ひとりのセラピストのひとりごと

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骨折、怪我や病気の痛みが辛い。私が体験した痛みに勝つための5つの方法

  利き手の骨折治療中の私ですが、生きていると病気になったり怪我をしたりしていろいろな体験をします。そのたびに「こうやって治っていくんだなあ」と人間の強さを知り、同時に痛みに対しても勝とうとする心得を習得しました。

 今回は、怪我や病気の痛みに勝っていった私の、痛みの対処法をお話します。

 

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私が経験した色々な痛み

 痛みの感じ方には個人差があり、なかなか他人に伝えるのが難しい問題なのですが、医学では「ペインスケール」というものがあります。

 「人生で一番痛かったことを10としたら、いま、いくつ?」

 というものです。これは病院などでも使われている、わかりやすい痛みの表現方法です。

 

 では私が痛かった色々な怪我や病気をまとめてみます。

 

タンスの角に足をぶつける

 誰でも一度は経験したことがあるはず。ぶつけた瞬間が一番痛くて、そのあとはじ〜〜んと鈍く痛くなります。ぶつけた瞬間は本当に痛いですよね。でも、一瞬です。ペインスケールにすると難しいですが、一応、これを5として考えます。

ペインスケール 5

 

腰椎圧迫骨折

 スノーボードで転んで腰の骨を折ったことがあります。これもタンスの角と同じで、折った瞬間が一番痛くて、数字にできないくらい。そのあとは地味に辛いような痛みが続きます。受傷してから1週間は一番辛かったように思います。

ペインスケール 8

 

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腹膜炎

 雪山へ旅行に行った時、あまり寝ていなかったために免疫が落ちて腹膜炎になりました。救急搬送され、そのまま入院。痛みも辛かったですが、絶食も辛かったです。痛みはダントツトップでした。

ペインスケール  10

 

右鎖骨骨折

 最近、受傷した利き手の骨折です。クロスバイクからアスファルトにダイブしたのですが、落ちた瞬間はわけがわからないほどの衝撃でした。ぼちぼち1週間が経ちます。

ペインスケール 8

 

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 実は痛みには2種類あり、「速い痛み」と「遅い痛み」があります。タンスの角にぶつけた瞬間の痛みも、クロスバイクからアスファルトにダイブした衝撃の痛みも、同じ種類の「速い痛み」というものになります。

 いっぽう、そのあとのじ〜〜んと痛いのは、遅い痛み。

 

骨折ってどれくらい痛いの?と言われました。英語を話す外国人に聞かれたので、「フラッシュ(閃光)って感じ」と答えると、「うわぁ( ;´Д`)」と言われました(笑)

 

私の体感では、速い痛みはどれも同じくらいの痛さな気がします。タンスの角に足をぶつけた痛みも、骨折した痛みも、同じ気がする。ただ、その痛みが続く長さが違うと思います。

 

一般的な痛みの治療方法

 怪我の痛みは、怪我が治れば痛くなくなるはずなのですが、厄介にも人間の脳は、痛みも記憶します。思い出すと実際に痛くなってしまうので、このために痛みが延々と治らないという方が時々おられます。接骨院やペインクリニックの患者さんに多い症状です。

 

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 病院では基本的には「アスピリン」や「ロキソニン」などの鎮痛剤を処方し、痛みが引くのを待ちます。薬では症状や病気の種類により、強い消炎作用のある「ステロイド薬」を処方しますが、怪我ではステロイドでない薬、「非ステロイド薬」を使うのが一般的です。

 

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 痛みがひどい場合には、麻酔薬を注射する「ブロック注射」という治療を行う場合があります。薬を使わない方法では、鍼灸やマッサージ、低周波治療などの物理療法がありますが、病院で行われるのは低周波治療など、人の手を使わないものが主流のようです。

 

痛みの治療の問題点

 薬は確かに効きますが、問題点もあります。非ステロイド薬の鎮痛剤は、副作用で胃炎になりやすくなってしまいます。そのため、胃薬を一緒に処方するのが一般的です。胃炎を防ぐために湿布に鎮痛剤を入れることもありますが、たくさん貼った人の胃炎が報告されたこともあり、鎮痛剤と胃炎は切っても切れない関係のようです。

 

