ひとりのセラピストのひとりごと

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日本人に多い病気。動脈硬化って何がアブナイ?

 「生活習慣病」とか、「動脈硬化」とか、テレビなどでよく耳にする言葉です。悪い、悪いと言われても、何が悪いかピンとこないですよね。今回は、動脈硬化の何がいけないか、どうするとなってしまうか、というお話をしてみます。

 

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血管が硬くなる?

 動脈硬化は読んで字のごとく、血管が硬くなってしまう病気です。動脈硬化になったからと言って、入院するとか、治療するということはあまりありませんし、誰でも、年をとればある程度、血管は硬くなっていきます。でも、硬くなるスピードが速かったり、硬くなってはいけないところが硬くなってしまうと、命に関わる病気が起きることがあるのです。

 

血管のしくみ

 血管は柔らかくてしっかりとした、ゴムホースのようなものです。太さは様々で、一番太いのは、心臓から出て行く「大動脈」という血管です。とってもしなやかで、丈夫にできています。一番細いのは、内臓の細かい部分や、指先などにある「毛細血管」です。目で見えないほど細くなっていて、細胞に栄養を送っています。

 

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 血管には心臓から血液を送る「行き専用血管」と、「帰り専用血管」があります。行き専用は、「動脈」と言われ、帰り専用は、「静脈」と言われます。行きと帰りで違う道を通って、心臓に戻ってくるしくみです。そのため、中の血液の色も、行きと帰りで少し違います。行きは栄養が入っている綺麗な血液で、鮮やかな色をしていますが、帰りは栄養が少なくなっているので、暗い赤色になっています。

 

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 血管は血液を通す「くだ」なので、破けてしまっては大変です。太く、血液の勢いの良い場所ほど、破けてしまったら大変ですから、より丈夫にできています。心臓に近い大きな動脈、「大動脈」は、心臓からの勢いの良い血液を流しますので、とっても丈夫です。丈夫と言っても、柔らかさがあって、衝撃を吸収したり、逃したりできるようになっています。

 

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 そんなしなやかな、丈夫な血管が硬くなってしまうと、ヒビが入ったり、割れたりしてしまいます。これが動脈硬化です。もし壊れてしまうと、場所によってはすぐに命を落としてしまうことにもなります。

 

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血管が硬くなるしくみ

 では、そんなしなやかな動脈は、どうして硬くなるのでしょうか。

 血管の中には、血の他に、栄養や水も一緒に流れています。栄養も水も、血に混ざりあっていて、とてもサラサラとしています。もしこの血の中に、何かが増えてしまうと、ものが多すぎて流れにくくなってしまいます。動脈硬化では、脂肪やコレステロールという栄養が増えすぎてしまうと、血液がドロドロとして、流れにくくなることが原因の一つとしてあります。

 

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 脂肪やコレステロールは、身体の中でとっても大事な働きをしています。ですから、食べなければいけないものですが、現代日本の食生活の中では、たくさん含まれるようになり、食べすぎることが多くなりました。脂肪やコレステロールは脂っぽいものに含まれています。からあげ、とんかつ、ぎゅうどん、カルボナーラパスタ、パンに塗るマーガリン、バター、ポテトチップス、ハンバーガー・・・。

 お腹が空いてきました(笑)

 

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 こういった脂肪やコレステロールがたくさん流れた血が、ずっと血管の中を流れていると、だんだんと脂肪やコレステロールが血管の壁にくっついてしまいます。「油」は液体なので、イメージがわかないかもしれませんが、壁にくっついてしまった脂肪などは、取れないで残ってしまい、固まってくっついたままになります。

 

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 いらないものが固まってくっついたままになり、さらに新しいいらないものがくっついて、固まり・・・これを繰り返しているうちに、血管まで硬くなってしまいます。しかも、いらないものがたくさんくっついていますから、細い血管だと、ふさがってしまいます。くっついて、固まりを繰り返し、血管の中が細くなったり、硬くなったりすることが、動脈硬化と言われる現象です。

 

血管が硬くなるとどうなる?

 血管が硬くなると、衝撃がきた時に、そのまま割れてしまうことがあります。それから、もしくっついたものが血管の中を塞いでしまったら、血液が流れなくなってしまいます。こうなると、その割れたり、塞がったりした先にあるところには、栄養が運べなくなってしまいます。栄養がもらえない場所は、働かなくなってしまいますから、色々な悪いことが起きるのです。だから、動脈硬化は悪い、と言われています。

 

 

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動脈硬化による病気

 栄養が運べないことで壊れてしまう場所によって、病気の名前も変わります。たとえば、心臓で起きれば、「心筋梗塞」と言いますし、脳で起きれば、「脳梗塞」と言います。「梗塞」とは、「梗(硬い芯が)塞(塞がる、ふさがる)」ということを意味しています。少し難しい漢字ですが、ものがつまってしまう、という意味です。

 

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心筋梗塞

 心臓は筋肉で出来ています。筋肉がのびたり、ちぢんだりすることで、血液をおくりだすポンプの機能をしているのですが、血を送り出す心臓も、自分で送り出した血の栄養を使っています。心筋梗塞は、心臓が自分用に血液を送るために持っている血管がつまることにより、心臓の栄養が無くなって、筋肉が壊れてしまう病気です。

