ひとりのセラピストのひとりごと

ひとりのセラピストのひとりごと

ひとセラは、手に職つけたい人、つけた人の総合情報ブログ。

健康管理は、プロに診てもらう。人間ドック・健康検査のすすめ

人間ドックってご存知ですか?一通りの検査を受けて、病気を予防したり、早期治療を行う、というものです。会社や学校だと、定期的に健康検査がありますが、とても簡易的なもので、それだけでは判別できないものもあります。多忙な方、ダイエット中の方、中年の方は、意外と身体の調子まで自分でわからないものです。最近は人間ドックにも便利なツールがありますので、ご紹介してみようと思います。

f:id:mogemilk:20161211010019j:plain

人間ドックが必要な人

病院へ普段時々行くことが多い人というのは、改めて人間ドックを受ける必要はないと思います。病気では、見つかるのが遅れると治す事が難しくなるものがありますが、こういったものが見つかる多くの例は、普段病院へ行かない人だと思うのです。病院は、健康な人が行くところではありませんが、身体の状態を見て、病気にならないようにするというのは最も大切なことです。

私が思う、検査を受けたほうがいい方をまとめてみます。

 

ストレスの多い人

ストレスは大事なもので、一定量は生きるために必要です。ところが、現代の社会人ではこれが多すぎる方がたくさんおられます。イライラしたり、がまんすることが多かったりすると、ストレスが多い、という状況です。ストレスがあると、身体は対抗するために、色々な作用をします。

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

「闘争か逃走か」という比ゆが非常に有名なのですが、戦うとき、人は興奮していますよね。目が血走ったり、心臓がどきどきしたりします。身体は、ストレスが多い状態というのは、戦うときと同じ状態になっているのです。この状態が継続すると、病気の原因になることがあります。具体的なリスクとしては、動脈硬化症や、脳血管障害、心臓疾患などです。いづれも年齢が若ければ病気になりにくいですが、中年以降は気をつける必要があります。ストレスの量にもよりますが、30台後半くらいから、検査を一度は受けたほうがいいでしょう。

 

中年の人

 ヒトは、20歳で身体が完全になり、そこからはゆっくりと衰退していくようになっています。自然界(つまり、ジャングルで暮らしていた原始人のような生活)の生物的な寿命はだいたい50歳くらいだと考えられていますが、豊かな現代日本は長寿の方が多いですね。80歳になってもお元気な方が非常に多いです。ところが身体は20歳からゆるやかに機能が下がっていますから、生活習慣で下がり方は抑えられることができる、というわけです。

 

f:id:mogemilk:20161211004719p:plain

 

 ヒトの身体は、中年くらいになってくると、筋肉が落ちてきたり、血圧が上がったりと、変化が大きくなってきます。男女問わず、身体は見えないところで、以前と違うようになっていっているわけですね。これを見る検査、というのは非常に大事なことであると思います。「若くないから無理ができない」と言う方は非常に多いですが、体調管理するために検査を受けに行く方は少ないという印象です。

 

女性

 女性は年齢で身体が大きく変化します。それはホルモンのバランスが大きく変化するからです。もっとも大きな変化としては、月経があります。初潮と閉経は、身体がとても変化する一大イベントです。こういうリズムは自然の現象で、操作することはできません。しかし、その変化というのは月経以外は目で見ることができないわけです。これを検査で知るのは大変重要なことです。女性特有の病気もありますよね。身体を見られるのは抵抗がある、という方も多いと思いますが、最近は女性専用クリニックもありますので、安心して検診できる環境が整っています。

 

ダイエット中の人

以外と盲点だと思うのは、ダイエット中の方です。体重の変化というのは、身体には大変な事件です。ダイエットに失敗して病気になってしまう方もおられます。食事を制限すると、免疫が落ちて風邪を引きやすくなることもあります。やり方を間違えれば体調を崩す原因になりかねないのです。

 

f:id:mogemilk:20161211004316p:plain

 

 ダイエットは自分で始めることができますが、どこまで身体に無理の無いダイエットが一人でできるか、というのは大変難しい問題です。医学的な知識がとても大切ですから、医学のプロの意見を求めるということも必要だと思います。検査すれば、今のダイエットが正しいか、あとどれくらいダイエットが必要なのかということがハッキリとわかります。私は、ダイエットを一人でやっている方は、一度検査を受けるべきだと思います。