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 ステロイドにも副作用があります。ステロイドは人間の身体のなかにも存在する物質で、色々な作用があるのですが、副作用として、皮膚の色々が黒くなったり、太ってしまうことがあります。外見の変化は患者さんの気持ちにも影響を与えますので、大きな問題となります。

 

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 そして私の専門とも馴染み深いのが、「痛みの記憶」という問題です。人間は痛みを記憶してしまい、傷は治っても痛みが続くことがあります。これは患者さんの精神力にも強く関係しており、治療の難しい現象の一つです。

 

 

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私が考えた痛みの対処法

 辛い痛みを乗り越えるには、患者さんの「疾病との向き合い方」が大変重要です。痛くても、治りたい。がんばって治そう。そういう気持ちが大変重要で、結果的にそれが治療の決め手になっていくと感じます。

 私が体験してきた、痛みの対処法について、まとめます。

 

①必要以上に安静しない

 怪我や病気の時は安静が重要です。特に、痛みや腫れが激しい時は、安静にしていることで回復していきます。しかし、少しでも体調が良い時は、無理のない程度に、自分のことは自分で行うことで、治癒が早まります。

 痛みが穏やかな時は、お風呂に入ってみたり、立ち上がって動ける範囲で身体を動かしてみたり、動けなければ、本を読んだり、音楽を聴いてみたり、「自分から何かしようとする」という気持ちが大変重要です。

 

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 人間の身体は、やらなくていいことは出来なくなっていってしまいます。運動しない人は太りますし、走らない人は走れなくなっていきます。ですから、ほんの少しでも自分のことは自分でやるようにしないと、本当に出来なくなっていってしまうのです。

 そして「自分でやろう」という気持ちはポジティブになります。身体のためにも、心のためにも、出来ることはやる、ということは治療の中で大切なことです。

 

②絶対に無理をしない

 できることは自分でやろうとして、無理をしてしまっては元も子もありません。無理は禁物です。どのくらいになると無理の範疇なのかというのが少し難しいのですが、怪我や病気の人は、疲れてはいけません。疲れるまでやらないように気をつけてください。疲れると、治すための体力も減るので、治癒が遅れてしまいます。

 

③痛みに向き合う

 痛い時、「痛い、痛い!ああ、嫌だ」とばかり思っていても、気持ちが暗くなるばかりです。どんな時に痛いのか、どうすると痛くなくなるのか、よく観察し、痛みと向き合うことで、痛み自体が軽くなります。

 自分の身体に起きている現象から逃げることはできません。ですから、よく見て、痛みをむしろ感じ、どうすると良くなるのか考えることが大切です。

 

④楽しいことをする

 痛みは心へ強い影響を与えます。あまりに強い痛みが継続すると、ヒトはうつ状態(何も感じない、おもしろくない、興味が無いような状態)になります。それを防ぐためにも、何か楽しいことを考えて、やってみましょう。

 食べることが好きな人なら、食べられるもので、美味しいものを買ってきてもらう。出前する。スポーツが好きな人なら、テレビでスポーツ観戦をする。特に思いつかない人は、オモシロ動画を観る。(骨折の場合は笑うと響くので注意です・・・(−_−;))

 

とにかく楽しい気分を思い出そうとしてください。「自分の人生は楽しいものだ」ということを思い出す。痛みはそんな当然のことまでも消してしまう大変な症状なのですね。

 

⑤しっかりと食べる

 怪我や病気の時は、身体がそれを治すために、栄養が必要です。専門的に考えると、普段と食生活も変わってくるのですが、自宅で療養している方は、栄養バランスがしっかりと取れた食事を心がけましょう。偏食ではいけません。

 食べることは、生きることです。食事も含めて、生活の全て、生きることのすべてが治療であり、また、治療とは、生きることそのものなのですね。

 

 

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 痛みは命にとってとても大切な感覚です。痛みがあるから、身体に異常があることがわかります。無くてはならない大事なものですが、痛い間は、苦しいです。

 私も今現在、骨折していますが、夜や早朝はとても痛くて、苦しいです。でも、この傷は治っていく。このまま右手が腐ってなくなってしまうなんてことはありません。治った時には、もっと大切に使えます。痛いということは、生きているということ。

 今まさに、骨折、怪我、病気で苦しんでいる方は、生きているということを感じている証拠です。ぜひお大事になさって下さいね。