ひとりのセラピストのひとりごと

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はりきゅうって本当に効くの?アロマテラピーの根拠は?代替医療にも科学至上時代。鍼灸・マッサージなど東洋医学のエビデンスはどれくらい大事?

 鍼灸業界でよく言われているのが「エビデンスが無い」「エビデンス出しにくい」。東洋医学は科学では無い側面のある医学であるため、科学的根拠であるエビデンスの話をしにくいと言う特性を持っています。しかし今はエビデンスの有無が信用度になる時代。

 果たして鍼灸にエビデンスは必要でしょうか?

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エビデンスとは?

 学校や学会などでエビデンス、エビデンスってやたら言うけど、そもそもどう言う意味なの!?

 

エビデンス(evidence)

証拠。証言。
医学で、臨床結果などの科学的根拠。その治療法がよいとされる証拠。→エビデンスベーストメディシン

https://kotobank.jp/word/エビデンス-446084

 

 

 医学においては根拠、だそう。

 例えば頭痛薬が本当に頭痛を止めているのか?というテーマを研究する時に、目的に準じた試験をします。そして薬の効果が正しいことを調べ、根拠をまとめます。これがエビデンス。証拠があるから安心して使えるよね、だからエビデンスは大事だよね、ということ。

 

 病院では治療をするにあたり、このエビデンスを最も重視します。確実で、安全に治療できるように、世界中で多くの人が調べて発表しています。

 

エビデンスの弱点

 科学的根拠であり、一見絶対的なエビデンスですが、あまり論議されないものの、弱点もあります。

 エビデンスとは確かな証拠であるので、証明しにくい複雑な病気であると答えが出しにくくなってしまいます。確かな証明であれば、今度は過信しやすくなりますし、エビデンスがないとそれは誤りだ、という極端な考え方にもなりやすくなります。

 

 証拠は大事ですが、大事だからこそ囚われて固着してしまうのがエビデンス。柔軟な考え方を失うことは、時に治療の中で問題になってきます。

 

否定的なものの見方が大事、だけど・・・

 エビデンスは論文から見つけることが多くなるのですが、その論文は本当に正しいか?ということを深く考えるために、否定的に捉えるクセがつきます。

 

 ちなみに論文とは

ろん‐ぶん【論文】

論議する文。筋道を立てて述べた文。
学術的な研究の結果などを述べた文章。「博士論文

https://kotobank.jp/word/論文-664146

 

 これは誰でも持ってしまうもののようですが、否定的に考えすぎて肯定ができなくなることがあります。

 頭痛にはこの頭痛薬が効くんですよ、という論文を読む時に、そんなことないだろ?と疑いながら読んでいきます。常にそれをしているので、考え方自体が否定的になっていきます。

 人間は基本的には否定されることが嫌いなので、他人の否定をしても、自分を否定されるのは嫌です。だから自分は正しい、これは間違い、という考えが根本にあります。

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 結果、論文を読んでもただ否定して終わるということが発生してきます。

 優秀な先生ではそんなことないのでしょうが、知人に症例について相談した時にイラついたことがありました。

 

めりー  「この症例、腱板炎っぽくない?」

知人  「うーん、これはあの論文によるとここが違うからなあ」

めりー   「でもこういう症状だよ?」

知人  「決定的な診断点が無いから、違うと思う」

めりー   「じゃあ何なのさ?」

知人  「腱板炎では無い(ドヤ顔)

めりー   「」

 

 みたいな。

 治療できないじゃんwwww

 否定するならそのあとどうするかまで考えて欲しいのに「それは違う」で終わってしまうので知識の無駄遣いを感じずにはいられませんでした。

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 否定からは何も生まれないんですよね。

 

 

