ひとりのセラピストのひとりごと

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「めりーさん、入院です。」お腹が痛くて病院に行ったら帰れなくなった事件。【大腸憩室炎】

  先日の記事で「めりーさん入院事件」をちょろっと書いたのですが、この話が絶対面白いと思うので詳細を語ります。

  世の中には色々な病気があるのですが、「大腸憩室炎」と言う病気もその1つです。一回かかるとまたかかってしまうことのある、「あんまり死にはしないけどめんどくさい病気」のひとつ。

 

  病気の話は暗くなりがちですが、オモシロ話の自信があるので、今回は話題のスキマナースというサイトのネタ画像を使いながらお話していきます(にやり)

nurse-web.jp

 

  病院へ行ったら最後、帰れなくなったよ!

 

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5月某日、微妙な腹痛に気づく 

  気候も心地よい初夏のはじめのこと。

  気候とはうらはらに、勉強やら人間関係やらで疲れ気味だった私。どうもお腹が痛い、気がする。熱を測ったら37度を超えているので、学校を休んで様子をみようと思った。

 

  実は数年前、お腹で大きな病気をしていた。

  その名も「大腸憩室炎」。

  大腸に、小さなくぼみができて、そこにウンチが入り込んで出れなくなることがあるそう。くぼみ自体はアジア人は多く持っているそうなのだけど、時々それが悪さをして腹痛になる。悪化すると腹膜炎という結構ヤバめの病気になってしまう。

  私はその腹膜炎でなかなかヤバい経験をしたことがあった。熱は40度、激痛で動けず、救急車で運ばれた。いやな思い出。でも手術はなくて、「またなるかもねえ」と医者に言われて退院した。

 

  ・・・またなるかもねえ。

 

  私の脳裏にあの激痛が蘇る。

  ま・・・まさか・・・。

 

  いや、でも今回の腹痛は熱は37度台だし、全然動けるし、なんかちょっと痛いなあくらいだ。そんなことはない。あれはない。

 

  鍼を打ったり、食事をおかゆに変えたりして安静にした。

  だが2日経っても3日経っても熱が下がらない。ずっと37度。

 

  ま・・・まさか・・・・。

 

  しょうがないので近所の小さな内科病院へ行った。まさかとは思ったが、全然動ける。あの時の痛みと全然違う。余裕〜〜♪

 

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病院1軒目

  小さな病院の先生にお腹を診てもらった。話をして触診。ところが触診中に、「いやあ、実は大腸憩室炎になったことがあって・・・」と言ったら、先生の顔色が変わった。

 

  「紹介状書くから、大学病院行かない?

 

  これはマズイ流れだ。この流れに飲まれてはいけない。

 

  いやあ、それはちょっと^^^;;;;

 

  私は断固抵抗した。

  「あんまり痛くないんで、明日まだ痛かったらまた来ます」で先生は納得してくれて、その日は家に帰った。

  ・・・が、そんな抵抗は虚しく、次の日はもうチョット痛い気がした。嫌な予感を振り切り、仕方なく再び病院へ。

 

  こいつ、やっぱり来やがった

  という顔をしながら先生は紹介状を書いてくれた。結構緊迫感があった。

  でも私は動ける。痛みもそれほどでもない。例え大腸憩室炎だったとしても、軽いものだからすぐに家に帰れるはずだ。

 

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病院2軒目

  すぐにその足で大学病院へ。最近建ったばかりの超イケてる最新病院だ。入院だけは勘弁してくれ。入院だけは・・・。

  紹介状を渡すと順番が早くなった。簡単に問診した後、血液検査やレントゲンなどの検査をした。

  はー、最新の病院はやっぱりイケてんなあ

  とかのんきに考えていたのだが、検査が終わって再び内科医師の診察室に入ると、医師がなかなか神妙な顔をしている。

 

医師  「検査数値がね・・・白血球が1万超えてるんだよね」

めりー  「なかなかの数字をマークしてますね」

医師「・・・。CRPって分かる?」

めりー  「いえ」

医師  「これもなかなかの数字をマークしてるのよ」

めりー  「はあ」

 

