ひとりのセラピストのひとりごと

ひとりのセラピストのひとりごと

ひとセラは、手に職つけたい人、つけた人の総合情報ブログ。

鍼灸マッサージ師(仮)がEBMセミナーに行ってきた!医師・薬剤師と一緒に勉強してみて思ったこと

 先日、医師主催のセミナーへ参加してきました。このイベントの参加は2回目で、今回は社会人向けということで現役の医師・薬剤師と同じグループで勉強させて頂きました。

 結論から言うと超大変だった!自分乙!!

 今日は医学系大学卒の人たちと勉強した感想です。

f:id:mogemilk:20180304215302j:plain

EBMとは

 専門学校の人はあまり聞きなれない言葉、EBM。

 

EBM は「Evidence based medicine」の略。その医師の経験や主観だけではなく、根拠のあるデータに基づいて医療を行なおう、という取り組みです。患者が何かの治療法を選択しようとするときは、こうした「EBMに基づいた説明」を受けることが重要とされています。https://kotobank.jp/word/EBM-14046

 

 だ、そう。

 なんだかよくわかりませんね!

 

 ざっくり言うと、例えばインフルエンザの患者さんがきた時に、「なんかタミフルが良いって習ったから処方するよ!」じゃなくて、「調べたら、タミフルが良いって結果が多かったから処方するよ!」みたいな感じです。

 どうやって調べるか、と言うと、論文検索。手頃なものでは日本語ではJ-stageで検索できますが、医学の論文は英語のものがより良いそうなので、大学の人は学内の専門検索ソフトで調べるそう。

 より良い論文が英語なので、英語の論文の読み方を練習しようよ!というのが、今回お邪魔してきたEBMセミナーでした。

f:id:mogemilk:20180304105838j:plain

前回が楽しすぎた話

 EBMセミナーにお邪魔するのは2回目。前回は大学生向けのものにお邪魔し、20代前半の若者にアラサー女が一人混ざり頑張りました。

 医学部の方が多かったのですが、めちゃんこ親切で本当に本当に楽しかった。英語の論文は全然読めないんだけど、困っていると誰かが助けてくれて、全員が同じペースで進めた。みんなが賢くて、さすが高学歴〜〜!!って感じで本当に楽しかったんです。

 

 調子に乗った私は、社会人の部にも挑戦してみることに。

 英語も薬剤も論文も、全体的にさっぱりわからんけど、頭の良い人が大好きな私は教えてもらうためだけに行ったのです。

 え?

 ググれ、カス?

 うるさいなあ。甘えたって良いじゃない!

f:id:mogemilk:20171210015039j:plain

大人の世界は甘くなかった

 とはいえ、鍼灸マッサージ師には縁もゆかりもないEBM。しかもかなり薬剤の話が出てくるんですね。

 医学用語の英単語もわからない。難しい。

 

 でも普段、いろんな人の前で大口叩いているので根性出さねばなりません。申し込んだものの、やっぱりやめようかな・・・と思いつつ、勇気を振り絞って参加してきました。

 

 今回のグループはほとんどが薬剤師さん。しかしそこに鍼灸師が一人おられました。大学院で研究している方と言うことで、なんだか見た目もものすごく頭良さそう!

膨らむ期待!

高鳴る鼓動!!

 

 

 ・・・が、始まってみると皆さん現場に出ていると言うことでカンファレンス(医療会議)用語がじゃんじゃん出てくる。病院で患者さんの会議している時に使うような普段使わない難しい言葉です。

 英語がわからないのではなく、カンファレンス用語でつまずくとは!

 

 くっ・・・わからん!!!

 前回と同じく「わからない時は、その場で質問して下さいね」と優しく言われたので、質問しまくりました。

f:id:mogemilk:20180304110948j:plain

 質問すると一応答えてくれるのだけど、私の質問のレベルが「パソコンってなんでパソコンって言う名前なの?」みたいな感じなので、答えられる人がいない。

 現場を引退した重鎮みたいな先生とか、どこかの大学で教えているえらい先生とかがいたのですが、私の質問に答えられないんですね。当たり前すぎて。子供の質問って答えにくいですよね。そう言う感じだったんだと思います。

 答える方も「だってそういうもんなんだもん!」みたいな返答になってしまって、お互いストレスが溜まるような感じでした。

 

 最終的には私も黙ってしまって、重鎮とえらい先生が喋っているのを若者が聞いている会って感じに見えました。

 

  そんな感じで私はハテナだらけだし、若者は愛想笑いしてるし、重鎮は超喋りまくってるし、みたいな感じにおちつきました。

  ワカランからツマランかった。

 

 

勉強会ってなんぞや

 勉強会って、知らないことを誰かが教えてくれたり、みんなで考えたり、一緒に勉強したりするもんだと思うんですよね。お互いにフェアで、仲間だと思うんですよ。

 でも全員が社会人だと、年齢がバラけるので自然にフェアじゃなくなっちゃうわけですね。年配者に若者が意見を合わせるようになってしまう。ディスカッションじゃなくなっちゃうんですよ。

f:id:mogemilk:20171210015245j:plain

 あんまり身にならないので、しょうがないからグループをずっと観察していたんですけど、ディスカッションしているつもりはあるみたいなんですよね、全員。でも対立する意見は出ないし、本質的には全員が無意識に一番年配の人に意見を合わせているんですよね。誰も気づいていないだけで。日本人あるあるって感じでした。

 

勉強会の当たり外れ

 よく社会人のセミナーや勉強会に参加しているので、良かったり悪かったりするのですが、講師の先生が優秀でも、グループがいまいちなことはよくあります。逆ももちろん。ものすごい高額だったのになんじゃこりゃああみたいな内容の時もありました。カネ返せー!レベル、ね。

