ひとりのセラピストのひとりごと

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感染症予防、意識していますか?衛生管理は実は超大事!看護助手のゾッとする話

  私は鍼灸学生の傍、ブロガーと看護助手を並行して行っております。

  看護助手は国家資格のいらない医療職ですが、大規模病院で患者さんや先端医療に接していると、身の引き締まる思いです。

 

  病院では衛生管理にとても気をつけています。

  衛生についての意識には、人によって個人差がありますが(すごく気をつけている人と、そうでない人がいます)、実はこの衛生管理、医療従事者にとって一番大事なことかもしれない。

 

  今回は、衛生管理について、私の体験をまとめてみます。

 

 

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感染症と衛生管理

  なぜ病院では衛生管理が大切なのでしょうか。

  それは、風邪やインフルエンザなど、多くの病気は細菌やウイルスが身体に入って悪さをすることで起こります。これを感染と言い、その病気を感染症と言います。

 

  健康な人では、免疫(身体を守るしくみ)がありますので、なかなか風邪を引かない、引いても悪化しないことが多いのですが、病気の人は身体が弱いので、簡単に風邪を引いてしまいます。さらに、細菌やウイルスがものすごくたくさんいて、それをたくさん吸ってしまったら、健康な人でも風邪を引くことがあります。

 

  病院では、病気の患者さんと常に接していますので、そこで働く人たちがもし患者さんから風邪をもらってしまうと、他の患者さんにうつしてしまうこともあり、そうなると「院内感染」としてかなり問題になります。

 

  さらに、医療従事者が風邪でダウンしてしまったら、患者さんを治す人がいなくなってしまいます。

 

  ですから、うつさないため、うつされないため、必要な医療を患者に与えるためにも、感染予防、衛生管理はとてもとても大切なのです。

 

予防の仕方

  ではどうやって感染症を予防しているのでしょうか。

  病院では「きれいなもの」と「きたない(可能性のある)もの」を分けて扱っています。

  ここで言う「きたないもの」とは、「重要な病気の原因となる細菌・ウイルスが入っている可能性のあるもの」です。

  つまり汚物が付いたものだけでなく、患者さんの血液・尿・便などの検査の容器、患者さんの身の回りのものなども含まれます。

 

  きたない、と言われると聞こえは悪いですが、患者さんごとに手袋を使い捨てすることにより、感染のリスクをゼロに近づけることができるのです。

 

  他に、私の病棟にはあまりおられませんが、感染症にかかっていることが分かっている患者さんに接する時や、血液や汚物が服に付く可能性のある時は、使い捨てのエプロン、ゴーグル、ゴーグル付きのマスクをすることもあります。

 

 

看護助手のヒヤリ体験

  私は全てのケースで、患者さんと接する時は必ず手袋をしています。

  輸送中の車椅子も、患者さんのおつかいも、手袋をするようにしました。

  そこまですることもないと思うのですが、これにはあるエピソードが理由になっています。

 

  ある患者さんをレントゲンに搬送しろと言われたので、ナースステーションに行くと、看護師さんがその患者さんをストレッチャー(輸送用ベッド)に乗せて準備を終わらせてくれていました。

  病室からではなく、ナースステーションで待っていた患者さんをレントゲン室まで連れて行ったのですが、レントゲンの先生に

  「え?手袋していないの?

  と驚かれました。

  「え、マズかったですか?」と伺うと、

 

  「この患者さん、保菌者だって連絡きたけど・・・

  (この場合の保菌者とは、感染症を持った人のことです)

 

  げ!マジかよ・・・。

 

((((;゚Д゚)))))))

 

  素手で搬送していたので、手に傷がないか確認したのですが、ささくれのようなものがあるようなないような。やばい。

 

  「手、洗ってきなさい

  と先生に促され、急いで手指洗浄・消毒しました。

 

  結果的にはその患者さんから私へ感染はしませんでしたが、その日はかなりヒヤヒヤしました。

  健康な人では強い免疫機構があり、肌も傷さえなければ、ばい菌が簡単に入れるようなものではありませんが、とはいえ素人には十分、衝撃的な体験でした。こわあ。

  

  看護助手はどんなに綺麗事を言っても、しょせんパシリです。

  看護師から看護助手への連絡の義務はそれほど厳しくないので、「察してね」的な部分がデカい。看護助手はカルテを見ないので、察することしかできない。

  だからというわけではないのでしょうが、検体検査室には「手袋していますか?自分の身は自分で守りましょう」と注意書きがデカデカと貼ってあります。

 

  あ、これは看護助手へのメッセージなのね

  ( ;´Д`)

 

  と、その時ものすごく思いました。

 

病院の衛生管理指導

   私はゾッとした経験がありますが、みんながこんなゾッとしていては病院は困ってしまいます。

  感染症予防の研究室もあるそうで、(当たり前でしょうが)私の専門学校よりもかなり指導が厳しくあります。

 

  病院では定期的に公衆衛生に関連した講習会があり、全スタッフが出席を義務付けられているらしい。しかしそんなことは当然無理です。病院を閉めるわけにはいきません。

  そこで講習会の様子を録画したものを、義務として見させられました。

  大学教授の先生が講義をされているものだったのですが、いやあ、やはりレベルが高くて面白い。

  どれ位の人がマジメに早送りせず見ていたかは分かりませんが、私は面白かったので巻き戻して行ったり来たりしながら、超メモを取りながら何度も見ました。

 

 

  ・・・看護師さんにその後ろ姿を見られて引かれてました。

 

 

  詳しい内容はお伝えできないので残念ですが、リアルで面白かった。先生によってピックアップも違うのも面白い。大学、いいなあ。

 

 

おまけ・ディスポ手袋が便利な話

 

  ところで病院で使うディスポ(使い捨て)手袋、結構便利なんですよ。

ディスポ手袋 S 100枚入

  鍼灸業界で言うと、衛生管理では使い捨て指サックをするように習うのですが、実は医療用指サックって値段がすごい高い。

   ディスポ手袋は指にフィットするし、つけたまま手を洗える、消毒できるので清潔ですし、値段が医療用指サックの半分くらいらしい。知らなかった。

  までも医療用指サックのコスパは滅菌方法もあるでしょうから、それなりの意味はある。

 

 

  一般家庭では掃除の時に使うと便利です。

  ゴム手袋とか、使い捨ての家庭用のポリ手袋はゴワゴワして指が動かしにくいですが、こちらはかなりタイトなので付けている感じがしません。

 

 ちなみに「手術用手袋」というものがありますが、あれはゴムが特殊であったり、放射線殺菌しているので値段が超高いみたいです。そのぶん良いものなのでしょうが、一般人が使うことはないでしょうな。

 

 

 

  衛生管理、大事です。

  一般家庭でも大事ですが、病院では神経質なくらいがちょうど良い。

  医療従事者は患者さんのためにも、自分を守らないといけません。

  みなさんもヒヤリ体験しないように、お気をつけ下さいね。