ひとりのセラピストのひとりごと

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良い声?だみ声?人の心は声でわかる?声の話

 自分の声って聞いたことありますか?録音したものを聞くと、かなり違和感がありますよね。声優さんはとってもいい声ですが、どうしたらあんな声になるんでしょう?声は東洋医学でも理論的な説明があります。今回は、声のいろいろについて。

 

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声がでるしくみ

 多くの動物は声があります。人間以外では、「鳴き声」といいますね。声は、喉の奥に、「声帯」というヒダがあり、空気がこのヒダの間を通るときに、ヒダが震えて音が出るしくみです。高音の声を出すと、このヒダが閉じて、穴が小さくなり、低音では、ヒダが開いて穴が大きくなります。

 

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 さらに、人間は、声の空気は口の中を通ります。口の中にはくちびる、歯、舌があって、音の種類を変えられるようになっています。これが発音というものです。口の中を使って、言葉を話せるようになっています。

 

言葉を話す代償、誤嚥(ごえん)

 人間は言葉を話すために、肺へ入る空気と食べ物が通る道が、喉のところで合流しています。他の生物は、食べ物の道と空気の道は完全にわかれているそうです。食べ物の道と空気の道が合流するということは、食べ物が間違えて空気の道に入り込んでしまう危険があります。これを「誤嚥(ごえん)」と言いますが、食べ物が肺のほうへ入ってしまうので、窒息や、肺炎になる危険があります。

 

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 誤嚥は、加齢や、のみこむためのしくみの病気によって起こります。有名なのは、お正月に、お餅がご老人の喉につまってしまうことです。場合によっては死にいたる危険もありますから、病院や介護の現場で注意されていることのひとつです。

 

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人間は二足歩行したことに伴って、言葉を話す必要があったために、食べ物の道と空気の道が交差したと言われています。誤嚥という致死的なリスクを背負ってでもそう進化したのは、人間が人間たるゆえんがあってのことであると想像できますね。

 

声を出すのも筋肉

 動物の身体は、筋肉で動いています。声を出すのも筋肉が動いて出ているのです。声帯には専用の筋肉、「声帯筋」があります。声帯筋によって、声帯が閉じたり、開いたりして、声の高さが変わります。

 

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 このほかにも、言葉を話すときには、口や舌を動かす筋肉がはたらいたり、息を吐く時には、「呼吸筋」という筋肉が連動しています。「声を出す」というひとつの現象をよく観察してみると、たくさんの筋肉が動くしくみが作用しているのです。

 

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東洋医学の「声」

 東洋医学にも声が出るしくみがあります。東洋医学では、空気のことを「気」と言い表す時がありますが、声は、「宗気」という種類の気が、肺から出ていると考えられています。もしこの宗気を身体のなかで作れなくなってしまうと、声が弱くなったり、出なくなったりしてしまいます。

 

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 宗気は自分が食べたもの、元気のみなもとである「精」と、身体の外のきれいな空気「清気」からつくられます。食欲が無くなって、精が不足すると、宗気のもとがなくなってしまうので、きれいな声が出なくなってしまいます。

 

声の色々

 声は人それぞれ、みんな違いますが、その人の性格や、体格、どんなことをしているかによって、似ている話かた、音になると感じます。音に関しては、学術的なことは聞いたことが無いのですが、私は、以下のように種類が分かれると思うのです。

 

聡明な人

 聡明な、賢い、スマートな人の声は、少し高くて、空気のような音がします。細いというわけではないのですが、かすれた空気のような音がすると感じます。そして男性でも、声は高めで、早口だな、と感じます。人に伝えるというよりは、情報を出しているという感じなのでしょうか。聡明である時、脳がよく動いている時というのは誰にでもありますから、考えながら音を出すと、そのような声になるのかもしれません。

 

伝える人

 役者、声優、歌手、学校の先生など、人に伝えようとする人の声は、太く、はっきりとした音です。発音も聞き取りやすく、声を出す職業の人は、普通の人とは違う声がしますよね。アニメのキャラクターは特にわかりやすく、特徴的な声が出ています。人に伝えたい意思がある時は、声は大きく、太く、はっきりとなるのだと思います。

 

 

職場で聞く「声」

 私は病院で働いています。このようなお話を書いたのは、先日、職場の病院で看護師さんがある先生について話していて、それを隣で聞いておりました。うーん、どんな人なんだろう、と色々な想像をしていたのですが、ちょうどそこに話の当事者である先生が現れて、看護師さんとお話をされていました。その先生は男性だったのですが、とても声のきれいな、すてきな方で、その声が印象的で、この記事を書くことにしたのです。

 

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 病院で周りを見ていると、ドクターと、看護師さんで、話し方、声が違うな、と感じます。もちろん、性別や年齢、個人差はありますが、なんとなく、両者は種類の違う話し方をする気がする。看護師さんの方が、人に伝える話し方であると感じます。

 

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 もちろんドクターも、患者さんと話すときはしっかりと話されていますが、声の色が違うというか、その違いを説明するのは難しいのですが、なんとなく違うんです。そして、私も、相手によって声が変わるような気がします。

 

 伝えたいとき、考えたいとき、ただ話しているとき、それぞれ、私の声は違う気がするんです。

 

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 それはやりたいことによって、脳が命令を微妙に変えているのかもしれない。あるいは、思い過ごしかもしれません。でも、そのような変化を感じるということは、「相手に伝わる話し方」があるのかもしれません。

 

 コミュニケーションはとても難しい問題です。話し合いは通じない、なんてこともたくさんあります。だからけんかが起きるし、戦争が起きる。でも、話し方、伝え方が実はそれぞれにあって、正しい選択をすれば、他人に分かってもらうことができるのかもしれない。

 

悩んでいる人

落ち込んでいる人

元気の無い人

病気の人

 

 その人の気持ちを考えた時、何を伝えたいか、考えた時、あなたの声は、いつもと違うのかもしれません。