ひとりのセラピストのひとりごと

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東関東大震災、あれから6年。3.11地震について思うこと

 私は国際交流シェアハウスに住んでおりますが、地震があると、日本人はリビングに集まってニュースを見ています。アナウンサーが繰り返し、「津波が来ます。命を守るために逃げてください」と言っているのを見ると、色々思い出して涙が出そうです。私は幸い被災しませんでしたが、今回はあの日、2011年3月11日の、東関東大震災から、私が変わったことについてまとめてみます。

 

 

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震災の年に感じたこと

 2011年、3月11日、私は都内で一人暮らしをしていましたから、家で一人で地震に遭いました。隠れるところなんてなくて、とっても怖くて、眠れなくて、一晩中泣きながらニュースを見ていたことを覚えています。ニュースでは繰り返し、津波に街が流されていく映像が流れ、余震はひっきりなしで、怖くてしょうがなかったです。

 

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 次の日は電車が動いていなくて、翌々日、仕事へ行ったのですが、その帰りの夜、電車から東京の街を見ると、真っ暗でした。今もあの景色は忘れません。なぜ真っ暗だったかというと、停電などしていなかったのですが、発電所が被災し、大変なことになり、電気が足りてないというニュースを受けて、街の人たちが自主的に電気を消していたようでした。

 

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 あの真っ暗だった東京の街は、一生忘れない景色です。遠く離れた被災地に心を痛め、電気を消していたことは、日本はまだまだ捨てたもんじゃないな、と思いました。私は地震で家族を失った、とか友人を失った、とかそういうわけではないのですが、どうしても心の中にいつまでも残っています。私はあの地震を忘れることができません。

 

 

友達の話

 私は中学校から吹奏楽部でトランペットを吹いておりまして、社会人になっても吹奏楽団に所属していたことがあります。その時知り合った音楽のお友達に、3.11の年の、年末に久しぶりに会って飲んだのですが、その時の彼のお話が大変印象的でした。

 

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「ずっとプロのトランペッターになりたかったのに、好きでも無い営業職を続けていて、そんな時、地震が来た。たくさんの人が死んで、波が押し寄せるニュースを何度も見て、俺も明日死んでしまうかもしれないって思ったんだ。だからこんなことやっていてもしょうがないと思って、仕事をやめたんだけど、特に何もやる気が起きなくて、毎日ゲーセンでメダルゲームをしていた。1ヶ月経って、いや、メダルゲームなんかやってる場合違うな、って気づいて、プロやろうと思ったんだよ。まだ完全に食っていってるわけじゃないけど、夜はアルバイトしながら、プロやっているよ」

 

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 すごい。仕事を辞めてゲーセンっていうのがまた彼らしいというか、天才的というか。でも、始めて数ヶ月で仕事を得ているようでしたから、やはり才能のある方なんだと感動しました。一緒に吹いていても、とってもお上手でしたし、私とは全くレベルが違くて、導かれたのか、選んだのか、プロミュージシャンという道を歩んで行くのは大変納得です。今は疎遠になってしまいましたが、今でも、尊敬しています。

 

 

そして私も

 東関東大震災は、2011年でした。実は私がセラピストになったのも、2011年。地震を機に転職、という意識は全くありませんでしたが、なぜか転職しました。そして、医療に興味を持ちました。

 

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 私の中で、地震とセラピストが繋がっているかどうかはわからないのですが、できるだけ医療に貢献したい、日本に貢献したいと本気で思っています。学科として、人の命を直接預かることはありませんが、私にできる、医療をしたいです。人を救いたい。できるだけ多くの人を。

 

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 私の中で、あの震災がどこかで繋がっていて、街が消えるということ、命が無くなるということを気にしているのかもしれません。

 意識して転職したわけではありませんでしたが、今思えば、私も地震に人生を揺らされた1人であるかもしれないな、と感じます。

 

 

2017年、3月11日追記 

 今日は3月11日。あの震災から6年が経ちました。6年の歳月は日本を色々変化させ、また私自身も変化しました。6年前は医療のことなんてほとんど考えていなかった。でも6年が経ち、私は医学を学び、病院に勤め、こうして文章を書いています。みなさんにとって6年はどうだったでしょうか。

 

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 発電所が壊れて大変になったこと。たくさんの人が波に飲まれていったこと。街が消えてしまったこと。きっと6年で人生が大きく変わった人は多いのではないでしょうか。変わるというのは実に簡単で、あっけなく、突然やってきます。地震もそうでしたし、私自身の変化も。私の人生は、こうも変わった。今まだここに書けないこともありますが、私は6年で歳をとり、道を変えました。

 

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  地震については言葉で語ることができないのですが、あの揺れは、私の心を、人生を揺らしました。大きく、壊滅的に。日本が変わったように、私もある意味生まれ変わったのかもしれません。

 

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 また来るであろう地震が、どうか誰も傷つけておりませんように。

 どうか今日一日が、皆さんにとって普通でありますように。