ひとりのセラピストのひとりごと

ひとりのセラピストのひとりごと

ひとセラは、手に職つけたい人、つけた人の総合情報ブログ。

鍼灸・マッサージ指圧師が病院で働くメリットとデメリット。やりたいことができる素晴らしい環境!でも、やっぱり辛い時もある

  私はターミナルケア(終末医療)の病院で鍼灸・マッサージ師として働いていますが、

 

 

 辛いことがありつつも、患者さんに感謝されることは多く、新卒ながら、ひとりの鍼灸・マッサージ師として、非常にやりがいを感じています。

 

 

  今回は、鍼灸・マッサージ師が病院で働くメリット・デメリットです。

 

 

f:id:mogemilk:20180506112825j:plain

私の働く病院の概要

今、私が働く病院は、従業員数が200名以上の中規模病院です。

 

 

入院施設、居宅施設も有り、様々な職種の医療・介護スタッフがたくさん勤務しています。

 

 

この規模でも総合内科のドクターが一人で切り盛りしていて、ローカルでアットホームな職場だと思います。

 

 

私の部署はリハビリ室です。

 

 

リハビリ室には一般に理学療法士などの医療従事者が働いていますが、ターミナルケアという特性上の関係で、ここにはマッサージ師と鍼灸師しかいません。

 

 

外来、病棟の拘縮予防、デイサービスの機能訓練、居宅のリハビリなどが主な仕事です。

 

 

ドクターのオーダーによりリハビリしたりマッサージしたりするのですが

 

 

外来はマッサージ屋と化した接骨院と同じ

 

 

という感じです。

 

 

接骨院がマッサージ屋化するのはよくある現象なのですが、病院でもそれが起きることが分かりました。

 

 

医療施設のマッサージ屋化(と言うとマッサージ屋さんに失礼なんですけれど・・・)には否定的な意見を持つ方に多くお会いしてきました。

 

 

私自身も、治療するためのマッサージでないものに保険請求するのはおかしい、と長らく思っていました。

 

 

患者さんの治療が長期化し、転帰が予想できずに治療が終わらないということは、良くないことだと思っていたのですが

 

 

患者さんの主訴が消えない以上は、治療を施すような現状があり

 

 

それが法的に暗黙のうちに許容されていると感じています。

 

 

この辺りはマッサージだけでなく、命に関わるような重症疾患にも同じことが言えており

 

 

複雑な話ですのでここでは控えさせて頂きます。

 

 

病院に就職して、良かったこと

最初の印象はこんなところでしたが、周りの能力や性格はどうあれ、自分はやりたいことがあって病院という場所に就職しました。

 

 

やりたいことがラクに出来て、非常に嬉しく思っています。

 

 

まずは病院で働くメリットについて。

 

 

患者さんに感謝される

これは別に病院でなくても、どこだって鍼灸・マッサージという仕事はありえる話ですが

 

 

患者さんに

 メチャクチャ感謝されます。

 

 

 何の気なしに揉んでるだけなのに、ここまで褒めていただけて、完全に調子に乗っております。

 

 

年配の患者さんは非常に褒め上手で、いつもおだてられています。

 

 

患者さんが人生の師匠すぎる

病院に来る患者さんは、何らかの疾患が診断されているケースが多くなります。

 

 

結構びっくりするような病気や怪我の方もおられ・・・

 

 

外来・病棟に限らず、

 

 

 おお・・・

よく助かったな

この人・・・

  ((((;゚Д゚)))))))

 

 

という人がザラにいます。

 

 

カルテを読んで震え上がることもあった。

 

 

でも患者さんは明るく、優しく私に接して下さいます。

 

 

患者さん大好きだー!!

 

 

小さな喜びがめちゃくちゃ嬉しい

患者さんは麻痺の方、重傷の方が多く、もう治る見込みがないので、現状維持するためにリハビリをしています。

 

 

しかし、工夫すると患者さんに変化が現れることも。

 

 

今まで分からなかったけど、めりーさんのおかげで何だか良くなった気がする、と言われたことがあります。

 

 

飛び上がりたいくらい、嬉しかったです。

 

 

医学的には説明できないことも世の中には起きるので、

 

 

何が起きているかわかりませんが、患者さんが何か良くなったのなら、それで良いのだと思います。

 

 

福利厚生の充実

ここからは私利私欲にまみれていきますよ。

 

 

病院には社会保険がありまーす!!

 

 

接骨院やリラクゼーションでは、伝説に近い、社会保険。

 

 

社会保険証をゲットしました!!

 

 

国保よりもカードが丈夫です!!

 

 

それから有給もあるし、労災も、雇用保険も・・・

 

 

要するに

 

 

法律を守った会社です!!!

 

 

こんな普通のことが嬉しい。

 

 

それがこの代替医療業界ですよ・・・

 

 

フフフ

 

 

 

仕事がめちゃくちゃ楽

給料はそんなに高くないのですが、仕事が超楽です。

 

 

リラクゼーション時代は60分を7回やる毎日。

 

 

多いと9回やったりして・・・。

 

 

マッサージの60分コースを9回って言うと、500分超えですよ・・・

 

 

マッサージ師諸君、500分超えた世界知ってる?