  どうも医師が何かを言おうとして言えない感じをかもしだしている。

  今思えば紹介状に入院ヤダヤダとかそんなことまで書いてあるのかもしれない。

 

  外でお待ちくださいと言われ、外で待っていると、看護師がやってきた。

 

看護師    「めりーさん、あちらで点滴します」

めりー  「抗生物質ですか?」

看護師  「あ、いえ・・・輸液です」

めりー   「はあ」

 

  輸液?なにそのざっくり・・・。と思いつつも、ついていくとなぜか救急に連れてこられた。 

  ん?救急・・・?ベッドに寝かされ、点滴を繋がれた。

 

  前はいきなり入院病棟へ車椅子で運ばれた。今回は一人出歩ける。車椅子も持ってこなかった。これは大丈夫そうだ!

  はあ、ちょっと輸液入れたら家に帰れるわ。前回よりも全然痛くないし、前回よりも全然数字が高くないなー。大事に至らなくてよかった〜〜。

 

 

  しばらくすると

 

 

  そこへ別の医師がやってきた。

 

 

 

 

 

医師  「めりーさん、数字が高すぎます。

         入院です

 

 

 

 

 

 

ずるいぞお前らあああああ!!!!

 

 

  管をつないで動けなくしてから宣告しやがった!!

  ひ・・・ひどすぎる・・・。

 

  だが私は抵抗した。

 

めりー  「いやです」

医師   「また腹膜炎なりますよ。」

めりー  「・・・それもいやです・・・」

医師  「絶食して安静にしましょう。」

めりー  「せめて家に荷物取りに行っていいですか?チャリで」

医師  「チャ・・・ダメです。」 

 

 

  こんな感じで私はブチ込まれた。

  もう結構前から入院フラグが立っていたのになぜ私は気づかなかったのか、みなさん気になることだろう。

  それは痛さが全然違った。前回の腹膜炎の時は、あまりに悪化したのでお腹の筋肉が硬直してエビのように丸まった姿勢のまま動けなくなるという惨事で、熱も40度から全く下がらなかった。救急車で悶絶しながら運ばれたので状況が全く違ったのだ。

 

 

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担任の先生に電話した話

  入院宣告を受け、泣く泣く帰宅を諦めることにしたが、まったく落ち込んでいなかった。医療系の学校にいてなんとなく病気の話を聞いていることや、前回の経験があったこともあり、受け入れるのには時間がかからなかった。

  具体的に言うと3秒くらいで「まあ、いっか」と思った。

  しかし色々と連絡しないといけない。急に家に帰れなくなってしまったのだ。

  とりあえず学校に電話した。

 

学校  「はい、東京の学校です」

めりー  「あ、受付の先生、こんにちは。実は大腸憩室炎で入院することになりました。担任の先生をお願いします。」

学校  「え!!そ、それは大変だね!!今すぐ呼ぶよ!」

・・・

担任  「はい、担任です」

めりー  「あ、担任、しもしも!実は大腸憩室炎で入院することになったよ!」

担任  「まじかよwwwwww」

めりー  「白血球一万超えちゃった〜〜

担任  「マジかよwwwwウケるwwwww

 

  こんな感じで連絡は滞りなく行われた。

  が、これは救急でベッドで寝ている最中しゃべっていたので医師も看護師も耳をダンボにして聞いていた。すごいキモがられたと思う。

  あと当時は飲食店でバイトしていたが、入院のテンションで辞めた。

      

大腸憩室炎とは

  さて、そんな私が2回もかかってしまった大腸憩室炎とはどんな病気か説明しておこう。

 

  すでに上述したが、大腸にくぼみができることがある。これを「憩室」と言うらしい。くぼみは小さいのでウンチが入って出られなくなることがあるそう。そのまま放っておいても基本的には害は無いのだが、色んな条件で細菌感染することがある。

  感染して発病すると、高熱と腹痛が出る病気だ。もうこうなってしまうと、どんどん感染が広がり、大腸を包んでいる「腹膜」というところまで細菌が入り込んでしまう。この時点で包丁で刺されたような激痛となるし、高熱になる。