 

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 心臓の筋肉は、一度壊れるともう元に戻りません。壊れて減ってしまったら、少ないまま、心臓は一生働かなければいけないのです。もし詰まり方がひどくて、心臓の筋肉の全部が壊れてしまったら、生きることはできません。心筋梗塞が大変な病気であるのは、壊れたら元に戻らないからなのです。

 

脳梗塞

 脳もまた、壊れたら元に戻らないものの一つです。脳は心臓と同じで、とても仕事の多い場所です。身体のすべてに命令を出しています。それは、命がある限り、働き続けるところです。栄養もとても重要で、脳にはたくさんの細い血管があります。もしこれが壊れたり、詰まったりして脳に栄養が行かなくなると、命令を出せなくなってしまいますから、身体を上手く動かせなくなってしまいます。

 

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 脳は生命の維持装置でもありますから、それに関わるところが詰まれば、生きることができなくなります。命が助かったとしても、みんながそうしているように働いたり、自分で生活したり、人と話すということが出来なくなってしまうことがあります。そして、一度壊れてしまうと、元に戻らないのです。

 

腎臓

 腎臓は、おしっこを作るところですが、いらないものを「ろ過」して、おしっこをつくっているのです。もちろん、この腎臓の働きも、血液から栄養をもらっています。ろ過装置自体も血管になっていて、目では見えない、とてもとても細いものです。こういうところが詰まってしまえば、腎臓はろ過が出来なくなります。そうなると、いらないものが捨てられませんから、それが毒になって、命の危険になるのです。

 

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 もし腎臓が壊れてしまったら、自分でろ過を出来なくなりますから、病院で、血液をろ過して、毒を外に出すことをしなければいけません。これが「透析」です。透析は、2日に1度くらいやらなければいけなくて、もし間を開けてしまうと、たちまち命が危険にさらされます。2日に1度、必ず病院に行くというのは、とても不便なことで、お仕事や遊びにも制限が出てしまいます。

 

 

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このように、動脈硬化はこういった血管が詰まってしまうための病気の原因になりますから、気を付けなければならないものの一つです。気を付けていれば、普通の人であれば、血管が詰まるほどのことまでにはなりません。

 

 

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動脈硬化の予防

 動脈硬化の病気は、普通の人ならば脂肪を控えることで予防できます。たとえば、「昨日は家系ラーメンを食べたから、今日は日本そばにしよう」とか、「お昼にハンバーガーを食べたから、夜は焼き魚にしよう」とか、食べすぎることに気をつければいいのです。

 好きな食べ物をやめることは、とても辛いことです。無理が生じて、もっと食べてしまうことがありますよね。ですからやめるのではなく、頻度を落とすことが大事であると思います。

 

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「 脂肪を控えるなら、ご飯をたくさん食べる!」という方もいるかもしれませんが、ご飯・パンなどに含まれる「炭水化物」は、身体の中にたくさんあると、脂肪に変えられて、蓄えられます。食べる時は炭水化物でも、身体の中で脂肪になってしまうのです。ですから、量も重要。「腹八分目」という言葉が古くからありますが、昔の方はこういう科学的なことを知らないのに、健康の秘訣を知っていたのですね。

 

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 動脈硬化の危険が高い人は、多くの場合は見た目でわかります。それは、「肥満」です。食べすぎると、身体は大きくなります。これが「太る」ということですね。太っているということは、食べ過ぎていることが多いでしょう。ですから、余計に食べない、運動をして脂肪を減らす、ということが大事なのです。

 

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 しかしそうはいっても忙しいと自炊することが難しいですよね。コレステロールは食事の質ももちろん大事ですが、その体調管理には植物の酵素がサポートしてくれます。研究が発達し、良い健康食品も出ていますので、コレステロールの気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

 

 

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動脈硬化、どうしたらわかる?

 太っていない人、食べ過ぎていない人でも、体質によって、動脈硬化しやすい場合があります。そういう方は、見た目でわかりませんから、検査によって判明することが多いです。「自分は食べ過ぎかもしれないけど、このくらいなら大丈夫かな?」という方も、気になるのであれば、一度調べてみるといいでしょう。

 

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 動脈硬化の危険は、健康診断である程度調べることができますが、健康診断を普段受けない方や、頻度が少ないと感じている方、もっと詳しく調べてみたい方は、人間ドックなどを行う病院で調べることができます。最近の病院、クリニックはネットで予約できたり、ポイントが付くなど、サービスが充実しているところも多いです。気になるのであれば、一度調べてみるのはいかがでしょうか。

 

参考記事

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 よく耳にする「動脈硬化」という言葉ですが、何がいけないのか、どうなってしまうのかを知ると、「変えないといけないな」とか、「気をつけよう」という気持ちになりますよね。ただこわいこわいと耳をふさぐより、予防できるものなのですから、調べて、必要であれば検査を受けて、安心して生活して頂ければと思います。