ひとりのセラピストのひとりごと

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ビタミンCでガンの予防?高濃度ビタミンサプリ健康法

 美容と健康に、高濃度ビタミン。そんなキャッチコピー、聞いたことありますか?ビタミンは色々ありますが、よく販売されているのはビタミンC。美容目的で高濃度ビタミンCの点滴などを病院で受けられます。さて、この高濃度ビタミンC、本当に効くのか?というおはなし。サプリは本当に身体にいいのでしょうか?

 

 

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高濃度ビタミン健康法

 そもそもビタミンサプリ健康法を始めに唱え始めたのは、アメリカの「ライナス・ポーリング」という科学者だそうです。ポーリングは分子生物学の創始者で、現代で有名なDNA二重らせん構造の原型の理論を作った偉大な科学者でした。核撲滅運動にも貢献し、ノーベル化学賞と、ノーベル平和賞、2つのノーベル賞を受賞した数少ない偉人です。

 

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 ポーリングはその人生の後期に、ビタミンサプリが健康増進に役立つ、という考えを広めました。全米でビタミンサプリブームとなり、今もビタミンサプリは健康増進の代名詞になっています。日本でも各社が販売し、おなじみの健康法です。ビタミンCの高濃度摂取を提唱したのも、ポーリングその人でした。

 

どういう健康法?

 具体的に高濃度ビタミン健康法とはどんなものでしょうか。ビタミンCなどを通常の濃度よりも濃く、サプリや点滴で身体に入れることで、風邪をはじめ、色々な病気を予防し、健康になる、という考えです。軽く検索しても、がんの予防とか、治療に、という広告を見つけることができます。

 

 

根拠となる論文は

 ポーリングのビタミンC健康法について、疑問を持つ科学者が多くいました。ポーリングのその根拠たる論文が、甘かったからです。追試(本当にそうなのか、確かめること)試験も行われましたが、高濃度ビタミンCが、健康増進に役立つ、というはっきりした結果は、誰も出せませんでした。 

 高濃度ビタミンCの効果については、はっきりした根拠が無いままなのです。

 

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サプリ大国アメリカ

 アメリカはサプリ大国です。錠剤を飲むのが好きな人が多いらしい。サプリは大きな経済効果をもたらしましたが、薬剤でも流行り、すたりがあるようです。例えば、鎮痛剤で有名な「アスピリン」という薬剤がありますが、血液をサラサラにする効果があるため、研究者などの一部で毎日飲むことが流行ったことがあったとか。日本人科学者が渡米した時に、アスピリンを飲んでいないと言うとびっくりされた、という文献がありました。

 

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 ちなみにこのアスピリンの血液サラサラ効果ですが、その後に毎日飲むのは他の病気のリスクがあるということで、良く無いと結論付けられたようです。真似しないでくださいね(笑)

 

 

実際のビタミンCのはたらき

 ビタミンCは主にコラーゲンに関係します。肌や、血管など、「しきり」の「壁」を作るのに必要です。もし足りなくなると、血管の壁が壊れてしまって、全身から血が漏れ出してしまう、「壊血病」という病気になってしまいます。

 

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 ビタミンCは、水に溶けるビタミンです。ビタミンは大きく分けて、油に溶けるものと、水に溶けるものに分けられますが、ビタミンCは水に溶けます。だから、量が多いと、おしっこから排出されてしまいます。1日に必要なビタミンは決まっています。それ以上食べても、外に出てしまうんです。

 

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 これを考えると・・・高濃度ビタミンとっても、おしっこで出るんじゃね?と考える人が多い。化学にほとんど素人の私でもそう感じます。高濃度ビタミン健康法の先生方は、身体に作用があると仰いますので、意見の分かれているところです。

 

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 しかし、「ガンに効く」っていうのは、個人的にはちょっとまずいのではないかな、と思います。ガン患者の方は、死に物狂いで治す方法を探していらしてますから、全世界の医学で、確立されていない健康法が効く、と言ってしまうのは良いことだとはあまり思いません。色々な科学者、医師、先生がおられますが、効くか効かないか、考えの分かれるものです。

 

 

サプリは効く?

 ビタミンCについて書いてまいりましたが、これはサプリ全般に言えることでもあります。サプリは食事の中で足りないものを補うために販売されていますが、何が足りてないかって結構わからないものですね。だから水に溶けるビタミンなら、マルチビタミンのサプリで十分たります。とりすぎても、おしっこで出てしまいますから。

 

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摂りすぎると身体に悪い

 ただ、何事も摂りすぎは良くはありません。お酒は百薬の長ですが、飲みすぎると気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりするように、どんな食べ物やクスリやサプリも、摂りすぎは決して身体に良い影響を与えません。

 

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 たとえば、油に溶けるビタミンは、摂り過ぎると、肝臓の中に溜まってしまいます。脂肪肝、という状態です。それと同じように、水に溶けるビタミンでも、摂りすぎが原因と思われる疾患が報告されています。 ビタミンCで言えば、大量摂取で腎臓を壊すことがあります。 

 偏食だったり、忙しくて食事が不規則な方は、マルチタイプのビタミンを飲むのはバランスを考えると良い事だと思います。ただ、本来であれば食事で食べるべき栄養を、錠剤にして摂っているわけです。やむをえない時に摂るものであると思います。

 

 

まとめ・正しいサプリの飲み方

サプリは、足りない栄養を補う程度に摂る。

摂るなら、マルチタイプが良い。

なんでも、摂りすぎは良くない。

 

一番良いのは、健康的な食事を、毎日食べることである。

 

 

 現代日本人は、どうしても時間がなくて、外食をしがちになる時もあります。しょうがないですよね。そういう時のために、サプリはあると思います。私も何度もお世話になりました。 

 サプリも上手く利用して、元気に生活していきたいです。でも、一番いいのは、食べ物からきちんと栄養を摂ることです。生きることは、食べること。ご自愛なさって下さい。