ひとりのセラピストのひとりごと

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人工透析のブログについて

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ツイッターを見ていたら、

アナウンサーの長谷川豊さんのブログが炎上した、ということについてのものが多く、

私もその記事を拝見致しました。

内容的には、生活習慣病で人工透析をする患者さんはあまりに多いから、

今の医療には問題がある、というようなものなのですが

表現が、長谷川さん独特の言い回しであったために、

それは違う!と炎上したようでした。

色々な意見がありますが、私の考えを少し書いてみます。

 

 

長谷川さんが提示した問題

今の日本の医療は崩壊寸前、いや、崩壊した、とも言われます。

医療費は年々増え続け、40兆円規模になっているとの事です。

数字が正しいかどうかはわかりません。

計算の仕方で大幅に変わってしまうからです。

しかし、どの病院に行っても混んでいます。

高齢化社会で、医療のニーズが高まっているのは事実です。

さらに、生活習慣病という病気とも言い切れない病気があるのも事実です。

 

メタボリックシンドローム、聞いたことありますか?

シンドロームとは、症候群という医療用語ですが、

メタボリックシンドロームはざっくり言いますと

食べ過ぎて太ってしまって、高血圧になった人のことです。

果たしてこれは病気でしょうか?

 

おそらく、長谷川さんが言いたかったのは、

食べ過ぎて太って、病気になる人は、

それは病気と言い切れるのか、

その医療費はどこから出すのか、

他の病気で困っている人は、どうなるのだろうか

というような世間への問いかけだったと思うのです。

 

私も個人的に、生活習慣病になる原因は、個人の資質だとは思います。

自重できない方は、食べることをやめられず、太ってしまいますね。

ダイエットして体質改善できる方もいます。

病気まで行くか、肥満で引き返してくるかは、

その人の個性に左右されると思います。

 

 

病気の実際

人類は、時代に応じて病気を変化させてきました。

ずっと昔は、占いや呪術が治療でしたので、

その頃は病気という言葉はなくて、

取り憑かれた、とか、タタリだ、とか言っていました。

でも、起きていることは現代の病気と同じですよ。

 

ヨーロッパで下水道が無かった頃、

飲み水に汚い排水が混ざってしまい、そのために病気になる人がいました。

とても多くの人が亡くなった後、下水道の問題であることがわかりました。

そして下水道を改善しました。

 

戦時中の日本は、食べないことで病気になる人がいました。

薬も病院も不十分な中で、

食べないための病気で亡くなる人がたくさんいました。

だから国をあげて、食生活を改善しました。

 

では、現代はというと。

食べ過ぎて病気になる方が、たしかにいます。

そして亡くなる方が、たしかにいます。

 

 

人間は、どの時代でも病気と共に生きています。

ひとつの病気が治るようになれば、

あるいは、患者がいなくなれば、

新しい病気が生まれます。

 

そのうちに、ガンが怖くない時代が来るのではないかと思いますが、

そうすると、ガンに匹敵する、恐ろしい病気が現れるでしょう。

 

人の歴史とは、そういうものなのです。

 

 

呪い殺される人が減ったかわりに、

栄養失調で亡くなる人が減ったかわりに、

食べ過ぎで病気になる人は、増えました。

 

 

病気になりやすい原因 

どんな病気にも、なりやすい原因があります。

まだ原因がわかっていないものもありますが、

生まれつき病気になりやすい人がいます。

 

たとえば、糖尿病を例にあげますと、

生まれつきの糖尿病と、

普通の人がなる糖尿病があります。

 

長谷川さんのブログの批判には、

生まれつき糖尿病になる人は、自分の努力が関係ないのに、

というような声がありました。

 

私はどちらも同じ重さの病気であると思います。

 

生まれつきの人は、子供の時から病気になってしまうこともあり、

とても苦労されると思います。

普通の人がなる糖尿病はどうでしょうか。

必ず苦労があります。

普通の人がなる糖尿病は、いきなりひどい症状が出るわけではありません。

少なくとも、健康診断などで数値を指摘される人は多いはずです。

医師は注意しますが、

それに従うことが出来ません。

悪いかもしれない、とわかっていて病気になってしまいます。

検査で悪い結果が出たり、原因不明の体調不良になったことのある方は

多分想像できると思いますが、

病気かもしれない、と思う時期は大変苦しいです。

不安で仕方ありません。

その苦しみがある上に、

もし糖尿病になってしまったら、

色々な症状が出てきて、病気と戦うという苦しみがあります。

少なくとも、どんな人でも、病気であることは苦しいのです。

程度はどうあれ、それは事実だと思います。

 

命の重さに、病気の原因は関係ありません。

どんな人も、医療を受ける権利があります。

ただ、日本の医療については、もっと、全ての日本人が、考えなければいけない窮地に立っていることも事実なのです。

 

 

 

 

昔は病気になるまで食べるほど、食が豊かではありませんでした。

現代は、食が豊かになった代償として、病気になる人が生まれました。

人間とは、 そういう生き物のようです。

それは時代が変わったからなのです。

誰にも、病気の人を責める権利は無いと思います。

だって、患者さんは、すでに身をもって苦しんでいるのだから。

それを他人がどうこう言う筋合いはありません。

 

 

命はお金に代えられません。

医療費がかかることは仕方の無いことだと思います。

ただ、教育が無いために、

つまり、病気のことを知らないために、

なにかと病院へかかってしまう人がいるのは、

良くないことだと思います。

一度結果が出ているのに、病院を変えて色々なところへかかってしまったり、

不要な救急車を呼ぶ方がいるということは、

非常に残念なことです。

 

全ての医療が信用に値し、

病院の使い方、救急車の使い方をみんなが知れば、

そう、知るだけで、

医療費は下がるのではないかな、と思います。

 

長谷川さんはお仕事が無くなってしまったり、

色々な人に怒られてしまって、大変な思いをされたようですが、

せっかくこんなにも日本に問いかけて下さったのですから、

出来るだけ多くの人に、この問題を考えて頂きたいと思います。

 

 

日本の医療。

これは、私たち、全ての日本人の問題なのです。