ひとりのセラピストのひとりごと

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手に職つけた、ひとりのセラピストのブログ。意識低い系。

ツボって何!?科学的な研究もある?ツボの正しい使い方。初心者におすすめ東洋医学とツボの本6選

 リラクゼーションサロンで働いていた時、テレビや雑誌でツボについて覚えて、お客さんに「ここは疲労のツボなんです~」なんてよく言ってました。

ところが勉強してみるとそんなに単純でないものだということがわかり、驚くことも多々ありました。しかしツボは便利なものなので、ぜひセラピストの方にも利用して頂きたいと思います。

 そこで今日は、初心者でもわかりやすいツボの使い方、ツボとは何かについて解説します。

 

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東洋の神秘!?科学的にも捉えられる!ツボって一体何!?

ツボは東洋医学の考えが由来しています。

血液は全身に流れていますね。血液は、血管という道を通って流れています。

東洋医学では体を流れるものは、血液の他にも「気」というものがあると考えます。

気は、細胞が作り出すエネルギーや熱であると考えて下さい。

気も血液と同じように全身を流れています。気の通る道は、経絡(けいらく)と言います。

 

経絡は内臓や体表、全身の全てを流れています。血管と同じですね。しかし経絡は体表に開くポイントがあります。窓のようなものです。この窓が、ツボです。

電車に例えると、「山手線」は経絡で、「渋谷駅」はツボという感じです。

 

「肩こりのツボ」は効かない?ツボは選び方が重要!

ちょっとこういう言い方は申し訳ないのですが、素人の方がよく言う「肩こりのツボ」「ダイエットのツボ」というのはやや誤解があります。

 

東洋医学ではなぜその症状が出ているのか?というのが重要です。

例えば肩こりの場合は、気血の流れがどこかで滞っているために肩が凝っているのか、それとも気血が足りないために栄養不足で肩が凝っているのかでツボの選び方が変わります。

同じ症状でも、原因が違うとツボも変わってくるのです。

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一般人向けの説明では専門的になりすぎてしまうので、わかりやすく筋肉に対してのツボを説明しているのかな、と思います。

 

ただし例外はあります。

ツボには「奇穴」というものがあります。

奇穴は気の流れ道と別の場所に、急に存在しているツボです。比較的後から発見されたものが多いようです。

奇穴は「この病気にはこの奇穴」と症状が決まっている傾向があります。

 

例えば手の甲に「腰痛点」という奇穴があります。名前から分かるように、まさしく腰痛のツボです。奇穴の方が一般の方には分かりやすいですね。

 

腰痛点

www.matsuehari9.net

 

ツボは科学的に説明できる?ツボの科学!

ツボは東洋医学の考えなのでなかなか科学的に研究しにくいものですが、徐々に解明されつつあります。

関連性が深いのは反射という作用です。

体には内臓が悪いと、背中や肩など体の一部分が痛くなる反射という現象があります。神経の配線の問題で、そういう仕様だそうです。

内臓のツボは、科学的には反射を経由して作用していることが考えられます。

 

また腰にある腰痛のツボ、肩にある肩こりのツボなどはトリガーポイントという筋肉のつなぎ目であることが考えられます。

トリガーポイントは、そのポイントを押すと周りの筋肉が柔らかくなるような場所です。

人間の体はパーツがたくさんありますが、そのパーツのつなぎ目がツボになっているということが考えられます。

 

上述した腰痛点など全く関連性が考えにくいようなツボもあるのですが、ざっくりと科学的にも説明することができます。

 

宇宙の話も出てきちゃう!ちょっと複雑な東洋医学の考え方

東洋医学の考え方は独特です。たとえば、腰が痛い時、身体の腰に関する「流れ」が悪くなっているためだから、全身のめぐりを良くする為に、腰以外のところも治療します。

なれない方は「なんで?」と思うかもしれませんが全体を見て治療をするのが東洋医学の考え方です。

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このように東洋医学はその部分だけでなく、全体を見ます。

病気の人の治療をしていて、その人の人生、住んでいる環境、はたまた天気、宇宙まで含めてしまうのが東洋医学です。

独特で難しいので、「あれは哲学だ!」という人がいます。

哲学と医学がミックスされているのが東洋医学・・・難しそうです^^;

 

東洋医学は専門用語が使われるため知らない人が聞くと「あやしい」と思われがちです。日本では伝統的な医療として古くから使われており、現代でも、病院や治療院で利用されています。

ツボのように、身体の外側に施術をする外科的治療は鍼灸師が行います。

一方で漢方薬のように内服するお薬で治療するのは、専門薬局の他に内科の病院などで医師により行われています。

 

