ひとりのセラピストのひとりごと

ひとりのセラピストのひとりごと

手に職つけた、ひとりのセラピストのブログ。意識低い系。

砂糖が身体を冷やすって本当?医学的根拠を考えてみた。身体を冷やさないためには、基本の生活が大事!

 以前、リラクゼーションセラピスト時代のこと。

  

 超ベテランセラピストの先輩が、

 「白い砂糖は体を冷やすから、悪い」

 と言っていた。

 

 その後そのサロンとも先輩ともお別れし、医学を勉強した私ですが、

 

 いまだに砂糖が身体を冷やす根拠がわかりません。

 

 調べてみてもわからないので、否定しかできないのですが、「砂糖は身体を冷やす」と言う俗説について、解説します。

 

f:id:mogemilk:20170108151719j:plain

 

砂糖とは

 砂糖と言うと、栄養学的にはショ糖(スクロース)という分子です。

  

 サトウキビなどから精製されています。

 

 一般的に使われている砂糖では、ほかに黒砂糖などもありますが、ここでは白砂糖、グラニュー糖などの解説をします。

 

 一般的に糖は植物などに多く含まれていて、私たち人間は最も燃やしやすいエネルギーです。

 

 糖が無ければエネルギーを作ることができませんので、痩せていってしまいます。

 

 さらにずーっと欠乏すれば、生命の維持が難しくなります。

 

 それほど大事な糖。

 

 この糖は砂糖のほかに、ご飯、パンなどの炭水化物、野菜などにも含まれています。

 

 ただし、炭水化物の糖は、グルコースという名前の糖です。

 

 野菜などに含まれる糖は、また違った名前で、たくさんあります。

 

 また野菜に含まれる糖は、人間は分解することができないこともあります。

 

 コンニャクやキノコなど、カロリーがゼロにちかい食べ物は、それらに含まれる糖分を分解することができず、エネルギーにできないので、0キロカロリーなのですね。

 

 話は戻って、砂糖に含まれるショ糖。

 

 ネットでもたまに言っている人がいるんですが、身体を冷やすと言う意見があります。

 

 これがずっと気になっていて、生理学の授業で詳しく勉強したり、自分で調べたりしてみたものの、根拠が全く不明です。

 

 医学系の人たちから、砂糖が身体を冷やすと言う意見を聞いたことがありません。

 

 

 砂糖が身体を冷やすって、どういうことだ!?

 

 誰か教えてくれー!!

 

 そうだ、グーグル先生!!

 

 助けてクレー!!

 

砂糖が身体を冷やす?理由

 ネットの複数のページによると(どうしても否定せざるを得ないのでサイトURLは控えます)色々な根拠が書いてありますが、私は根拠というにはあまりに乏しいと思える内容だと感じます。

 

 身体が冷えて辛い、という女性は多いので、みなさん大変な思いでお調べになっていることと思います。

 

 お辛い女性の方たちのためにも、少し解説しておきます。

 

 

その1血糖値

 血糖値を激しく変動させるので、血糖値が下がった時に体温も下がる

 

 と言う意見がありました。

 

 うーん・・・これはまあ、確かにそういうこともあるかもしれません。

 

 でもそんなこと言ったら普通の食事でも起きるし・・・

 

 まあ糖尿病などの病気の方は気をつけなければいけないと思うんですけど、

 

 糖尿病であれば血糖値の急降下は、体温の低下よりも、意識喪失の心配があるので、管理しています。

 

 かなり危ない 

 

 体温の低下を気にして血糖管理をしている話は、聞いたことがありません。

 

  糖尿病などの基礎疾患が無く、ダイエットやマクロビに興味のある年齢の女性は、そこまで神経質にならなくてもいいんじゃないかなあというのが、私の見解です。

 

 ちなみに食後は健康な人は体温が上昇します。

 

 消化のエネルギーを作るんですけど、その時に一緒に熱も作ってしまうので、ちょっと体温が上がるんですね。

 

 甘いものには砂糖の他にもバターなどの油の成分が多いので、結構消化するのが大変です。

 

 甘いものに限らず、食後は体温は上がります。

 

その2栄養不足

 白い砂糖には栄養が含まれていないのでビタミンが不足する

 

 と言う意見がありました。

 

 これは、まあ間違っちゃいないと思うんですけど・・・

 

 白い砂糖しか食べない人っていないですよね?