 

人間ドックの受け方

 人間ドックは、専用のクリニックが行うことが多いです。総合病院でもやってなくはないのですが、一般の外来患者さんで混んでいますから、予約制で、内装もきれいな専用クリニックがおすすめです。基礎検査のほかに、専用のコースがあります。たとえば消化器(胃腸などのこと)、循環器(心臓や血管のこと)、泌尿器(腎臓や膀胱のこと)などがあり、もしご家族に多い病気があったら、そこをプラスで見てもらう、ということができるようになっています。

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 ただし検診の内容はクリニックによって違いますから、予約時によく説明を聞いて決めていただくことが良いと思います。その際には、自分が抱える不安も必ずお話になって下さい。たとえば、上記にありますように、ストレスが多い、ダイエットをしているなど。あるいは、家族に心臓疾患が多い、などです。詳しくは問診されますが、対応してくれるようなら最初に少し話してしまうのも良いと思います。

 

クリニックの探し方

 専用クリニックと聞くと、ぴんとこないかもしれません。近くの大きな病院をご存知な方は非常に多いですが、人間ドック用のクリニックは、行った事がない方はほとんど知らないと思います。

 住んでいるところや、予算に応じて、クリニックを選べたら便利ですよね?最近はインターネットでも予約ができるようになりました。

 

  

インターネットサイトで予約ができる

 人間ドック専用クリニックの検索サイトがあります。お住まいの地域、受けたい検査ごとに検索項目がありますから、一番近くの専門クリニックを探すことが出来ます。さらに、予算設定ができるというのも魅力です。

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 検診はクリニックが金額を決めていることもあり、医院によってバラバラです。たとえば、消化器の検査でも、胃カメラを使うところ、レントゲンを撮るところ、どちらもやるところで値段が大きく変わってきます。基礎検査の血液検査でも、調べるものが多いと値段が違ってきますから、医院の方向性によって値段も変わってくるわけです。

 

安ければいい、高ければいい、というわけではなくて、自分の不安に合った検査をやってもらえるということが最も大切です。

 

 インターネットでは受けたい検査で検索を絞ることができますから、やみくもに探すよりも、効率よく自分に合った検査クリニックを探すことができます。女性専用のレディースドック、男性専用のメンズドックもあります。特に生殖器などの性別特有の検査は、話しにくいと感じる方も多く、病院へ行くこと自体が難しい方もおられます。しかし、専用の医院であれば、スタッフも熟知しており、対応がしっかりしていて安心です。

 

f:id:mogemilk:20161211004316p:plain

 

 中年以降には身体に変化が大きいと、上述しましたが、とくに生殖器は変化する臓器です。男性であれば前立腺の肥大というものがかなりの割合で起きますし、女性は卵巣や子宮の変化が激しいです。一度見てもらう、というのは大変必要な経験であると言えます。

 

 

人間ドックを受けるまでの流れ

 インターネットで検索し、行きやすいクリニックを見つけたら、そのままサイトから予約できるようになっています。検査にはオプションもありますから、必要に応じて検査を追加することもありますが、それは予約後に、来院してから詳しく聞いて下さい。来院時にはどんなサイトを見たか、きちんと伝えましょう。

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 予約したら、時間厳守です。医療検査は大規模で精密ですから、正しく測るために必要な準備や時間があります。他の患者さんの予約もありますので、無断で時間に遅れてしまうと、検査自体が出来なくなる恐れがあります。他の方のためにも、時間は必ず守りましょう。それから、中には医師の指導のある検査もあります。これは検査後の体調管理のために重要ですから、医師の指導も必ず守りましょう。

 

 

f:id:mogemilk:20161211010321j:plain

 

検査項目と料金

大規模な検査を簡単にご紹介してみます。料金については、医院・コースによってまるで違いますから、あくまで参考程度にしてください。

 