 私たちがやらなければいけないのは、答えを探し出す、あるいは作り出すことなんですよ。

 なんだけど「はい、違うね〜」と鬼の首取ったように否定してるだけの人が結構いて、話にならんって感じです。

 でも世の中そういうもんみたい。それが日本人みたいですね。

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頭でっかち?日本人

 私は普段外国人とよく話していたり、私自身が変な日本人であったりして昔から日本の文化はおかしいなあと思ってきたのですが・・・。

 この「ただ否定する」というクセは日本人ならではみたいですね。ニュースでも否定が多いでしょう。だからネガティブなトピックスが多くて、くだらないので私はテレビを見ません。

 

 否定自体は世界中で必要なディスカッションとして行われていますが、私が会ってきた日本人たちは否定するだけで改善のための意見まで考えてないんですよね。それが本当に日本人に特に多いのかはわかりませんが、そういう傾向はあるかもしれません。

 調べてみたのですがちょっとみた限りネットには良い文献がありませんでした。

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英語の論文を読もう

 世界で読まれている論文のほとんどは英語だそうです。だからみんなに読んで欲しい人は英語で論文を書く。なので英語の論文を読めることはエビデンスを掴む上でとても大切なことらしい。

 しかし日本語は世界の中でも独特な言語なので、英語に対して苦手意識のある人は結構多いよう。例えば論文を書く人でも英語むづかしぃワ・・・と思っている人は少なく無いらしい。

 

 らしい、らしいばっかりで中途半端だなあ!と思われそうですが、私は学歴がないので聞いた話になるのは勘弁してください(汗)

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 先日お邪魔したEBMセミナーでお題だったのが、「日本人が書いた英語の論文」でした。

 他の先生は難なく読んでいるのですが、私はどうも文法がわかりにくいっていうか、なんでそんな言い方?みたいな言い回しがあって、不可解だったので外国人の大学院生に一節読んでもらったんですね。

 そしたら

 

「あ〜〜コレは・・・^^;;

 外国の論文は、もうちょっとレベル高いと思う^^^;;;」

とすごく言いにくそうに言ってくれました(笑)

 

 英語が堪能だったら言い回しなんて関係ないんでしょうが、私のような初学者で英語にも慣れていない人が読むにはすごく難しかったんですね。

 論文なんて難しいんだから当たり前じゃないか!と思うんですけど、相手にわかりやすく表現するというのは最も大切なことで、発表する以上は読む人のことを考えなければいけないわけですね。

 一緒に読んでいた他の先生方はみんな学力があって、問題なさそうだったんですけど、私は文法なんていう論文の内容と全く関係ない初歩的なとこで疑問を感じたので、なんだかなあ、だったんです。

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 他の先生方は、英語の論文を読む時に、みんな画像処理的に「見ていた」ようだったんですね。

 

 他の先生に「ここ、文法が・・・」と言うと、

そんな風に読んでない!

 と言い放たれてしまったので、どうも言語的な見方をしていないのかなと思いました。

 

 

 医学の外の方でも英語の論文を読む日本人は英語が話せないという話を聞いたことがあって、私としては微妙に意味わかんないですね。

 

 英語という言語を持たないと、論文が読めてもわからないことを質問できないじゃない。

 

 

そもそも文章読むのに文法関係ないってどういうこと?

関係あるだろww

どんだけ頭良いんだよwww

 

 というわけでここが変だよ、日本人、と思いました。ま、私がおバカなだけかもしれません。

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東洋医学とエビデンス

 さて。では主題の、東洋医学にエビデンスはあるのでしょうか?

 はっきり言って微妙なんですね。中にはあるものもあるけど、ほとんどが無い。

 というのも、東洋医学の薬品や医療機器はかなり繊細な装置なので、人体の反応を調べるのが本当に難しいんです。

 

 はりきゅうについては、メカニズムはかなり研究されているのですが、だから効くんだ!とはっきり言えません。どんなものにも個人差があります。この人にはよく効くけど、この人はダメだった、みたいな差が出てくるんですね。

 誤解のないように言っておきますが、それは病院で処方される薬品でも同じことが言えます。ただ、はりきゅうはその人の回復力を利用して治療を行うので、治りに個人差が出やすいんですね。

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 マウス(ネズミ)やラット(でかいネズミ)で実験は繰り返されています。

 でもねえ。ラットのツボに鍼を打ったらこんな効果が出ました、なんて論文、参考になりますかねえ。

 

 お医者さん信じますかね?