 

 もしも、本当に、ほんとうーーーに白砂糖しか食べなければ、当たり前ですが栄養失調になります。 

 

 でも、多くの方は甘いもの以外に、食事を摂っています。

 

 だから栄養失調にはなりません。

 

 むしろ栄養過多です。

 

 太るのは、食べすぎと運動不足が原因です。

 

 精製された白い食品には、栄養素が少ないと言うのは本当です。

 

 だから、白い。

 

 江戸時代に白米が登場した時、庶民は白米しか食べなかったので「脚気(かっけ)」という病気が流行りました。

 

 が、現代人はおかずを食べていますので、その心配はありません。

 

その3自律神経 

 栄養失調によって自律神経が乱れる

 

 という意見もありました。

 

 現代人のほとんどは自律神経が乱れまくっています。

 

 人間の体内時計は24時間よりちょっと長めに設定してあるらしいのですが、

 

 朝浴びる太陽光でその設定の調整をしているそうです。

 

 でも室内光が保たれ、パソコンやスマホを見るので、ブレてもしょうがない環境だそう。

 

 ストレスも自律神経を乱す原因です。

 

 だから甘いものを食べていても、食べていなくても、自律神経は乱れていると思った方が良いでしょう。

 

  砂糖と自律神経に直接の関係はありません。

  

番外編 

 砂糖の原料であるサトウキビは、熱帯地方の食べ物だから、身体を冷やす作用がある

 

 という意見もありましたが、

 

 これはちょっと乱暴すぎると思います。

 

 乱暴すぎるので流します。

  

身体を冷やす食べ物って何?

 身体を冷やす食べ物はやめましょう、みたいなことがよく書いてありますが、身体を冷やす食べ物を、熱々で食べても体は冷えるのか?どうなのか?と思うんですよねえ・・・。

 

 水っけの多い野菜や果物、魚介類の一部が「身体を冷やす食べ物」だそう。 

 

 水っけの多い野菜っていうのは、白菜なんかね。

 

 白菜って、冬によく鍋にして食べますよね。

 

 あれ、身体冷えます?

  

 私は温まるんですけどね・・・。 

 

 私はおかしいんでしょうか・・・。

 

東洋医学の考えから来てるのかも? 

 さて

  

 屁理屈は置いといて

 

  こういった「身体を冷やす食べ物」というものは東洋医学から来ていると思います。

 

 東洋医学には「寒」「熱」という病気の状態があるんですけれど

 

 食べ物を利用してこれを和らげよう、という考えがあります。 

 

 食養生なんて言ったりしますね。

 

 食養生の考えからは、身体の状態に合った食べものを選ぶことは大切なので、

 

 「寒」の強いような食べ物は、「寒」の病気の人はやめようね、なんて言ったりします。

 

食養生、効く?効かない?

 食養生は東洋医学ですから、一応医学です。

 

 一応って言ったらすごい怒られるんですけれども。

 

 病気にはいろんな治し方がありますが、西洋医学も東洋医学も共通して、治療の中で生活習慣も改善して行きます。 

 

 長い期間、冷えを感じるというのは、東洋医学的には病的状態なので、治療ではお灸の治療をしたり、漢方を処方したり、食事や生活のアドバイスをしたりします。

 

 お灸などの物理療法、漢方などの投薬療法、食事療法、生活の改善

 

 これらを合わせて、治療です。

 

 なので、

 

 「なんかアレは身体を冷やすらしいから、食べな〜い!」

  

 ということをやっても、多分治りません。

 

 一般的には、冷えている原因を探り、それに対処して行きます。

 

 食べ物が原因で冷えている方は、改善することで治りますが、

 

 多くのケースでアイスとか冷たいジュースとかビールとか冷たいもの食べ過ぎなパターンが多くて

 

 そんなちょっと白菜食べなくしたくらいじゃあんまり効果がないと思います。

  

 (食べ物原因だと、下痢や食欲不振など内臓障害が出やすいです)

  

 あ、いかん。

 

 そうだ、砂糖の話をしなければ。

 

砂糖って身体に悪いの?