最近では医学部、薬学部でも東洋医学の授業が行われているようです。大学には東洋医学の研究センターもあり、現在でも研究の行われている学問です。

 

東洋医学の魅力を知ろう!わかりやすいおすすめの本

 

広すぎてちょっと取っ付きにくい東洋医学の世界。しかし東洋医学は日常にも感じることができます。

解説されると「あー!なるほど!」と納得してしまうのが東洋医学の不思議な魅力。

 

おすすめの分かりやすい東洋医学の本をまとめます。

 

 

いちばんわかりやすい東洋医学の基本講座

 

 

いちばんわかりやすい東洋医学の基本講座

いちばんわかりやすいとは大きく出たな!と思ったのですが、本当にいちばんわかりやすい本でした(笑)

 

医師による書籍です。どこで東洋医学の診療が受けられるか、どんな治療をするのかが、フルカラーでわかりやすく説明してあります。

東洋医学の本は思想や論理から説明が始まるものが多いですが、これは日本で受けられる東洋医学治療についてドキュメントでレポートしてあります。

全くの初心者でも東洋医学の世界に入りやすい一冊です。

 

知り合いのセラピスト曰く、「ツボの本は絵がダサいのに、この本は綺麗で読みやすい」と言っていました(笑)

写真やイラストがキレイで最後まで読みやすい本です。

ツボや経絡の一覧も書いてあり、一般の方におすすめです。

 

 

大切な人を守るためのトリートメント

中医アロマセラピー家庭の医学書

中医アロマセラピー家庭の医学書-大切な人を守るための30トリートメント 

アロマが好きな方へおすすめです。具体的なアロマオイルの使い方が詳しく書いてあります。

理論的な説明はあまりありませんが、アロマオイルの東洋医学的な作用がまとめてあります。女性の体調不良を重視して書いてありますので、アロマセラピストの方に大変おすすめです。

 

ちなみに

中医とは、中国の古典医学のことです。

業界ではイコール東洋医学という認識ですが、東洋医学というと日本のオリジナルのもので、中医とは違う!と言う人もいます。

確かに東洋医学も中国か日本かで微妙に違いますが、その差を考えるのは専門家のみです^^;

 

 

基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書

オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の 教科書 

こちらは完全に学生向けです。国家試験対策として理解を深めるための2つ目の教科書です。また現場に出ている東洋医学系の治療家が勉強をし直すときに使えます。

カラーでイラストが多いですが、文字が詰まっているので本を読み慣れている人や、勉強をしている人向けです。

在学中はクラスメイトがこの本を持っているのをよく目にしていました。

東洋医学の教科書ではベストセラー?

 

 

 

ツボ単 

 

ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・〔ユ〕穴単語集

学校に買わされるわけではないのになぜかほとんどの学生が持っているのがこの本。

「単」シリーズは有名で、筋肉、骨、内臓などいろんな「単」があります(笑)

WHOの規格に基づいた全てのツボと経絡が、さらには筋肉や骨も載っています。

大型書店でも平積みで見かけることがあり、よく利用されている大変有名な本です。

この本は完全に学生向けです。専門的すぎるので一般の方やリラクゼーションセラピスト 持っていても、利用することができません。

 

 

一目でわかる!ホントのツボがちゃんと押せる本

一目でわかる! 必ず見つかる! ホントのツボがちゃんと押せる本

一般人向けはこちらです。

「押し方」についての本です。場所もきちんと載っていて、これ一冊あれば、ツボを使えるようになっています。

リフレクソロジストや、リラクゼーションセラピストは、こういった本からツボを施術に導入するといいでしょう。

 

 

東洋医学の専門医がやさしく教える即効100ツボ

東西医学の専門医がやさしく教える即効100ツボ

こちらも初心者向けの実用的な本です。ツボは全身に数百ありますが、そのうちから100個に絞り解説してあります。

場所や使い方が説明してあるのですぐにツボを使える本になっています。

 

 

ツボを使いこなすには!?本気でやるなら、鍼灸の専門学校へ行こう!

 

ツボを本気で習いたい人は、鍼灸師の勉強が適切です。

日本の国家資格である鍼灸師は、「はり師」「きゅう師」と別れています。専門学校に通うことでまとめて勉強ができ、国家試験を受けることができます。

ツボのだけでなく東洋医学を基礎から学びますので、症状に合った正しいツボの選び方も身につけることができます。

さらに鍼灸での治療の仕方を習得できます。鍼灸師は専門の医療機関で働いたり、開業するなどツボで食っていける資格です。

 

もっと詳しく東洋医学やツボを学びたい!と言う方は、鍼灸専門学校へ入学してみてはいかがでしょうか。

魅惑の東洋医学の世界を体験できますよ!