨も載っています。大型書店でも平積みで見かけることがあり、よく利用されている大変有名な本です。学生も非常によく利用しています。

 しかしこの本にはツボの場所や名前は載っているものの、初心者に分かる押し方や使い方は書いてありません。あくまで場所だけを知る本です。もしセラピストが施術で利用したり、家庭で使いたいということであれば、ツボの使い方の本を、別に買う必要があります。

 

 

ツボの押し方の本です

一目でわかる! 必ず見つかる! ホントのツボがちゃんと押せる本

 こちらは「押し方」についての本です。場所もきちんと載っていて、これ一冊あれば、ツボを使えるようになっています。リフレクソロジストや、リラクゼーションセラピストは、こういった本からツボを施術に導入しましょう。

 

 

東西医学の専門医がやさしく教える即効100ツボ

 こちらも初心者向けの実用的な本です。ツボは全身に数百ありますが、そのうちから100個に絞り、解説してあります。

 

 

 

ツボをセラピストが使うには

 さてここまで難しいと書いてきましたが、

「じゃあ、「疲労のツボ」なんていう説明は、ダメなの?

 リラクゼーションではツボは使ってはダメなの?」

 と思われるかもしれませんね。

 そんなことありません。ぜひ使ってみて下さい。

 私はセラピストでも、家庭でも、ツボを使うのは良いことだと思います。ツボという言葉は、日本人には馴染みがありますし、面白いし、わかりやすい。実際、ツボの使い方の本はたくさん出ています。東洋医学の初心者の方でも使えるようなツボが載っていますので、ぜひ参考になさってください。

 

 

 ツボを押すだけではなく、刺激してみたいというようであれば、鍼灸師や医師でなくても使えるものがありますので、試してみてはいかがでしょか。

  

 

本来、ツボには鍼を打ちますが、鍼は国家資格がないと出来ません。でも、鍼と似た効果を出し、さらに身体を傷つけないものが出ています。誰でも自分で打てるものなので、長い立派な鍼ではありません。小さな突起が付いたシールのようなものです。しかしツボが正しければ、この程度でも効果を出すことができます。サイトの方に、簡単なツボの説明もありますので、あわせて見て頂くのがいいでしょう。

 

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 難しい東洋医学ですが、ツボのお話が好きな日本人は大変多いですから、わかりやすい本で知識を得て、たくさんの人が利用し、もっと普及されることを願っています。