ひとりのセラピストのひとりごと

ひとりのセラピストのひとりごと

ひとセラは、手に職つけたい人、つけた人の総合情報ブログ。

代替医療のおもてと裏

私は鍼灸科の学生です。

鍼灸はすごいなあ、かっこいいなあ〜〜と日々思っておりますが、

私のスタイルとして、アンチの意見も見ておく((((;゚Д゚)))))))

世の中きれいごとだけじゃないと思うんです。

見るだけ見ておかないと。ウン。

今日は論争を巻き起こした一冊の本を紹介しようと思います(^ω^)

 

 

代替医療のトリック

代替医療のトリック

  • 作者: サイモンシン,エツァートエルンスト,Simon Singh,Edzard Ernst,青木薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/01
  • メディア: 単行本
  • 購入: 38人 クリック: 1,000回
  • この商品を含むブログ (115件) を見る
 

 ショッキングなタイトルです。

代替療法とは、「病院で行われる医療」以外の、

それに似た療法。

鍼灸や、マッサージや、アロマテラピーや、温泉・・・

とにかく病院以外の全部、って感じです。

 

この本の内容は、

代替療法の先生には、インチキを働く人がいて、

それを信じたかわいそうな患者さんが、

病気が余計に悪くなってしまったり、

ひどい時には亡くなってしまった、

というものです。

 

昔は今ほど法規制がなかったので、

「これさえあればどんな病気も治ってしまう薬」

なんてものが普通に売っていました。

みるからにインチキですね(笑)

でも、インチキってどこにでもあって

実際、お医者さんがインチキを働いて、逮捕された、

なんて事件も、21世紀になってから起きているんです。

だから、インチキを働く人は、

代替療法とか、病院とか

関係なく、たまに出てくる。

それで、多分今もどこかにいると思います。

 

巻き起きた論争というのは、

この本は、まるで全ての鍼灸がインチキみたいな言い方をしていたので、

それに怒った人がいた、というところ。

そりゃ無いだろう、と私も読んでいて思いました(笑)

 

ちなみに当然ですが、鍼灸はれっきとした医療です。

厳しい法規制があり、鍼灸師は教育を受け、施術しています。

 

 

こういう本は他にもあります。

代替医療の光と闇 ― 魔法を信じるかい?

代替医療の光と闇 ― 魔法を信じるかい?

 

 またこういう名前・・・・(笑)

キャッチーですね。

これは最近読み終わりました。

とあるノーベル賞受賞者の健康法で、

アメリカで論争が起きて、法律改正もからみ大問題になった。

とか。

健康への人間の執着は恐ろしいと思います。

 

 

さて

これらの本は基本的に、代替療法で痛い目にあった人が書いています。

逆に、病院医療へのアンチ本は、病院で痛い目にあった人が書いている。

 

例えば精神科の医療に疑問を持つ方の本

精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告

精神科医が狂気をつくる―臨床現場からの緊急警告

 

 またタイトルが・・・(笑)

 

つまり

問題は、「何が悪いか」ではありません。

「何を選ぶか。選んだものは、正しいか」です。

 

 

インチキをする人は、どこにでもいます。

人数は常に一定だと思います。

でも、正しい人もいます。

多分こちらの方が人数的に多いです。

だから、無くならない。

 

私たちは、医学の歴史を学んでいます。

5000年くらいの歴史の中で、

そのほとんどが、間違った医療を行っていました。

その結果、命を落とす人がたくさんいました。

間違った医療のために、亡くなったたくさんの命の上に

現代医療は存在しています。

医療従事者は、出来るだけ誤りのない医療をしようとしています。

だからしっかりとした教育がある。

立派だと思います。

 

インチキをする人はどこかにいる。

でも、どこにいるかわからない。

それを1番わかっていなければいけないのは、

医療従事者だと思います。

 

患者さんは、あまり疑心暗鬼になる必要はないと思いますが、

信じすぎる、というのも怖いことなんだ、くらいに

思っておいてはいかがでしょうか。

 

 

今回はすこし、ショッキングな話題でした(^◇^;)

きれいごとだけでは医療は出来ないと思います。

時々は、問題に向き合っていきたいです。