  ・・・が、ここまでいくのはよほど。その手前で治療することになるのだが、治療は抗生物質と絶食と安静。 大体1週間で退院できる。

 

  この場合は発見が早くて、痛みもそれほどでもなかった。風邪で腹が痛い、その程度。

  なので全面的に医者の言うことを聞かなかった。

  脱走してタバコを吸いに行ったり、外来のカフェでケーキを食べた良い子は真似しないでください

  絶食5日目で医師に「明日から食事を再開します。最初は流動食ですけどね」と言われたが、「ケーキ食べたけど大丈夫っすよ?」と心の中で思っていた。

 

 

  良い子は真似しないでください。

 

 

  8日目に無事退院し、その後の検査を予約した。

 

大腸カメラの話

  入院開始日から1ヶ月後。大腸カメラの検査の日。救急車で何度も運ばれているし、盲腸も外科手術で取ってしまったこの私だが、大腸カメラは初めて。

  大腸カメラとは、要は小さなカメラをお尻の穴から入れて大腸を見る検査。

  ひいいい・・・それってあなrゴホッゴフォ・・・

 

  まずは大腸の中身を空っぽにしないといけないそう。3日前から食事制限の指導があり、そこはちゃんとやってきた。当日は検査後まで絶食。内視鏡検査室へ行くと、看護師に案内された。

 

  そこには大きなテーブルが4つほどあり、奥には10室を超えるトイレがズラッと並んでいる。テーブルには老若男女が黙々と1つ2リットルの透明な液体を、ため息をつきながら飲んでいる。

  実はこれ、下剤

  これを最低2パック(つまり4リットル)は飲むそう。

  おお、飲み放題・・・。

 

  老若男女が黙々と下剤を飲んでいる絵がシュールすぎて笑いが止まらなかった。が、みんな色んな不安をかかえてここに来ているので笑うわけにもいかない。笑いを抑え、心の中で乾杯し、私も4リットルを飲み始めた。

 

  飲む姿はテレビチャン◯オンの大食い選手権の予選のよう。なかなか4リットルはキツくてため息を出している人の気持ちがわかった。

 

  ちなみにこの下剤の味は完全にスポーツドリンク。とても飲みやすいが、量が多いので大変だった。

 

 

  開始40分後、ついにその時が来る。

 

  ぅ・・・トイレ・・・。

 

  最初のトイレはいつもと同じ形状のものが出てくるのだが、トイレの個室内には目標値の写真が貼ってある。これを目指して飲まないといけない・・・。(話題が話題なので表現を抑えます。想像力を駆使してください)

  私は若いので時が来るのが早いらしく、始めの一通が来てからは15分、10分、とどんどん感覚を短くし、最終的にはトイレから出た瞬間またトイレ、という状態になった。

 

  看護師さんに確認してもらい、飲み放題時間終了。順番を待っていよいよ内視鏡検査質へ行った。

 

  最近の大腸カメラは患者の苦痛を減らすために鎮静剤を入れてラリらせてくれるらしい。私も点滴をつなぎ、心電図やモニターなどの計測器を付け、鎮静剤が投与された。

  普通、その薬の効果で眠ってしまうらしいのだが、私は頑張って起きていてみた。

  ・・・が、薬には勝てないらしく、ただ目が空いていて音が聞こえてくるだけのシカバネになっていた。

 

  カメラを入れている間は薬が聞いているので痛みや苦痛はほとんど無い。カーブに差し掛かるとゴツゴツと当たる感じがしたが、なんせ薬が効いていたのでそれも気のせいかもしれない。

 

 

  結果的に検査は異常なし。憩室以外の問題が見つからなかった。

  でもまたいつかやるかもしれない。治らない病気だからなあ。

 

 

  そう、大腸憩室は一度出来るとなくならない。よって、治らない。だから私はまた入院する日が来るやもしれん・・・。

 

  かわいそうなのは私より、私にビビっていたいろんな若い医師たちだった。ごめんな。

 

 

  こんな患者来たら私だっていやだわ・・・。

  でもまた入院したらまた迷惑かけてやろーっと(^ω^)

  だって入院ってヒマなんだもん。

 

 

おわり