 論文ばっかり読んでいて否定グセのある人が納得するでしょうか?

 

 

 びみょ〜〜〜でしょ。

 

 

    まあ9割、バカにしそうですね。

 私も逆の立場だったら後で悪口言うと思うな。

 

 

ラットのツボてww

 

 

  て感じで。特に私は性格悪いので。

 

実際バカにされた?話

 以前このブログでも取り上げたんですけど、「代替医療のトリック」という書籍があるんです。内容的には代替医療を否定しているのですが、鍼の効果を否定する一節があるんですね。

代替医療のトリック

 

関連記事

www.tenishoku-serapisuto.net

 

 バネをつけて実際には刺さらない偽物の針を作って、プラセボ群を設けるんですけど、プラセボ群とそうでない群で効果が変わんないよねえ、っていう内容があるんですが・・・

 

 

 鍼でプラセボ、無理じゃね?w

 

 って思いません?

 

 いや、ぶっ刺されたらわかるだろwww

 

 

 って、 思 い ま せ ん ?

 

 

 

 なんかこの本、有名らしいんですけど、先日お会いした偉い?先生がこの本を読んでいて、プラセボ針の効果が同じだってwウケるwwwみたいに言ってたから、あ、素人さんなんだなーって思ったんですよね。

 

 だって鍼でプラセボ無理だろwwwww

 

 

 しかもダブルブラインドができないので無理ゲーっていうか。オワコン的研究?

 

 

 

 なんかたまに「鍼とか、信じる?」みたいなこと言う人がいるんですよね。現場の先生は流石にそんなこと言わないんですけど、信じるも何も、宗教じゃねえんだよって思う。

 学校でそういうこと言っている人がいて、じゃあお前はなんでここにいるのだ?と思ったことがあります。何?信じるって?おまじないかなんかだと思っているのか?ワカラン。

 

 「鍼とか効くの?www」みたいな人とか「鍼とか信じるの?www」みたいな人はめんどくさいので

効かないっすよwww

 って言ってる。鍼灸師のみなさんごめんなさい。でも、めんどくさいから。

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 代替医療のトリックなんて、超面白そうなネタですけど、所詮ネタなんですよね。お茶の間ワイドショーみたいなもんなんですよねえ。あ、代替医療のトリックで躍起になっている人、ごめんね。頑張って否定してください。まあでも確かに面白いですよね。

 

 

 あの有名な鍼灸師大先生は実はぺてん師だった!

 

 

 うーん、面白い。尻尾つかんだ方はぜひ大々的にマスコミで扱って欲しいですね。

 

 

 まあ鍼灸師が捕まる時って大体セクハラですよね。

 

 

 

 クズめ・・・。

 

 

 

 ゴホン。ごめんあそばせ。

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アロマテラピーも色々あった

  ちなみに東洋医学ではありませんが、代替医療の一つであるアロマテラピーもエビデンスを出そうと色んな人が頑張りました。

 私は「公益社団法人日本アロマ環境協会認定アロマテラピーインストラクター」って言うやたら長くてよくわからない資格を持っているんですけど、まあ要はアロマテラピーには、ちょっとうるさいよ?みたいな人です。

 

 たま〜に学会誌が送られてくるんですよね。初めて目にした論文はアロマテラピーの学会誌でした。送られて来たら読むんですけど、いろんな大学の人が頑張ってエビデンス作ろうとしていたのですが、

 

 

・・・・

 

 

 

う〜〜〜ん

 

 

 

 

 

ビミョぅうぅ〜〜〜

^^^;;;;

 