 もうそれは運であってしょうがない。自分で選べるものではありません。

f:id:mogemilk:20180222000623j:plain

 年齢の差とか、合わせてしまう文化とか、フェアじゃなくなってしまったという結果も、私と彼らの価値観が合わなかったという意味で、私から見ると外れでした。

 

 ただ今回のEBMセミナーは、私と彼らとの間に明らかに言語的な差がありました。

 特に鍼灸業界で、病院などの医療チームと言語的な違いがあるので干されがちなんてことが言われているのですが、まさにそれ。でも向こうはウェルカムなんですよ。だって頑張って答えようとしてくれるもの。

 

 でもね、答えられない。

 言語を教えるのって、特殊な能力らしいんですよね。医学用語だけでなく、日本語とか英語も。周りに言語教師が多いのでよく伺います。

 いくら高学歴とはいえ、言語のティーチングを訓練されているわけでは無い普通の人たちに、言語的な説明を求めているのですから、そりゃあ答えにくいはずなんですね。私も質問しにくくなって当然。

f:id:mogemilk:20180308123328j:plain

 だからねえ

 もうこれは私と彼らの問題ではなくてね、教育の問題。専門学校が悪い。ひいては厚労省が悪い。国が悪い。

 私と彼らに悪い要素があるとすれば、運が悪かった。

 マッチングね。

 

 向こうのほうのグループにはなんと医療従事者ですら無い人がいたそうなのですが、なんかフレンドリーに笑顔で喋っているから、あちらは気のあう人たちだったのだろうなあ・・・。

 マッチングね・・・。

 

 私のグループの中に鍼灸師が私の他にもう一人いたので、きっと気を使って組み合わせを考えてくれたんだと思いますが、私の不徳の致すところのようです。

f:id:mogemilk:20180316105841j:plain

私が得たもの

 などと不満を言いつつも私としては非常に有意義な勉強会でした。

 無理やり質問をねじ込んで、英語の論文の読み方は聞き出してきたので、あとは訓練だと思います。私は友人に英語を話す人が多いので彼らに助けを求めることもできました。

 2回も行ったのでだいぶ慣れたのも一つ。あと勉強会の後の懇親会がめちゃくちゃ楽しかったです。偉い先生がすごい優しくて嬉しかった。やっぱりこういう出会いが醍醐味なんだよな〜〜。

 

 EBM自体は一人でやっていけそうです。わざわざ勉強会に行かなくても、訓練していけると思いました。

 そもそも私がマジで勉強しようとすると授業全面無視して一人でアナザーワールドに行く感じなので、勉強会自体が遊びなんですね。自己紹介の時にも言いました。「EBMセミナーに来た動機は、趣味です。

 

  他の先生は「患者さんのために…」なんていう崇高な動機でいらしてるのに、おバカな私は遊びに来ております。ゴメンナサイ。

f:id:mogemilk:20171130205347j:plain

鍼灸師はEBMセミナーに行った方が良いか?

 ただの感想文になってしまうので、最後に鍼灸師はEBMセミナーに行った方が良いか?と言うことを考えてみます。

 今回の体験だけを踏まえると、答えはNOですね。理由は、セミナー自体は苦痛だったからです。

 

 「わからない」「わからないから、質問する」この二つって結構な苦痛なんですよ。私は時々えらい人に会って出鼻を挫いてもらう努力をしているし、何しろ卒業したばかりで現場に出ていないのでプライドなく質問できるんですけど、年配の鍼灸師だとプライドめっちゃ高いから超キツいと思うんですよね。

 

 

 まあでも・・・プライドなんてない方が良いですよ。自信はあっても良いけどね。

 個人的にはプライドは金にも名誉にもならないと思う。

 

 

 

 EBMセミナーに行ったら・・・

 

 こう言う苦痛があるかもしれない、ないかもしれない(前回は超楽しかったから)。

 

 

 

 

 

 わからない苦労があるかもしれない、ないかもしれない。

 

 

 

 

 

 それでも、EBMを勉強したい!と言う鍼灸師は、どれくらいいるでしょうかねえ。限りなくゼロに近いんじゃないでしょうか。

 だって鍼灸自体がエビデンスびみょ〜〜だから。

 

 

 

 鍼灸のエビデンスどうなの話は、また長くなるのでやめますが、私は基本的にはそんなもんいらねえと思っています。

f:id:mogemilk:20171210014519j:plain

 だから・・・

 私は本当によく行ったなあ、と思う。本当に変態だと思う。

 みんなは行かない方が良いと思うよ。辛いから。よっぽど研究していますとか、勉強好きですとか、ほかの免許持ってますとかなら楽しいかもしれないけど・・・

 少なくとも専門学校を卒業したばかりの人にはめちゃキツいよ。しかも社会人経験して脱サラした年配者は本当にやめた方が良い。

 

 ここまで言って、それでもEBMセミナーに行く鍼灸師は、私は一生ついていきますよ。師匠。

 

 

 ちょっと脱線するけど、他人のプライドほど気を使うものってないんだよなあ。医学系の高学歴の人ってプライドがうんちゃらとか無い人によく会うから楽なんだけど、中途半端な人が一番面倒なんだよねえ。すぐ「ドヤ」話する人。腫れ物に触る心境で接するよね。地雷だらけって感じ。

 どうでも良いですね。

 

 

 

 なんか言いたいことが迷走してきたのでこの辺で終わります。

 ハウエバーお疲れ様でした。