ひとりのセラピストのひとりごと

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東洋医学基本講座その②

前期は東洋医学の治療の種類と、

基本ルールのうちの外邪、内生の邪、実証、虚証

について説明しました。

今回は、その続きで、

重要な基本ルールの説明をしていきます。

 

 

熱いと寒いも大事

風邪(かぜ)をひいた時、

熱くなったり、寒くなったり、しませんか?

だいたいの流れとしては、

悪寒がゾクゾクとしてから、

熱があがって、

汗をかいて、熱が下がる。

そういう感じだと思います。

病気には、熱い時と、寒い時があります。

これを、「寒熱〈かんねつ〉」と言います。

前回の記事で、

病気には、多すぎるためになる「実証〈じっしょう〉」と、

少なすぎるためになる「虚証〈きょしょう〉」

があると説明しました。

これらをまとめて「虚実〈きょじつ〉」と言います。

 

治療は、病気の性質をみて、決めていかないといけません。

病気の虚実〈きょじつ〉と、寒熱〈かんねつ〉を

一番だいじに考えて、これらを病気の性質として、

治療を決めていきます。

 

 

ここまでのまとめ

病気の原因には、外の環境「外邪〈がいじゃ〉」と、身体の中のトラブル「内生の邪〈ないせいのじゃ〉」がある。

病気の性質には、多い・少ないの「虚実」と、熱い・寒いの「寒熱」がある。

 

 

 

 

東洋医学・身体のしくみ

医療学校では、身体のしくみを勉強します。

現代医学では、この学問を「生理学」と呼びますが、

こういう身体のしくみの学問は、東洋医学にも出てきます。

 

身体の中には、血液が流れていますよね?

これを、東洋医学では「血〈けつ〉」と言います。

血〈けつ〉は、色々なものを運びます。

栄養とか、水分とか。

食べないと、元気って出ないですよね?

栄養は元気のもとになります。

元気があると、身体を動かせたり、心が明るくなりますよね。

元気は身体の中で、とてもだいじなものです。

これを東洋医学では、「気〈き〉」と呼びます。

血〈けつ〉の中を流れるものは、気〈き〉のほかに、

水分もあります。

身体の中は、潤っています。

人体の半分以上は、水だそうです。

この、身体の中の水分を、「津液〈しんえき〉」と言います。

身体の中で、私たちが生きるためにだいじなものは、

血〈けつ〉と、気〈き〉と、津液〈津液〉です。

 

人が病気のになるとき、

この3つのものがうまく働かなくなってしまって、病気になります。

なぜうまく働かなくなるかというと、

何かが多すぎたり(実証〈じっしょう〉)

何かが少なすぎたり(虚証〈きょしょう〉)

どこかが熱かったり(熱)

どこかが冷えていたり(寒)

するからです。

 

人は、3つのだいじなもののバランスを、

虚実、寒熱で悪くして、

病気になってしまいます。

 

 

生まれ持ったもの

だれでも、お父さんとお母さんの間に、子供として生まれてきます。

お父さんとお母さんに、顔や性格が似ていますよね。

それは、両親にもらった身体だからですね。

人は生きるために、両親から遺伝子を受け継いで、

ご飯を食べ、身体を成長させていきます。

この、両親から受け継いだ遺伝子のことを、

「先天の精〈せんてんのせい〉」と言います。

正確には、遺伝子のことを意味しているわけではないのですが、

受け継ぐ、という意味で、そんなイメージです。

身体を大きくし、活動するためにご飯を食べますよね。

これを、「後天の精〈こうてんのせい〉」と言います。

精〈せい〉は、気〈き〉、血〈けつ〉、津液〈しんえき〉

すべてのもとになります。

精から、この3つが作られるのです。

もし、両親にもらった先天の精〈せんてんのせい〉が少なかったら、

生まれつきの病気になってしまいます。

ご飯を食べられず、後天の精〈こうてんのせい〉が少なかったら、

足りないために、虚証になっていってしまいます。

精はすべてのみなもとで、とっても大事なものなのです。

 

 

ここまでのまとめ

身体には、気〈き〉、血〈けつ〉、津液〈しんえき〉の

3つの物質が流れている。

気・血・津液をつくるのは、精〈せい〉であり、

生まれつきの先天の精〈せんてんのせい〉と、

あとから補う後天の精〈こうてんのせい〉がある。

 

 

これはほんのイントロダクションですが、

東洋医学はこのような専門用語から始まります。

考え方も言葉も本当に難しく、

勉強するのが大変です。

またの機会に、具体的な病気を東洋医学で説明してみようと思います。