胃カメラ・大腸カメラ

 身体にケーブル状の「内視鏡」というカメラを挿入して、直接内臓を見る、という検査です。胃カメラは口や鼻から、大腸カメラは肛門から挿入します。以前は苦痛を伴う検査でしたが、最近は鎮静剤を打って行うことが多く、眠っている間に終わってしまうような検査です。胃カメラはカメラの技術が発達し、鼻から挿入することが普及しました。

 

f:id:mogemilk:20161211004316p:plain

 

 私は今年大腸カメラを行いましたが、鎮静剤が効いて、ぼうっとしている間に終わっていました。金額ですが、単独で検査していることはほとんど無いようです。なので医院、コースによりますが、1~3万円くらいで検査できます。

 

レントゲン・CT検査

 一度は誰でも撮ったことがあるのではないでしょうか。X線という放射線を利用して、身体の中身を移すという検査です。すぐに終わるので便利な検査です。胃の検査をするときは、バリウムという造影剤(きれいに撮れるようにする薬)と、胃を膨らますために炭酸を飲みます。バリウムは重く飲みにくいものでしたが、最近は味がついたものが普及し、飲みやすくなりました。・・・それでもおいしいものではないと思うのですが(笑)

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 このレントゲンと同じX線を利用した検査が、CTです。円形の撮影機の中に入り、身体を色々な角度から撮ります。これらに使われるX線は人体に有害な放射線のひとつです。とても微量なので、レントゲンで病気になることはほぼ無いのですが、妊婦さんなどレントゲン検査を受けられない方もいます。こちらも内視鏡とおなじで、単独の検査は無いようです。金額は1~3万円くらい。

 

 

MRI検査

 MRは特殊な電波で身体の中をとる技術です。これはX線を利用していませんので、妊婦さんも撮ることができます。CTのような、円形の撮影機の中に入っていき、写真を撮るのですが、X線の検査よりも、かなり時間がかかります。

 

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 それから、磁力を利用しているので、ペースメーカーや人工関節など、身体の中に金属が入っている人は利用することができません。ネックレスや指輪などの装飾品をすべてはずして検査します。この磁力はかなり強力で、もし携帯電話やクレジットカードなどを誤って持ったまま検査室に入ったら、金属は撮影機に吸いつけられてしまいますし、カード類は一瞬で壊れてしまいます。

 

f:id:mogemilk:20161211004316p:plain

 

 特徴的なのが、撮影機の放つ音です。かなりの大音量で、耳栓をして撮影します。私は過去2回撮影しましたが、好きになれません・・・(笑)時間もかかる検査なので、問診の際、閉所恐怖症などが無いかの確認をされることになります。金額は3~5万円くらい。

 

関連記事

www.tenishoku-serapisuto.net

 

 

PET検査

 こちらはガンの検査によく使われるもので、レントゲンやCTと同じく、放射線を利用しています。ガンには健康な身体には無いような「目印」があって、造影剤をいれて、その目印を探す、という検査です。私はやったことが無いのですが、安静など時間のかかる検査だそうで、体調管理がややあります。小さなガンを見つけるのには優れた検査だそうなので、もし家族にガンの方が多く、年齢が中年であれば、一度受けてみたほうが良い検査でしょう。金額は大体10万円前後が相場だそうです。

 

 

ご自身と、ご家族のために

f:id:mogemilk:20161205092607j:plain

 

 検査には共通して安静や絶食の必要なものもあります。たとえば、胃カメラ検査を受けるとき、食べ物がたくさん胃の中に入っていたら、うまく見ることができませんね。なので、医師の指導に従う必要があります。

 

f:id:mogemilk:20161211004316p:plain

 

 こうならべてみますと、大変な労力のかかるように感じますが、そのすべてが、自分の身体に向き合っている時間です。現代の忙しい日本人は、あまりにそういう時間が無さ過ぎる。そのために病気が見つかったとき、もう手遅れだった、なんていうこともありますね。

 

f:id:mogemilk:20161211004818p:plain

 

 忙しければ忙しいほど、大変であれば大変であるほど、一度でいいですから、自分の身体を見つめるために、ぜひ検査を受けてください。身体はひとつしかありません。命もたったひとつ。人生は一回限りです。人は身体を消費して、消耗して生きています。どうかご自分を大事になさって、健やかにお過ごしくださいね。