ひとりのセラピストのひとりごと

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手に職つけた、ひとりのセラピストのブログ。意識低い系。

鍼灸マッサージ専門学生におすすめの参考書まとめ

 私は社会人から専門学校へ進学しました。

 

 

人生でほとんど勉強をしてこなかったので、専門学校へ行ってからめちゃくちゃ勉強しました。

 

 

とても大変でしたが、自分なりに工夫して頑張っていたら、だんだん要領をつかめ、国試も通過することが出来ました。

 

 

 今回は、私が鍼灸学校へ行って、参考になった本を紹介しようと思います。 

 

 

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教科書だけでは足りない

鍼灸学校の教科書は、医学書ですから、とても難しい言葉が多いです。言葉を覚えるのに苦労することが、勉強全体のほとんどだと思います。

 

 

教科書は2色刷りなので見にくく、図も簡易的で小さく、わかりにくいです。なので、私は学校の教科書の他にも様々な本を読みました。

 

 

元々読書家だったので、あらゆる医学書を読んできましたが、今思えば

何も在学中にそんなもん読まなくても…

という本もありました(^◇^;)

 

 

国試のために、参考になった本、いまいちダメだった本をまとめます。

 

 

読んでよかった本

 

①アトラス

 アトラスとは、人体解剖図のことです。専門の画家が描いていて、細かい説明も多いので、わかりやすいです。

 

プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版

プロメテウス解剖学 コア アトラス 第2版

 

 

このシリーズは、私は一番見やすいと思います。イラストはリアルで美しく、写真のような仕上がりです。

 

 

コラムやX線写真もあり、解剖学だけでなく、臨床的な文章も参考になります。

 

 

「コア」には全ての部位が載っておりますが、各器官の専門の本も出ています。

 

 

そのほかに、コンパクト版は手のひらに載るサイズで、持ち運びが簡単です。

 

 

私は学校に常備しています。

 

 

プロメテウス解剖学アトラス コンパクト版

プロメテウス解剖学アトラス コンパクト版

 

 

 

最近では、アトラスの電子書籍も出ていますが、私の印象としては、まだまだ発展途上だと感じます。

 

 

私はタブレットを持っているので、電子書籍の解剖学書を入れていました。

 

 

3Dで視点を変えられて分かりやすかったのですが、たまに誤りがあったり、文章での説明が全くなかったりと、そこまで役に立ったというわけでは無かったと思います。

 

 

私の学校でタブレットを持っている人はかなり少数だったので、開発側もユーザー側もこれから増えるのかな、という感じです。

 

 

②生理学

 

カラー図解 生理学の基本がわかる事典

カラー図解 生理学の基本がわかる事典

 

 

生理学は情報量が多いので、教科書だけで理解するのは元落ちこぼれの私には不可能に近いものがありました。

 

 

この本は、各器官の大まかな説明が載っていて、フルカラーでわかりやすく書いてあります。何より、教科書より文章が簡単です。

 

 

大変読みやすい本になっております。

 

 

簡単なぶん、この本だけは足りませんが、ワンクッションおいて、教科書を見ることにより、大幅にわかりやすくなりました。

 

 

③経絡経穴

経絡も教科書だけでは難しいもののひとつでした。

 

 

鍼灸学生のベストセラーです。

 

 

私の学校ではほぼ全員が持っていました。

 

ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・〔ユ〕穴単語集

ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・〔ユ〕穴単語集

 

 

 

経絡経穴概論の教科書は二色刷りで、全てイラストによる図ですが、こちらは実際のモデルさんに図を重ね合わせてあるので、周囲の脈管、神経などを含めて非常に理解しやすくなっています。

 

 

ほぼ全て写真で筋・骨が載っており、とてもわかりやすかったです。

 

 

ただ、これは教科書も同じですが、流注の説明が少ないため、経絡の流中問題については自分で図を書く、先生の力を借りるなど工夫が必要だと感じました。

 

 

…といっても私は国試で最初に諦めたのが経絡だったのですが…

 

 

もちろん常用穴は一度全て覚えましたが、維持できないし、奇穴やマニアックなものは無理と思って諦めました(^◇^;)

 

 

読んでもダメだった本

 

①標準シリーズ

 

 

標準整形外科学 第13版 (STANDARD TEXTBOOK)

標準整形外科学 第13版 (STANDARD TEXTBOOK)

 

 

医学のテキストで有名なのが標準シリーズ。

 

 

1、2年生の時は全く読めなかったのですが、3年生になると理解できるようになりました。

 

 

標準シリーズは基礎学力がある程度無いとかなり読みにくいと思います。

 

 

鍼灸マッサージ学校は特に運動器に特化しているので、整形外科学は非常に参考になりますが、臨床医学各論の基礎知識がある上で参考になる本であると思います。

 

 

近年の国試は難問が出る傾向があるので、主要な整形外科疾患は一度読んだ方が良いかもしれませんが、学力に余裕のある方向けです。

 

 

重要度は低いでしょう。

 

 

 

②海外出版、日本翻訳本

 

[DVD付] アナトミー・トレイン 第2版―徒手運動療法のための筋筋膜経線

[DVD付] アナトミー・トレイン 第2版―徒手運動療法のための筋筋膜経線

  • 作者: トーマス・W.マイヤース,Thomas W. Myers,DVD日本語監修:谷佳織,板場英行,石井慎一郎
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: 単行本
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海外本は内容が完全に国試から逸脱しています。

 

 

臨床に出てから、勉強が足りないと感じる方はおすすめですが、学生はよほど興味がなければ回避して良いと思います。

 

 

「英語→日本語」翻訳の本は、文章が独特で、非常に読みにくかったです。

 

 

もともと英語だった本は、基本的に読みにくいと感じます。

 

 

ただ、新説や最新医学はどうしてもこの形になってしまいます。

 

 

最近では経絡についてそれらしいものが発見され、話題になっています。

 

 

ファッシアというもので、筋膜付近の組織について整形分野ではかなり話題になっているそうです。

 

 

こういった最新情報は先に英語で出版があるので、どうしても日本語翻訳に頼らざるを得ません。

 

 

慣れの問題かと思うので…繰り返し読むようにしています。

 

 

まとめ

  • アトラスは一冊持っておいたほうが良い。
  • 自分に合った本を見つけると、勉強が理解しやすい。
  • 電子書籍は、専門書の品揃えが発展途上である。
  • 新しい情報は、先に英語の書籍から発信される。