 

 

 

 みたいな感じでした。

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 心拍数とか血圧とか色々測っていて、血液検査までしているんですけど、科学的根拠オォォォ!!!みたいな感じにはならないんですね、どうしても。

 というのもアロマオイルって、天然物なのでクスリのように一つの物質がものすごく高純度で入っているなんてことがないんです。だから血中濃度も上がりにくいし、上がっていたとしても誤差の範囲内だったりして口うるさい論文オタクたちを黙らせるだけのはっきりした証拠にならないんですよ。

 

 血中濃度が明確に上がらないので、嗅覚の脳へ与える影響を調べた人もいましたが、結果がどうしても主観的になってしまうんですね。エビデンスって客観的証拠(数字で出せるもの)でないとダメなんですよね。あ、いや、ダメってことはないけど、オタクが黙ってません。

 

 良い匂いを嗅いだら、なんだか気持ちがリフレッシュしたよ!

 みたいな素人っぽい結果になりがちで、ああ〜〜これはダメだ〜〜と。

 

 代替医療には他にもトンデモ治療法があるのですが、全体的にエビデンス取りにくいのは共通しているところでしょうか。

 

 

 代替医療が長い歴史の中で淘汰されずに残っている理由は、効くから、良いと思う人が多いから、なんですね。そういう古き良き文化的なものを無理くり証明しても、オタクを黙らせるくらいしかメリットが無い。

 オタクなんてなんでも否定するんだからほっときゃ良いわけですよ。

 (あ、もちろんオタクにも色々あると思うんですがw)

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 証明できないということは、否定もできない

 つまりですね

 鍼など代替医療の効果は証明がかなり難しいので、否定も難しいんです。

 

 肯定も否定もできない。

 

 そこが、はりきゅうのいいところなんですよ。

 

 

 そもそも絶対的なものなんてこの世にないんですね。人間は理屈で生きているわけではないんですよ。平均寿命とか、リスクとか、色々言われていますけど、一方で人権とか、自由があるでしょう。好きなものを食べて生きてもいい、という自由があります。もうその時点で矛盾しているんですよね。

 

 

 

 例えば、酒が好きで好きでたまらなくて、糖尿病になった患者さんがいるとします。でも、その人は酒を飲めないくらいなら死んだほうがいい、足を切っても酒が飲みたい、というのだったら、もう止められないんですよ。止める権利がないんですよね。他の人には。

 国だって、透析治療の料金を負担してくれます。そうでないと高額すぎますから、透析が必要な方は3日で亡くなってしまう。それはあまりに非道である、と。

 だから「このままだと死んじゃうから、やめて〜〜!」とお願いするしかない。家族も、医者も。

 

 ちょっと極端な例かもしれませんが、こういう現場が本当にあるんですよ。しかも一人、二人という話ではありません。

 で実際このことをブログに書いた有名な人が超炎上したりね。問題になります。

 

 健康は大事だ、けどそれは個人に任せてる。けどお金かかるからできるだけ頑張って健康でいてぇ〜〜!!!

 というのが国とかWHOとかの願いです。

 

 ちょっと言い過ぎかw

 まあいいかw

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 脱線しました。戻します。

 

 

 

 医療の中に絶対的なものってないんですよね。バイオエシックスっていう学問の中で、よく取り上げられるんですが、絶対これが正解!っていうことがないんですよ。

 

 鍼は古い時代の医術でしたが、時代が変わってエビデンスのある西洋医学が主流になりました。命を救うことがだんだん簡単になってきて、延命治療をどこまで行うかがとっても難しい問題になりました。だからこそ病院ではなく、帰宅させて、普通に、自然に死なせてあげよう、という動きが出てきました。

 

 

 

 一周回って元に戻っているように感じるのですが、私だけでしょうか。

 

 

 

 そして家で自然に暮らし、自然に死ぬときに、自然な力を利用して苦痛を軽減しよう、治療を施そう、というのが東洋医学です。

 