 冷え云々ではなく、砂糖って身体に悪いのか!?という問題。

  

 誰が言い出したのか、白い薬や食べ物は危険みたいな意見がたまにありますが・・・。

   

 確かに、白いのは漂白したり、精製しているから白くなります。

 

 なので、余計な成分が含まれていない状態です。

 

 薬剤では確実な効果を出すために、不純物を混ぜるわけにはいかないので、高純度のものが使用されます。

 

 砂糖は甘いですが

 

 なぜ甘いかというと、砂糖しか入っていないからです。

 

 黒糖などの他の砂糖は、色素や電解質など他の栄養素が入っています。

 

 なので、白砂糖に比べて甘さが弱い状態です。 

 

 お菓子には味付けのために白砂糖を入れるので、

 

 純度が高く、甘みが強い方が都合が良いんですね。

  

 白いものには、不純物が少ない。

  

 白米や、小麦もそうです。

 

 不純物が少ない、ピュアなものは、料理の時に使用しやすいですが、摂り過ぎやすくもなります。

  

 砂糖は、食べ過ぎやすい食べ物です。

 

 なんでもそうですが、食べ過ぎは身体に毒です。

 

 砂糖は、健康な人はちょっとなら問題ないですが、、食べ過ぎれば身体に悪いです。

 

身体を冷やさないためには

 身体の冷えが気になる方は、一度、東洋医学の治療施設で診てもらうことをお勧めします。

 

 冷えという微妙な症状は、病院よりも、漢方や鍼灸治療院の方が得意としているところが多いです。

 

 ご自身でやっていただけることとしては、

 

 砂糖を断つ!

  

 ことは別にどうでも良いと思います。

  

 砂糖のせいで冷えていると感じているのなら、食べない方が良いでしょう。

  

 でも、おそらく多くのケースで、砂糖をやめただけでは改善が期待できません。

 

 身体を冷やさないためには、

 

 過度なエアコンの使用は控える(温度設定を弱めに)

 

 規則正しい生活を心がける

 

 食事はバランス良く

 

 定期的な運動(ウォーキングなどでOK)

 

 が効果的です。

 

 

 まあなんでもそうなんですけどね。

 

 個人的には、若い女性の冷えは、

 

 BMIが小さすぎる(痩せ過ぎ)、

 

 食事のバランスが悪い、

 

 筋肉が少なすぎる

 

 ことが原因でないのかなーと思っています。

 

 特に運動をしない人は多いのではないかしら。

 

 身体の発熱の多くは、肝臓と筋肉が行っています。

 

 肝臓はまあ普通に暮らしていればよく働いてくれるので、

 

 冷えを感じているなら筋肉が少ないのかもしれません。

 

 と言っても無理に筋トレをする必要はなくて、

 

 ウォーキングで十分だと思います。

 

 と言ってもしっかりと歩くような、運動としてのウォーキングですよ。

 

 ハイヒールで「私歩いてるのにぃ」というのは問題外です。

 

 年齢によって更年期障害が出てくると、運動などだけで対処することも難しいかもしれません。

 

 更年期障害を疑う年齢の方は、一度医療機関で相談することをお勧めします。

 

終わりに 

 砂糖が身体を冷やす 

 って、何だったんだ? 

 誰が言い出したんだ?

 

 

 噂はどこからともなく出てきますが

 

 砂糖が身体を冷やすことも、その一つだったのでしょうか・・・。 

 

 とにかく

 

 どちら様も、お大事にしてください。