ひとりのセラピストのひとりごと

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超おもしろオモチャ・MRIについて

 MRIはご存知でしょうか。病院にある、身体の中を調べる大きな機械です。脳や、関節の中など、レントゲンで見にくいものを見るのに便利な機械ですが、大変な設備が必要で、とても維持が大変なものです。ですから、基本的には大きな病院にしかありません。MRIは検査だけでなく、研究にも使われていて、脳科学の文献に実験としてよく登場します。私はこのMRIが大好き。今回は、このMRIのいろいろについて。

 

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MRIとは

 MRIは「Magnetic Resonance Imaging」の略です。日本語では磁気共鳴画像と言います。レントゲンはX線という特殊な光を使って身体の中を透かして見ていますが、MRIは光を使いません。電波のひとつである、「ラジオ波」と「強い磁気」を使って、身体の中の原子を捉えているというのが概要なのですが、大変複雑なしくみで画像化していて、そのしくみを理解するのは専門の工学部を卒業したかなり有能な方でないと難しいという意見があります。私もさっぱりわかりませんでした(笑)

 

MRIの長所

 とにかくMRIはX線を使っていませんから、放射線の被曝の心配がありません。ですので、妊婦さんや何度も検査が必要な患者さんでも、比較的安全に検査することができます。さらに、造影剤などを用いて、より鮮明に身体の中を見ることができ、リアルタイムで血流の変化などを調べられますので、脳などの研究に多大な貢献をしています。

 

MRIの欠点

 ところが優れたものにはやはり欠点もあって、MRIは安全面は優れているものの、撮影に技術が必要で、さらに、少々時間がかかります。患者さんは撮影時間の間、10分〜15分くらいの時間、じっとしていなければいけなくて、少々骨が折れます。さらに、しくみ上、機械からは大きな音が出ます。その音が、機械が動くような音ではなくて、工事現場のようなものすごい騒音です。

 

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 撮影の仕方によって音が変わるようなのですが、ブザーのような音であったり、ドリルのような音であったりします。ですから、患者さんは耳栓をして撮影するのですが、小さなお子さんや、高齢者の方、閉所恐怖症の方はやはり恐怖感があり、時に麻酔を用いたり、最悪は撮影を断念することもあるようです。

 

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 上記にもありますが、強い磁力を使います。ですから、もしスイカとか、クレジットカードのような磁気カードや、携帯電話などを持って入ってしまうと、一瞬で壊れてしまいます。金属類を持って入ってしまうと、MRIの機械にベタッとくっついてしまいますし、機械を停止するまで取ることができません。

 

とても高い!

 MRIの機械は大変なしくみで動いていますから、起動・停止もとっても大変です。一度止めてしまうと、再起動までに1週間かかる上に、維持費も大変高額で、ものすごいお金がかかるそうです。機械自体も地方自治体のちょっとした予算くらいですし、再起動では家が建つとか建たないとか。恐ろしいですね((((;゚Д゚)))))))

 

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 MRIはここ2〜30年くらいの最新技術です。いつの時代なのかは分からないのですが、ある大学の教授の先生の文献には、誤って車椅子をMRI部屋に入れてしまい、椅子が機械についたままになっているのを見た、なんてことが書いてありました。それだけ強い磁力が出ているんですね。うーん、不思議。電気代もすごそう!

 

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利用研究

 MRIの技術は脳の血流を調べる時に使われます。脳には「機能局在」と言って、考える時に使う場所が、決まっているのです。例えば、勉強の時はここ、好きな人の時はここ、というふうに。今までは頭に大怪我をしてしまって脳の一部が無くなってしまった人に協力してもらって、脳の何がどこにあるかを研究していたのですが、MRIができてからは、健康な人でも脳の中を見ることができるようになったので、偉大な貢献となりました。

 

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おもしろ文献

 脳の研究は大好きで、色々な本を読んでいるのですが、おもしろいな、と思ったのは、チベット仏教の僧侶の瞑想の時、頭の中はどうなっているのだろう、と調べた人がいます。瞑想は、訓練された人しかできない状態があるそうなのですが、チベットの僧侶をMRIの技術で調べてみたら、リラックスと集中が同時に起きている、不思議な状態だったそうです。宇宙の真理も見えそうかも?

 

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 脳の、前頭葉という場所は、人の理性になるような場所なのだそうです。ここが壊れてしまうと、自分勝手になったり、暴れたり、犯罪のようなことをしても何とも思わなかったりするそうです。大怪我で前頭葉の一部が壊れてしまった人がいて、その患者さんを調べた文献がありました。怪我の前は、とてもマジメで、奥さんを大切にする人だったそうなのです。ところが、怪我のあとは、浮気ばっかりして、バレてもヘラヘラしているような人になってしまったとか。

 

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 その患者さん曰く、「悪びれる気持ちが無くなってしまった」そうなのです。うーん、浮気性の人は、ひょっとしたら前頭葉のトレーニングで、治るかもしれませんね(笑)

 脳を調べるのは、MRIの技術だけでなく、脳から出る電気を捉える、「脳波測定」とか、他にも色々あるそうなのですが、実際に考えている人の脳の中を視覚的に見れるというのは、なんといいますが、とっても面白いものを作ったなあと思いますw

 

 

検査結果なんでも早わかり事典

 

 

MRI検査を受けた話

 私は体調不良で1年間、病院へ検査をしに通っていたことがあります。結果的には問題が無かったのですが、難解な症状が出ましたので、MRIを2回ほど撮りました。初めて見るMRIは、あなぐらのようで、音も大きく、とっても怖かったのですが、その後色々調べるにつれ、うーん、私の勉強中の頭の中も見てみたいと、興味深々になりました(笑)

 

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 検査は10分〜15分で、その間全く動いてはいけませんので、結構しんどいです。耳栓をつけているとはいえ、音は猛烈に聞こえてきますし、磁気の関係なのか?なんだかゾワゾワする感覚があります。人によるそうなのですが、私は終わった時ふらふらするので、少し休むことが必要でした。でも、この感覚は個人差があるようです。

 

スーパーマシンMRI

 怪我や病気の疑いがないと、なかなかMRIを見る機会はありませんが、最新のハイテク技術は、実に進化しています。人間ドックなどでも検査を受けることは出来て、被曝の心配がありませんので、ご興味のある方は、健康診断がてら、MRIを体験してみてはいかがでしょうか。本当にすごい技術です。これから、さらなる医学の発展を期待しています。