ひとりのセラピストのひとりごと

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女性患者が恋をする、ハンサム先生に遭遇した事件【看護助手はミタ】

 私は学生のかたわら、大学病院で看護助手のアルバイトをしています。助手と言えども働いているのは最先端の医療現場、色々なシーンを目にしますが、時々面白いハプニングもあります。今回は、女性患者ファンが多い、ドクターハンサム(通称)のお話しです。ネタです!

 

 

【看護助手はミタ】シリーズ

www.tenishoku-serapisuto.net

 

 

ドクターハンサム(イメージ)

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ある女性患者の証言

 看護助手は患者さんの輸送をします。時々に応じて、車椅子やストレッチャー(移動用ベッド)なのですが、車椅子の輸送が多いです。レントゲンやCT、心電図、透析などの輸送をするのですが、輸送中は患者さんと話すことも多く、色々なお話を伺います。

 

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 お話するのは病気の愚痴だったり、不安だったりすることが多く、そういう時はただ聞くことしかできません。自分は本当に無力だなあ、と感じることも多いです。

  しかし中には、主治医の先生がカッコいい、と目をキラキラさせながら話して下さる方もおられます。すべてが女性患者さんで、年配の方ですが、生き生きと話す様子は、この会話の間だけでも、元気を取り戻せてもらえたかな、とほっとする瞬間です。

 

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 そんな輸送の会話の中で、ちょくちょくある先生の名前が出てきました。カッコいい名前で、ここでは仮にハンサム先生にしましょう。あるおばあちゃんの患者さんいわく、「名前も顔もカッコいいけど、とにかくオシャレでセンスが良い!」と言うのです。

 

もはや恋する乙女

 「年齢は40代くらいなんだけど、とってもハンサムで、ジャニーズ系。 背が高くて足が長いの。いつもオシャレで、服のセンスがすごく良い。革靴なのに靴下を履いてなくてね、それが石田純一みたいでかっこいいの!」

 

  そのおばあちゃんの主治医がハンサム先生だそうなのですが、移動中の15分間、ずっとハンサム先生の話を熱心に語っておられました。

  もはや自分が病人であることをすっかり忘れています。

  そんなにハマっているのか・・・。この病院にはすごい人がいるんだな!

 

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 私は30代で、その患者さんとは年齢が離れておりますから、文化的な差があるのですが、40代のジャニーズ系がどういうものかがピンとこない。東山紀之さんみたいな感じかな?石田純一さんの革靴なのに靴下を履いていないという点でのカッコ良さもイマイチピンときません(笑)しかし、それだけ熱心に語られるということは、よほど良い男なのだろうと、想像を膨らませていました。

 

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 私の外見的な理想像は玉木宏さんなので、勝手に玉木宏さんを想像していました。背が高くて、足が長くて、服のセンスが良くて、玉木宏さん似。

  ヤバいな!

  おばあちゃんが興奮するのもよくわかります。

  私だって興奮するわ、そんな先生!!

 

 

看護師さんに聞いてみた

 そんな妄想を日々していたのですが、なかなかハンサム先生に会えない。私がいるのは病棟で、こちらにはあまりいらっしゃらないらしく、一度もお目にかからないまま数ヶ月が過ぎました。

 

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   たまりかねて、ある日、女性の若い看護師さんに聞いてみました。

 「ハンサム先生のお噂を時々耳にするのですが、そんなに良い男なのですか?」

  すると、看護師さんはニヤニヤしながら「ハンサム先生は病棟にいらっしゃらないですから・・・気になるんですか?」と言うので、あまりに熱心に語る女性患者さんが多いから気になるんです、と言うと、「うーん、私は日曜日のお父さんって感じだと思います」と言われました。

 

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 日曜日のお父さん!?

 

  私の中の玉木宏さん似のハンサム先生像は日曜日のお父さんには見えない・・・。

  そして目をハートにさせて語る患者さんの話からも、日曜日のお父さんは想像できませんでした。情報が錯綜している・・・!

