ひとりのセラピストのひとりごと

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幸せになるスイッチは誰でも持っている。DNAに隠された可能性

 私はよく本を読むのですが、最近読んだのが遺伝子工学の先生の本。難しそうなタイトルだったのですが、内容としては「がんばれば何とかなる!」という自己啓発的な自伝でした。これが大変良かったので、ご紹介します。

 

 

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 今回参考にした本はこちらです。

 

〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)

〔文庫〕生命の暗号 (サンマーク文庫)

 

 おお、めっちゃ難しそうなタイトル!それもそのはず、この先生は高血圧の原因を世界的に解明した先生の一人です。人間の身体は、「神経」と「ホルモン」という二つの命令系統があります。いつも高血圧の人には、ホルモンが深く関係していて、村上先生は、世界で始めて高血圧に大きく関係するホルモンのひとつを脳から見つけた科学者です。そのしくみはとてもむずかしいのですが、この本には村上先生のポジティブな考え方、行動の仕方が描いてあり、タイトルからはわかりませんが、遺伝子の本というよりは、自己啓発本という感じです。

 

遺伝子にはきっと、ポジティブのスイッチがある

 遺伝子という生物の設計図は、近代に見つかったもので、その研究の歴史は浅いものです。詳しい遺伝子のしくみについてはここでは控えますが、遺伝子は身体の設計図が暗号になっています。その暗号を解読するために、世界中で研究が行われました。

 

人間の設計図の解読

 中でも画期的だったのは、「ヒトゲノムプロジェクト」という計画です。これは、人間の遺伝子の暗号を解読する、という計画。始まった当初は何十年もかかるだろうと言われていましたが、たったの15年で全部解読してしまいました。研究者たちは思ったよりも早く終わったので、すごいすごい!と一時は大騒ぎであったようです。

 

解読してわかったこと

 ところが解読の研究スタッフは、思ったよりも速く終わってもあまり喜ばなかったようです。なぜかというと、遺伝子を解読できて、わかったことがあったから。それは、「解読できても、何も出来ない」ということがわかったからです。違う文献でしたが、このような比ゆをしていました。

「ホワイトハウスのデスクランプのスイッチが押せても、アメリカを動かすことはできない」

 

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 暗号が解読できたら、人間がゼロから生命を作り出せるのではないか、という期待もあったのに、そんなことは到底できない、ということがわかりました。だから、研究していた人たちはちょっとがっかりした。しかし、この計画の完成は遺伝子研究の大きな躍進となりました。思ったよりは何にもならなかったけど、でも役には立った!と言ったところでしょうか。

 

スイッチとは

 遺伝子はスイッチになっています。上述の比ゆ表現でも、「デスクランプのスイッチ」と言っていましたね。人間は多細胞生物ですが、60兆個あると言われるその細胞ひとつひとつに、全く同じ設計図が入っています。ところが、目は足にならないし、手は心臓になりません。同じ設計図なのに。

 

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 これはなぜかというと、設計図のなかで、いらない部分は全部「オフ」になっているのです。目の場所にある細胞は、設計図の目のところだけが「オン」になり、あとは全部「オフ」になっている。だから目は目にしかならないそうなのです。

 

幸せのスイッチもある?

 著者の村上先生は、ヒトの精神的なことも、遺伝子のスイッチが関係している、という意見を述べています。どういうことかというと、今までぜんぜん勉強をしなかった男の子が、恋をしたとたん人が変わったように勉強を始め、成績が一番になったとか、それまでバリバリ仕事をしていた人が、失恋したとたん、会社を休むようになったとか。

 

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 このような精神的な現象も、ひょっとしたら遺伝子のスイッチがオンになったり、オフになったりして、作用しているのではないか、というのが村上先生の意見です。

