ひとりのセラピストのひとりごと

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指名を取れるセラピストは何が違う?きれいごとでは指名は取れない。

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 セラピストの方は指名ってやっぱり気になりますよね。たくさん取れば、その分お金になりますし、自信もつきます。私はたくさん指名を取るようなセラピストではありませんが、いつも指名を取れるセラピストを観察していました。そこでは共通していたことがありましたので、医学を学ぶ今だから出来る考え方で、ここに書いてみようと思います。

 

 

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テクニック

 ほぐしとは、服を着たまま揉みほぐすマッサージです。マッサージという言葉は、リラクゼーションでは使ってはいけないので、ほとんどのお店が、もみほぐし、と言います。トリートメントとは、オイルマッサージのことです。オイルトリートメントと言います。ちょっと紛らわしいので、私はマッサージと言ってしまっていましたが、かたくなに守っている方が多いですね。ここでは医療学生という立場で記事を書いておりますので、日本の法律に遵守して、ほぐし・トリートメントと言います。

 

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 ほぐしにも、トリートメントにも共通して人が好むやり方があります。それは、刺激が強いということです。刺激が強いというのは、痛かったり、きつかったりすることです。なので、強くもんだり、強いストレッチをしたりします。これは、中毒性があるというか、強ければ強いほど、もっと強いことをしてほしい、と思うのです。

 

 

強もみが好きな人の多い理由

 人は、刺激に対して慣れるという順応性を持っています。例えば、角砂糖を舐めると、甘いですよね。では、コーラを飲んでから、角砂糖を舐めると、どうですか?最初よりは、甘く感じないですよね。慣れて、わからなくなっていますね。こういう現象が全身であり得ます。

 

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 ほぐし・トリートメントも、強さに慣れていきますので、なんども通っていると、どんどん物足りなくなります。日本人は、身体に良い、と思うと、痛かったり、苦しかったりしても、がまんして、それが大変であればあるほど、ああ、健康に近づいた、と安心する傾向があります。強いほぐしやトリートメントは、筋肉を小さく壊していて、これが痛みの原因になり、慣れない人は、その後何日も痛みが出ることがあります。でも、刺激に慣れている人は、この痛みがあるから、健康に近づいた、と安心し、さらに強い刺激を求めるようになります。

 

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 ですから、リピート客のためには、強く揉めなければいけません。揉むだけでなく、ストレッチなども多用して、強い刺激を出せるようになる必要があります。ただし、上記にも書きましたが、これは筋肉を壊していますので、事故のリスクがあり、それを分かった上で行うことが大事です。

 

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 人を壊す可能性がある。そして最悪は、障害が残る可能性がある。リラクゼーションで、もしお客に怪我をさせたら、それはただの傷害事件です。業務上過失傷害。そういうことが起きないように、しっかりと勉強して、決して自分が優れていると思わないように、日々努力すること。それらを覚悟した上で、保険に入りましょう。強い刺激がダメな人もいますから、求められた時だけ、しっかりと発揮できなければいけません。

 

 

接客

 接客は基本的に、自分の意見は言ってはいけません。そうなんですか、そうかもしれませんね、と曖昧な返事をし続けます。日本人は、はっきりとした意見を嫌う傾向があります。はっきり意見を言う人を、恐い、と思う文化です。さらに、人間は自分を肯定してほしい、と本能的に思っています。なので、お客と意見が違うことはダメなことですし、それを言うなんてことももってのほかだと感じました。

 

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 それから、妙にマニアックな話もしてはいけません。身体のことを調べても、テレビで見た程度で抑えておく必要があると思います。お客より、ほんのちょっと、豆知識があるくらいが丁度良いです。あくまで、リラクゼーションは、一般人が、一般人のためにサービスをする場所です。そこを超えると、変なお客がつくようになりますので、気をつけてください。私はそうでした(笑)

 

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最も大事なのは、同じサロンで長く勤めることです。ずっといれば、常連客もついてきますので、必然的に、ある程度は指名を取れるようになります。

 

 

無神経さも大事

 私は数は少ないけど、濃い関係の指名客が多いタイプです。好きな人は好きなセラピストでした。マニアック系ですね(笑)それというのも、私はとても繊細で色々考えてしまうので、お客のためならば、違う店を勧めるような人間でした。例えば、病院とか、接骨院とか。だってその方がいいじゃん。治るから。しかしそういうことをしていれば、人の役には立ちますが、儲かりません。それでは指名の数も上がらないわけですね。

 

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 本気で指名を取りたいのなら、お客を逃してはいけません。まず、疾患の疑いに気づかない、鈍感さが必要です。さらに、疑いを持ったとしても、それを無視できる無神経さ。そして、お客を信じ込ませられる、絶対の自信が必要です。半ば盲信するくらいが丁度いいと思います。これらは、私の性格上、私は一生出来ません。だから、指名の多いトップセラピストにはなれません。向き不向きがあると思います。

 

 

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現実はきれいごとじゃ済まない

 もし、この記事を、指名を取りたくて読んでいるセラピストがいたら、想像したことと違うかもしれません。思いやりのある接客、洗練された技術そういうものを想像している方は多いとおもいますが、残念ながら、世の中きれいごとだけじゃ無いんです。

 

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 指名というのは、自分の、個人の、欲望でしかないですよね。そのためには、こういうことも必要になってくると思います。何の気なしに指名をとりまくるセラピストっていうのは、こういうことが最初から出来ています。才能があるんですね。

 

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 ものごとには、向き不向きがありますから、自分はどういうセラピストになりたいかをよく考えることが大事だと思います。私は、大衆受けする、トップセラピストは出来ません。一生、どんなに努力しても、出来ません。仕方がないと思います。私は、病気や怪我の人に、正しいところへ行って欲しかった。そして、治してほしい、と本気で思っていました。あなたが来るべき場所はここでは無い、とたくさん言いました。それが、私がなりたいセラピストだったんです。

 

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ぜひ、指名をとることを考える前に、自分がどんなセラピストになりたいか、考えてみてください。優れた人には嫌でも必ず指名がつきます。

 

 

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 指名は確かに、周りと比べてしまったりして、悩みのタネになりますし、取れないと、自信を無くしてしまいます。でも、数は無くても、自分を好きになってくれたお客を、大事にできるセラピストは、優れていると思います。私はそういう人にみてもらいたいです。

 

 

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