ひとりのセラピストのひとりごと

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飲むアロマオイルは本当に効果がある?アロマオイルのマルチ商法の注意点と危険性

 私は「公益社団法人日本アロマ環境協会」のインストラクター(講師)資格を持っています。まあ、資格だけで、実際に講座を開いたことはありません。セラピストとして働いていたこともありますので、現場的なアロマテラピーの知識は身についていると思います。 

 

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 アロマテラピーは、色々な団体が資格を発行していたり、講座を開いたりしていますが、基本的には、何かで薄めて塗ったり、匂いをかいだりするものです。飲むことを進めている団体は、かなり少ないと思います。私の団体も、飲むことは禁止していましたし、私自身も、飲まない方が良いと思います。でも、世の中には「飲めるアロマオイル」があります。今回は、アロマオイルを飲むということについて。

 

 

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アロマオイルを飲むとどうなる?

 私はアロマオイルを飲んだことがあります。飲んだというか、舐めた、くらいでしたけど。一応、飲用可能と書いてある、グレープフルーツオイルを飲みました。リラクゼーションサロンで出してもらったのですが、コップに水をいれて、そこにグレープフルーツオイルを垂らして出してくれました。とりあえず口をつけてみたのですが、水にオイルを垂らしているので、もちろん混ざりませんし、そのまま唇にオイルがついて、腫れました。ものすごい刺激で、そのあと1時間くらいは痺れていました。アロマオイルの飲用は、専用のものだとしても、あまりおすすめできません。

 

アロマオイルの効能と毒性 

 アロマオイルを作るのは、天然の植物です。グレープフルーツなら、皮の部分を使います。出来るだけ火を通さないようにするか、直接火が当たらないようにして濃く作ります。植物の成分が、とても濃くされて入っています。この成分とは、たくさんの種類のものです。色々な成分が混ざり、濃くなり、アロマオイルになります。この成分の中には、毒のような働きをするものもあります。

 

毒性の例

 たとえば、「ヒノキチオール」という成分があります。防虫作用があり、これを含むアロマオイル(青森ヒバなど)をタンスなどに垂らすと、服が虫に喰われなくなったり、カビにくくなったりします。ただ、虫やカビに有害ということは、生き物に有害であり、人間にも有害です。人間は身体が大きいので、たくさん摂らなければまず中毒しませんが、ヒノキチオールの有毒性には、発がんなどがあります。1リットルくらいたくさん飲まないと起きないでしょうが、でも、少しでも、口から入れることは、リスキーなことですよね。

 

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 このような毒性は、どのアロマオイルにもあり得ますので、飲むことは決しておすすめできません。防虫作用を見ると、メリットは虫を寄せ付けないことですが、デメリットは口から飲むと、身体に悪いことです。これはどんなオイルにもあてはまります。オイルの効能は、大量に飲めば、毒性になるのです。

 少量であれば毒性は出ませんが、刺激があります。

 

 

アロマオイルの刺激

  刺激とは、ごくわずかであれば、身体の活動を高めますが、強いと、痛みや、腫れになります。怪我や病気のもとになってしまいます。

 アロマオイルは、濃いので、刺激があり、痛みや腫れになるのを避けるために、化粧用オイルなどで薄めて使います。そのまま塗ると、皮膚では、腫れたり、かぶれたり、痛みが出たりすることがあります。

 

繊細な粘膜

 唇や、口の中は、粘膜という、皮膚よりもずっと薄い膜で出来ています。唇や口の中は、赤いですよね。赤いのは、血が、透けて見えているんです。それくらい、薄い。ここにもし、アロマオイルの刺激が直接当たったら、何かしらの悪いことが起きるのは、想像できますよね。私の場合は、腫れと、痺れが出ました。平気な人もいるかもしれませんが、かなり、リスキーなことだと思います。味覚異常や、口内炎の原因になりかねません。原液は飲まない方が無難です。

 

そのまま飲むのはダメ

 もしどうしても飲むというのなら、乳化させて、水と混ぜて飲むと良いと思います。マヨネーズって、油と、お酢が混ざっているって、知っていますか?油とお酢は、そのままだと混ざりません。なので、卵を入れます。卵が油とお酢をくっつける役目をして、ふたつがよく混ざり、マヨネーズが出来るんですね。これを、乳化、と言います。アロマオイルも、何かで乳化して飲む必要がありますが、適切な乳化剤が思い浮かびません。アルコールは、危険性を高めますしやっぱ、卵かなあ・・・。まあアロマオイルを飲んでいる方は、そのまま飲んじゃっているみたいなのですが・・・。ちょっとその辺はよくわかりません。飲まない方が、無難なことは、確かです( ˘ω˘ )

 

 

アロマオイルのマルチ商法があるらしい

「飲めるアロマオイル」って言うと、聞こえはいいですよね。でも、アロマオイル自体、飲まない方が良いものです。最近、飲めるアロマオイルのマルチ講があるみたいです。マルチ商法とは、自分が買った商品を、友達に進めていく、みたいなものです。

 

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 私はマルチ講は絶対やらないと決めています。多分、私の性格なら、他のことをした方が絶対儲かるし、友達にすすめるのもあまり好きではありません。あるメーカーが「飲めるアロマオイル」と称して、マルチ購のような販売スタイルをとっているそうです。

 主婦仲間ですすめあったりしているようですが、心配なのは、飲めると勧められて買う人がいますので、健康被害を考えずに、飲んでしまう人もいるという可能性があります。

 

 日本人は、身体に良いと聞くと、痛かったり辛かったりしてもがまんする人が多く、「飲める」「健康に良い」と聞いて、危険性を無視し、刺激を我慢して飲んでしまうような人がいるかもしれません。刺激があるということは、危険性もある、ということです。健康に良いと聞いても、痛かったり、しびれたりするようなものは、飲んではいけません。

 

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 アロマオイルくらいの毒性では、人が亡くなるようなことはまず起きませんけれど、病気で薬を飲んでいる人は、毒性の影響を受けやすいですし、妊婦さんや子供も、薬などの影響が身体に出やすいですので、ますますやめた方が良いでしょう。

 

アロマオイル飲用の健康被害の例

 日本ではありませんが、健康目的で子供にラベンダーの高濃度アロマオイルを毎日塗った結果、子供の胸が大きくなってしまった、という報告が複数あります。ラベンダーオイルが、ホルモンバランスを崩して、そうなってしまったそうです。こういった事例は複数あり、子供に多く報告されています。子供は、身体が不完全なので、大人に比べ、薬や化学物質の作用が出やすいです。塗ることを止めたら治ったようですが、その後の発育に問題が無かったか、心配です。

 もし「飲むアロマオイル」をお使いの方がおられましたら、十分注意して、使ってください。私は、飲むことはおすすめできません。

 

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身体に良い、と聞いても、食べ物でないものは、食べない方が良いと私は思います。それでも、もしやってみたいと思うのなら、よく調べて、安全かどうか確認し、何かあったら、医師の指示に従いましょう。

 

でわでわ(^ω^)