 遺伝子の研究はまだまだ始まったばかりで、本当のところはわかりません。そんなのうそだ、と思う人が多いような気はします。私も、にわかに信じがたいというのが感想です。しかし、世の中にはまだ解明されていなくて、わからないこともたくさんある。末期のがんが治ることもあれば、風邪で亡くなる人だっているのです。

 

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 真実はわからないですが、その考え方はとても重要であると思います。「やればできる」と言いますが、それは本当にそうだと私は思います。何事も、なぜ出来ないかというと、出来る前にやめてしまうか、やらないか、それだけだと思うのです。

 人間はだれでも、やろうと思えばできる。幸せになろうとすればなれるし、お金持ちになろうとすればなれる。ただ、言い訳を作って「自分なんかだめだ」とやらないだけなのだと思います。

 

 

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がんばる人は馬鹿に見える

 何かひとつのことをがむしゃらにがんばることは馬鹿に見えます。大人になればなるほど、疲れないように効率的に生きようとする人が増えますから、寝る間も惜しんでがんばる人というのは、あまりスマートではないように見えます。たしかに、それほどまでに何かをやるのは、賢いことではないのかもしれません。

 

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 私もハマるとそればっかりやるタイプの人間で、よく「そこまでやらなくて良い」と言われます。最近は学校で先生に質問しに行って言われました(笑)。きっと馬鹿に見えていると思います。実際、馬鹿なのかもしれません。

 

がんばると失敗もするけど、成功もする

 人は失敗すればするほど、失敗しないように気をつけます。失敗はこわいし、恥ずかしい。でも、がむしゃらにがんばる人、馬鹿に見える人は、失敗を恐れず挑戦します。また失敗するかもしれませんが、そんなことは考えないようにして。これはたしかに賢くないかもしれませんね。

 

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 でも、ずっとやっていると、そりゃあ失敗もありますが、いつか成功するときもあるのです。この本の一節に、「失敗は意識したときから始まる」と書いてありました。それはその通りで、失敗は、失敗した、と思った瞬間、失敗になると思います。

  

 

ポジティブならどうなっても大丈夫

 よく「ポジティブになろう!」みたいな自己啓発本がありますが、私は、考え方は人それぞれで、ネガティブが好きな人は、それはそれで良いと思います。ただ、私は暗いより明るい方が良いです。落ち込むと、具合が悪くなるし、元気が無くなっていやな気分になります。なんでも「まあいいっか、ドンマイ!」と思えると、何が起きてもへっちゃらですよね。だから私はそういう風になりたい。

 

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 先日、眼病を疑って眼科を受診しましたが、「病気かもしれない!目が見えなくなるかもしれない!」と不安に思ってすごすよりは、「片方見えなくなっても、もう一個あるから大丈夫!」と思ったほうが楽です。そのほうが良い。これはちょっと極論ですが、そのくらいへこたれない人って、どんな場所に行っても幸せを見つけることが出来ると思うんです。

 

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 ポジティブなことが成功に直結するかどうかはわかりません。でも、成功しない理由は、成功する前に止めてしまうからです。成功の形は人それぞれですが、人生の最期に、成功した、と思える生き方をしたい。だから、最期まで、死ぬまで、何かに挑戦し続けたいと思うんです。

 

失敗を恐れていたら成功できない

 成功できるかどうかは誰にもわかりません。ただ、絶対に成功できないのは、失敗を恐れてやらないこと。どうすると成功するかは分かりません。でも、絶対に失敗するのは、「やらないこと」です。やらなければ、絶対に成功しません。だから何でもやってみる。やってみてから、考えればいいのです。

 

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 「生命の暗号」には、遺伝子のこともややありますが、それよりも、村上先生の竹を割ったような考え方、アクティブな生き方がとても参考になります。こんな大成功は私にはできないかもしれませんが、出来るだけ何でも挑戦して、自分なりに何か成果を収めようと感じました。進路に迷う学生、仕事がつまらないサラリーマン、子育てに悩む主婦の方、人生につまづいたら、この本を読んでいただきたいと思います。