ひとりのセラピストのひとりごと

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プライドが高いことにメリットはない。不要なプライドが多すぎる

 プライド、自尊心、見栄、持っていますか?誰しも少なからずそういった自己愛は持っています。これは生まれつき高い人もいれば、低い人もいますが、年齢に応じて増えていくものですね。男女差もあります。一般に男性の方が、自尊心が高く、名誉を傷つけられた時、トラブルになるケースも存在しています。そのプライド、本当に必要でしょうか。今回は不要なプライドは削除すべき、こんなお話です。

 

 

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プライドとは

 プライドとは直訳すると自尊心。自分が他人より優っている、という感情です。世の中を見ていると、このプライドの量は人によって様々。足りない人もいれば、多すぎる人もいます。そしてその人の経験に関わらず、年をとると、自然に量が増えるようです。

 

良いプライド、悪いプライド

 プライドには良いものと悪いものがあります。良いものとは、根拠のある自信です。自分が努力したことや、結果を出せたことを経験則とし、同じことであれば、次もきっと上手くできるというポジティブな予測ですね。根拠がありますから、なかなか人に傷つけられるものではありません。他人がどう言おうと、自分の中では成功するプロセスがあるので、それほど気にならないと思います。

 

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 悪いプライドとは、過去の栄光です。学生の時は優秀だったとか、後輩に尊敬されていたとか、親がお金持ちだったとか。昔良い印象だった思い出から、自信を持っています。しかし、これから行う全く関係のない事にも、その自信が適用されてしまい、根拠の無い自信となってしまいます。

 この自信は非常に不安定で、第三者に否定されると、簡単に覆ってしまいます。ですから、この種のプライドはトラブルの元になりやすいと言えます。

 

 

悪いプライドは人の成長を妨げる

 悪いプライドは、過去の栄光からくる自信です。例えば、学生の時、成績が1番だったとしても、会社で就職した時に、営業成績が1位になるとは限りません。勉強と営業は全く違うことです。

 勉強は記憶力が重要ですが、営業は人と話すコミュニケーション能力が重要になってきます。勉強ができれば、営業ができるということではありません。ですから、勉強でつちかった自信は、営業には適用されないことになります。

 

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 ところが、「プライドの好きな人」は、勉強で得た自信を、全てのことに適用してしまいます。自信があるので、関係のないものまで、根拠のない自信を持ってしまいます。「自分は何をやっても他人に負けない」「自分は正しい」と思い込んでしまっているので、他人に負けた時、自分の力不足であることが理解できません。そして自分を負かした他人を妬む、ということになります。

 

 

人生の中でのプライドの発生

 このように悪いプライドをまとめてみると、とても特殊な例のように思えますが、これは誰にでも当てはまることであると思います。年をとれば、いやでもこのような状態は少なからず得ていってしまいます。時々、レアケースとして、年をとってからでも学びたい、と退職後に学校へ通うような方もおられますが、非常にまれです。普通は、年をとると、人に頭を下げることがだんだん難しくなるでしょう。

 

高齢者になるとプライドが高くなる

 私はまだ30代ですし、学生という立場ですので、人に頭を下げることは非常に多く、そこにストレスを感じません。ですから、年配者の方の気持ちはまだわからないのですが、日本には「年配者を敬う」という言葉があります。

 「年をとった人は、偉い」という文化です。それは人生の先輩であり、生きるすべを知っているという意味では尊敬すべき立場でありますが、「長く生きた」ということが自信になっていますので、新しい何かを始めることにも、その自信が適用されてしまいます。

 ですから、自信がある割に、上手くいかないということがあるはずです。 年配者のエネルギーがある方で、あまり人に習わないような方は、こういう不具合を避けているように思えます。

 

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 長く生きると自信になるということは、全ての人がプライドを得ることは自然なことであると言えますね。これは生きるということにおいて、普通なことであり、善良な感覚であると言えます。生きることに自信があることは、素晴らしいことです。

 

 

悪いプライドを持たないために

 障害やトラブルになり得るのは、比較的若い方の、悪いプライドです。過去の栄光からくる、根拠のないプライド。これは時にトラブルになります。数字上の話ですが、犯罪心理学において、特に男性は、プライドを傷つけられたという理由での殺人が多いそうです。

 他人を殺してしまうほどプライドが大切な方がいる。それは本当に大事なものでしょうか?

 

自分より優れた人はたくさんいる

 例えば学生の時に成績が1番だったとして、全国的に見たら何番だったでしょうか。世界的に見たら何番だったでしょうか。たぶん、1番では無いと思います。あるいは、勉強は得意だったけれど、運動はどうだったか。異性にモテたかどうか。きっと全てにおいて優れている人というのは極めてまれでしょう。

 つまり、自分より能力の高い人は、非常に多いのです。1番になったからといって、1番であることに慢心せず、常に自分より優れた人を意識することで、悪いプライドは捨てられます。これは自分の確実な成長にもなりますので、とても良いことです。

 

人を妬む気持ちに気づく

 しかしもしすでに悪いプライドを持ってしまって、人を妬む気持ちがあるのなら、まずはその自分に気づくことが大事です。自分は負けず嫌いかどうか。負けた時、人を妬んでいるかどうか。何をもって、自分は負けたと感じているかどうか。 

 

 人間は本能的に、他人に優っていたいと思う気持ちが少なからずあります。それは生物として必要なことなのです。しかし、それがネガティブに、他人を憎んだり、妬んだりする気持ちであるかどうか、立ち止まって考える必要があると思います。そして、自分より優れている人がいたら、尊敬すべきなのです。

 難しいところですが、自分の感情を考えると、何か発見があります。まずは気づくことが始まりだと思います。

 

 

 何かをし続けると、「長く続けた」ということでプライドが生まれます。でも、それは「結果が出せる」ということではありません。自信も、分析して、本当に自分が確実にできることを考えると、良い結果を残しやすくなりますし、何より失敗を防げるようになります。

 人はどうしても失敗します。失敗とは、起きるべきして起こっている。常に優れた人を意識して、時に失敗しながら、成長し続けたいと思っています。