 

  大体、日曜日のお父さんに似たドクターってどんなだ!!!

 

 

その時がついに来た

 想像ばかりが先へ進む謎のハンサム先生。ドクター・ミステリーです。しかし、先日、ハンサム先生についにお会いすることが出来ました。

 

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  ある日、これまた高齢の女性患者さんを輸送している最中に、ハンサム先生の話になりました。私が、時々ハンサム先生の噂を耳にする、女性患者さんを夢中にさせるハンサム先生だ、と言うと、

「患者だけじゃないわ、きっと。女医さんも、看護師さんも、きっと夢中よ!」

  と言うのです。

 

  そ、そんなにヤバい人なのか・・・

  これは玉木宏どころの騒ぎではないぞ・・・!!!

 

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 車椅子の患者さんと一緒に、病棟へ戻って、エレベーターを降りると、「あら先生!今ちょうど先生のお噂をしていたんです!」と患者さん。

 

 そこにはスラッとした長身の、ロマンスグレーの髪の紳士が逆光を浴び、白衣をはためかせておりました。

  (逆光と白衣がはためくのはイメージです)

 

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 「ハ、ハンサム先生・・・(ゴクリ)」

  患者さんに調子はどう?と聞くハンサム先生。患者さんと話すハンサム先生は徐々に逆光が弱くなり・・・目がなれてそのお姿を目にすることができました・・・。

(逆光はイメージです)

 

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  決して派手でない柄のワイシャツと、生地の良いスラックス。きらりと光るベルトのバックル。個性的なデザインのメガネをかけておられました。うーん、きっと服はイタリア製だなあ。そして注目の靴下でしたが、この日は履いておられました(笑)

 お顔はハンサムでいらっしゃいましたが、玉木宏さんには似てなかった(当たり前)。私としては、ジャニーズ系にも、日曜日のお父さんにも見えなかった。ドクターにしか見えませんでした(笑)

 

  確かに激烈にカッコいいのですが、前評判を数ヶ月に渡って刷り込まれていたので、私の中で想像が現実を超えてあらぬ方向へ行っていました。

  感動したかったのに「ああ、この人が」くらいにしか思えなかった!!

 

  残念!!!

 

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  患者さんはハンサム先生と話している間、ほんの少し頬が赤く、少女のように見えました。お話が終わり、病室へ帰ると、「ああ、今日は最後にハンサム先生に会えて良かった!あなたも、良かったわね!」と興奮気味。なんだか良いことありそうですね〜〜と言うと、そうね、とにこやかに笑っておられました。ああ、患者さんが元気になるって嬉しいなあ。

 

 

 

 

ドクターってすごいなあ

 この日のハンサム先生はこの患者さんには診察も処置もありませんでしたが、もはやその存在が治療になっている。すごい先生です。

 

ハンサム先生、先生は何もしなくても女性患者なら治るわい・・・(笑)

 

 このケース以外でも、患者さんは本当にドクターを尊敬していらっしゃる。私なんかより私の病院に詳しく、先生と話した内容をとても鮮明に覚えておられ、私に教えて下さいます。ドクターって本当にすごい仕事なんだなあ。

 

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 ドクターでなくとも、患者さんはもちろん看護師さんにも感謝しているとよく仰りますし、私なんかにも「ありがとう」と何度も頭をさげて下さいます。大部屋でベッドを片付けている私を見ながら、「こうやって、見えない人がたくさん働いているんだね」と感慨深そうに話してくださり、私自身も、「見えない人の方が、人数が多いですね」と色々なことを思います。

 

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 何はともあれ、病気でつらい思いをしている患者さんが、ほんのいっときだけでも、元気になるのは本当に嬉しい。女性はいくつになっても、少女なのだな、と思います。明日も、仕事頑張るぞ!!ではでは(^ω^)