 

 人類ってしばしば迷走しますよねえ。地球規模で。

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証明できそうなものもある

 しかし鍼灸の全部が全部証明できない、というわけではありません。マウスやラットの実験でも、薬剤を一緒に用いてかなり信頼性のある研究も行われた経緯があります。

 

 特に疼痛緩和においてはもっともらしい研究があり、ペインクリニックなどで利用される場合もあるようですが、何しろ日本ではあまり主流ではありません。

 世界的には利用されていて有名な鍼ですが、日本でこれだけ遅れているのには歴史的な背景とか、政治的な理由とか、お国柄とか、イワクが色々あったりします。まあ、日本だしねえ。しょうがない。

 

 

 色々考えると日本で鍼灸を普及させるのってものすごいめんどくさそうだなあ。

 いいんじゃないかなあ、今のままで・・・。

 頭の良い鍼灸師が頑張ってくれるし。

 鍼灸師の頭の良い人ってすごいエグいんですよね。関わりたくない〜って感じ。私のいない世界で頑張ってくれ。

 

 私はこういうオヤジのたわごとみたいなブログをつらつら書くことに専念していようかなあ。

 

 やるきね〜〜(笑)

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西洋医学はもちろんサイコー

 断っておきますが、私は薬も病院も好きです。必要な時にはためらわず飲みます。ま、点滴はちょっと針が太くて痛いので嫌ですね・・・(笑)

 

 生理痛が結構辛い方なんですが、イブプロフェンとかロキソニンとか、あれいいですよ。ご飯食べた後ちょっと出して飲むだけ。10秒で終わり。

 

 はりきゅうでも生理痛は治せるんですけどね、道具出したり片付けたりするのが面倒なんです。外出先でできないし。

 私は生理痛は大体10時間くらいしかおきないので、一回飲めばもう気にならないくらいになるんですよね。何日も続く人はちゃんと治療したほうがいいかもしれませんが、私には白いクスリで十分なんですね。

【指定第2類医薬品】イブA錠 60錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

 あと、私は大腸憩室っていうものを持っていまして、たまに入院するんですよ。そういう時は現代医学に感謝します。抗生物質サイコー!

 以前悪化して腹膜炎で運ばれたんですけど、あれは100年前だったら死んでたなあと思います。生きていられるのは現代医学のおかげ。西洋医学様様です。

 

 最近のお医者さんはお腹をできるだけ開けないように考えてくれるし。

 いい時代になったなあと思います。

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お互いに足りないものがあるのだから

 エビデンスはもちろん大切です。ないといけない。西洋医学・東洋医学に限らず、探求しなければいけない、私たちの義務だと思います。

 

 

 でも、それは大きな物事の一面にしかすぎません。

 

 

 決してエビデンスが全てではない。そこには、患者の環境、心理、治療者の状態、社会、政治、自然、気候、色々な大事なものがたくさんあるんです。エビデンスは、その一部。なくてはならないパーツの一つです。

 

 そして東洋医学は、その他のパーツを持っています。

 どちらか一方だけではダメなんです。

 

 

 

 以前、ヒトの寿命が短かった時は、西洋医学や科学だけで十分な機能を果たしていました。でもその時代は終わってしまったんです。

 

 ヒトの寿命はどんどん伸びていきます。死ぬことを忘れるほどに、生きている。

 「健康寿命」という言葉が言われてくるほど、体は動かない、でも心臓は動いている、こんなかわいそうな人がいるんですよね。それでも生かさなければいけない。

 命ってなんだろう、って、思います。

 

 私が東洋医学に望むのは、人間を人間として、命として生かしてくれる学問なのではないか、ということです。

 

 そしてそれは望みではなく、臨み。

 

 

 

 私たちが、手を取り合い、新しい何かを作り出す。

 

 

 

 

 

 それが必要な時代が、今来ているのだと思います。

 

 

 

 

 

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