ひとりのセラピストのひとりごと

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リラクゼーションセラピストは、素晴らしい仕事です。国家資格者はリラクゼーションのことをどう考えているの?罪悪感を持たないで!

私は元セラピストの医療従事者ですが、リラクゼーションは、お客様のお役に立てる、素晴らしい仕事です。セラピストの中には無資格マッサージという言葉に敏感な方もおられますが、法的にも、倫理的にも全く問題の無い仕事です。国家資格者がリラクゼーションのことをどう考えているかについて解説します。

 リラクゼーションと国家資格

リラクゼーションセラピストだった時、時々不安になっていたことは、「無資格マッサージをやっている」ということです。法律的にはOKだけど、自分は悪いことをしているのではないだろうか、と不安になることがありました。

 

リラクゼーションから国家資格を取る人の中には、動機について「無資格マッサージはいけないことだと思ったから」と仰る方もおられます。そういった方は向上心があり、勉強する気持ちの強い素晴らしい方が多くおられます。勉強したいと思う気持ちは、素晴らしいものです。

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私はリラクゼーションセラピストを経て医療従事者になりましたが、リラクゼーションから転身した大きな理由は、医療が好きだったからです。

リラクゼーションは確かに人様のお役に立つ素晴らしい仕事ですが、より重症の方に接して、治したいと思う気持ちがありました。

怪我や病気を治すには、それだけ多くの知識がないとできません。資格取得や進学は、勉強したいという気持ちの結果でした。

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しかしリラクゼーションにいらっしゃるお客様も、ある意味「病む人」と言えます。疲れを癒し、明日また頑張れる励みになるリラクゼーションセラピストは、世の中になくてはなりません。

 

ではリラクゼーションセラピストについて、日本にはどういった決まりがあるのでしょうか。

 

法律の決まりとは?

日本の法律では仕事として、治療のための医療マッサージを行う人に資格を設けています。それが、「あん摩マッサージ指圧師」です。3年間の通学義務と、国家試験の合格義務があります。

 

リラクゼーションセラピストも、やっていることはマッサージではないの?と言われることもありますが、確かに、リラクゼーションではマッサージを行っています。しかしそれは、治療のためのマッサージではありません。あくまで疲労回復を目的とした接客業です。そのため、保険適用はありません。

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マッサージという言葉には法的な決まりがあるので、リラクゼーション店ではマッサージという表現を使わず、「揉みほぐし」「トリートメント」などと言います。しかしこれは実際のところ、疲労回復を目的としたマッサージ行為と言えます。

 

では治療とリラクゼーションのマッサージはどう違うの?と言いますと、治療では怪我の後遺症を治したり、回復を早めたりすることができます。さらに、必要な教育を受けて資格を取得していますので、隠れた病気の可能性を発見することがあります。こういったより医療としての機能を持っているのが、資格者の行う医療マッサージです。

 

マッサージの資格とは

一般の方はこういった事実をご存知ありませんから、一括りに「マッサージ師」と言う方が多いですが、現場に出ているリラクゼーションセラピストは、「私はマッサージ師ではありません」とよく仰います。少し紛らわしいですが、日本の法律と、日本人の決まりに忠実であるという性質からこのような現状になっています。

 

整体師の資格

職業を名乗るうえで、便利な言葉の一つが「整体師」です。整体師は「身体を整える人」と書きますので、マッサージやストレッチを仕事にしている人が言いやすい言葉になっています。

整体師は資格の名前ではなく、職業です。基本的には整体師という資格は存在しません。整体の専門学校などは多くあります。

 

セラピストの資格

セラピストもまた、職業を表現した言葉です。整体師のように幅の広い意味を持っていて、「人を癒すことを仕事とした人」を言い表しています。民間資格の中に含まれる場合があり、有名なものでは日本アロマ環境協会のアロマテラピーセラピストなどがあります。

 

資格は無いといけないもの?

リラクゼーションで働く方には資格をお持ちでない方もたくさんおられます。半数以上が特に資格を持っていない方です。資格がなくても、リラクゼーションセラピストはできますし、開業することも可能です。

資格がないことに劣等感を持つ方もおられますが、義務がない、ということは、必要がない、ということ。資格は欲しくなければやらなくてもいいのです。

 

国家資格者はリラクゼーションをどう考えているか

世間ではごく一部の資格者に、リラクゼーションを商売敵のように考える人がいます。しかし、資格者は医療従事者であり、リラクゼーションセラピストは接客業です。医療マッサージ師とリラクゼーションセラピストは、一見似ていますが、全く畑の違う仕事です。

リラクゼーションセラピストが対応できない患者について、治療を施すのが資格者の義務でもあると、私は考えています。

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しかし現状として、「無資格マッサージ撲滅」のような旨をSNSで広げようとしている方もおりますし、リラクゼーションについて否定的な医療従事者がいることも確かです。ゴシップが好きな人は特にそういったことに興味を持つ傾向があると感じます。

 

その方はご自身の職業が、医療ではなく、リラクゼーションと同じであると考えられているのだと思います。それはその方の考えですから、私が意見を言う権利は持ちませんが、リラクゼーションの方を否定する人がいるというのは、私にとってとても悲しいことです。

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私は個人的にはリラクゼーションは疲れを癒す職業であり、国家資格者は医療従事者であるというだけで、どちらが良いということも、悪いということも無いと考えています。そしてこのような意見の人は、医療従事者に多いと感じます。リラクゼーションは、リラクゼーションをする。ただそれだけのことなのです。

 

資格はただの道具でしか無い

日本は法治国家ですから、医療を行うには定められた法律を守る義務があります。国家資格を取得すれば、医療現場に出ることができます。しかしそういった医療を仕事とする権利以前に、勉強することというのも、とても大切なことです。

より簡単に勉強できるのが民間資格です。民間資格も、世の中にはたくさん存在しますが、資格というのは自分が勉強したことを証明するものでしかありません。

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資格を持っていても腕の悪い医療従事者もおりますし、資格が無くてもお客様が多すぎて困るセラピストもおられます。

リラクゼーションセラピストは、勉強したく無い、必要無いというようであれば、資格を取る必要はありません。

資格を取る勉強をする時間があるのなら、たくさん現場に出て施術に入り、経験を積むことが、最も効率のよいトップセラピストになる方法であるとも言えます。

やり方は人それぞれ。資格は紙きれ、それ以下ということもあります。

 

リラクゼーションセラピストは、立派なお仕事です。どうぞ劣等感など抱かずに、のびのびとお仕事をしていただきたい。それが医療従事者である私の意見です。