 

 

身体はボロボロ・・・

 

 

休みの日はマッサージ屋に通う

 

 

ミイラになった

ミイラとり状態。

 

 

 

 

 

ところが今の職場では・・・!

 

 

 

 

 

マッサージは一回10分、1日5人くらいしかやっていません。

 

 

何しろ外来2時間しかやってない。

 

 

うーん、

 

 

なんとやる気のない病院だ。

 

 

まあお医者も患者もじいさんばあさんなので、マッタリ系の病院。

 

 

私は助かっております\(^o^)/

 

 

外来以外は、繁盛店のような忙しさも全くありません。

 

 

とにかくマッタリ。

 

 

思ってたよりも仕事が難しくなかった。

 

 

私は好きで勉強をしていますが、

 

 

それもマイペースでOKです。

 

 

言ってしまうと・・・

 

 

出勤して、定刻まで居ればいい。

 

 

ドクター、ナースはそんなわけにはいかないでしょうが・・・

 

 

商業主義のお店とは違う、雰囲気があります。

 

 

病院に就職して、悪かったこと

良いこともあれば悪いこともある。

 

 

何事も、表裏一体ですよ。

 

 

陰と陽。

 

 

おっ

 

 

めりーさんたまには鍼灸師っぽいこと言うねえ!!

 

 

という声が聞こえてくるきがする!

 

 

あざす!!!

 

 

では病院で働くデメリット、いきますぞ。

 

 

人間性が普通に腐る

私の病院は、ターミナルなので、やる気とかモチベーションとかそういうリア充が持つような概念はあまりありません。

 

 

患者さんも、仕事も、万事が現状維持を目指します。

 

 

何も求められないし、意見しても意欲的に捉えてもらえません。

 

 

患者さん自体にも、夢とか希望が溢れてる!てわけではないです。

 

 

ターミナルという独特な現場なので、流れている空気感も独特だと思います。

 

 

 

リハ部はヒマな上にゴールの無い単純作業をやる毎日。

 

 

頼まれると電球の交換みたいな雑務もしているようです。

 

 

(私はやってないけど・・・)

 

 

ぶっちゃけリハ室というか電気室がたまにリハビリやっているように見えます。

 

 

 

商業主義のお店と違って、求められるものが極端に少ない。

 

 

お店では利益の数字を口すっぱく指摘される毎日で、胃に穴があきそうだと感じていたのですが

 

 

逆に無さすぎも、仕事に対する意欲を持ち続けるところが難しいことが分かりました。

 

 

モチベーションの維持が、

めちゃくちゃ大変です。

  

 

 

 

 

中でも私的にしんどかったのが、建設的な意見が言えないこと。

 

 

私の病院のリハ室は、カンファレンスに参加しません。

 

 

以前は出ていたそうなのですが、いつからか行かなくなってしまったということでした。

 

医学的な意見を上司にドクターに伝えたいと言うと却下されました。

 

 

ほかの職員によると

 

 

病院的には医学的な話、患者さんの情報は些細なことでも伝えて欲しいそう。

 

 

リハ室に以前からいらした上司は、保守傾向が極端に強く、私との考えに食い違いがあり、

かなり揉めました。

 

 

多部署のケアマネージャーさんとか、看護師さん、意識の高いヘルパーさんなどは話が出来ると感じましたが、

 

 

上司経由で他スタッフに話すのがほぼ不可能という状態でした。

 

 

 

 

  そこで私が編み出した作戦は、

 

 

 

 

   さりげなく、

 

 

  言いたいことを書いたメモを、

 

 

  医者の秘書に渡す・・・。

 

 

 

 

  なにこの、密会の約束、みたいな・・・^^^;;;;

 

 

 

 

 

業務的な意見を、適切な表現を用いて言ったこともあるのですが

 

 

「それは2年、3年働いた人の言うことだから・・・」

 

 

と言われたので

 

 

「上司以外には私しかいないですが、では誰が言うのですか?」

 

 

 と言ったら

 

 

 

 

 「君は変だね 」

 

 

 

 

と言われましたwwww

 

 

 

 

 

   いや、

  変なのは

  お前だからwww

 

 

 

この上司との関係はかなり苦労しました。

 

 

揉めに揉めてだんだん良い傾向になってきたのですが、一人で悩むことが多く、辛い日々でした。

 

 

新しい職場ということにワクワクしていた時は、きっと患者さんのことで悩むだろうと思っていたのですが

 

 

蓋を開けたら上司との人間関係で悩むという、超くだらないことをしていて

 

 

人間はどこに行ってもやることが変わらないんだなあと思いました・・・。

 

 

現実は、

そんなもん。

 

 

悲しいこともある

ターミナルケアの病院なので、患者さんは末期ガンなどの重傷の方が多いです。

 

 

前の病院で死亡宣告を受けてから引っ越してくる人がたくさんいるので、

 

 

当然ですがたまに人が亡くなることがあります。

 

 

私はまだ入社して3ヶ月なので、自分が担当した人がなくなることはまだありませんが、

 

 

人が亡くなると、やっぱり悲しいです。

 

 

 

 

亡くならないにしても、

 

 

いつも接している患者さんは体調の良い時も悪い時もあります。

 

 

前会った時は話せていたのに、今日は話すことができない、なんてこともザラです。

 

 

 前は歩けたのに、今日は歩けない。

 

 

悪い時があれば良い時もあるのですが、調子が悪くなるとやっぱりそれなりに悲しいです。

 

 

 

 

そして患者さんはゆるやかに出来ないことがだんだんと増えていきます。

 

 

歩けていたのに、だんだんと歩けなくなり、

 

 

ご飯を食べていたのに、だんだんと食べれなくなり

 

 

点滴が入り

 

 

リハビリも打ち切りになり・・・

 

 

 

自然の摂理で、私もお医者も止めることができないのですが、やはり切ないです。

 

 

 色々考えるとやっぱり楽しい仕事なのかも

 入社して3ヶ月、かなり悩んできました。

 

 

悩みの主な原因は、部署内での発言や話し合いができないこと。

 

 

日本の古い会社の文化です。

 

 

でも、こうしてメリットとデメリットを並べると・・・

 

 

やっぱりメリットの方が多いので、好きな仕事なのだと思います。

 

 

しかしいまだに続けていける自信はありません。

 

 

新人が発言ができないという方向性は、差別的であり、 現在の社会文化に反しています。

 

 

古い病院なのでしょうがないのかもしれませんが、部署の上司が腐り切って今にも消えてしまいそうな・・・

 

 

 

 

末期の社会人。

 

 

 

 

 ターミナルリハ室です。

 

 

 

うーん、我ながらうまい!

 

座布団一枚ですな!!

 

 

 この出会いもまた、運命なのかもしれません。

 

 

新卒鍼灸マッサージ師が頑張るべきこと

そんな差別を受けつつも、とりあえず得るものを得てから、次の場所へ行きたいもの。

 

 

 私ができることは、毎日会社に来ること。

 

 

静かに周りのスタッフを傍観すること。

 

 

そんであわよくば面白い情報を得てブログにボロクソ書いてやること・・・ニヤリ

 

 

新卒なんて、ただ出社すればいいだけなんですよね。

 

 

学校で、よく

 

 

「こんなことも出来ないのか!と言われないように勉強して」

 

 

みたいなことを先生が言っていますけど

 

 

そんなこと言われねえからwww

 

 

まあ新しいことをしている会社だと、出社しているだけだと怒られると思いますが

 

 

古い会社なら、ただ出社するだけで良いです。

 

 

でしゃばると目をつけられてめんどくさくなります。

 

 

私はバカででしゃばったのでだいぶめんどくさい思いをしました。

 

 

こうなることはやる前から分かってたけど・・・

 

 

私ってほんと学習能力無いなあ・・・。

 

 

できないふりをする必要はないと思いますが、自分はただの傍観者として、古い会社は見ていれば良いだけなのだと思います。

 

 

学生諸君へ送る、国家試験と現実の差

最後に、今まさに鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師を受験すべく勉強している人たちへメッセージ。

 

 

 

 

 

国家試験の知識は、ここ数年で激変しました。

 

 

特に西洋医学系統では、国家試験を通過するレベルの方は、就職先によっては現場の先輩のレベルに愕然とすることもあると思います。

 

 

東洋医学はわかりませんが・・・

 

 

たぶん、みんな個人商店なのでレベルとかそういう問題ではないのだと思っています。

 

 

なので、医学的なことは現場で苦労していません。

 

 

しかし、自分よりできないやつが先輩というのは結構面倒くさいです。

 

 

たしかに、先輩は自分よりも経験が優れています。

 

 

私には真似できないな、と思うこともあります。

 

 

しかし世代差による考え方の違い、文化、差別などはかなり面倒です。

 

 

もうやめてしまいたい、こんなひとたちといっしょに腐るなんてまっぴらだ、と何度も思いました。

 

 

今も思っています。

 

 

そんな時は、自分のやりたいことを思い出すようにしています。

 

 

 

 

   自分はなぜここに来たのか?

 

 

 

 

  自分は何のため、勉強したのか?

 

 

 

 

  自分は何をやりたいのか?

 

 

 

 

 

そうすると、もう少しやってみようかな、という気持ちになれるんです。

 

 

自分のため、患者さんのために。

 

 

 

 

  自分をしっかりと持っているのなら、

 

 

  しっかりと仕事をしているのなら、

 

 

  必ず誰かが見てくれています。

 

 

 

  だから私は・・・

 

 

低空飛行で、ターミナル病院ライフをなんとか・・・

 

 

送って行っていますw

 

 

 

 

ほどほどに、がんばろう!(^ω^)

 

 

みんな、ひとりじゃない。

 

 

仲間がいます。

 

 

 

 

 

では、これにて。