ひとりのセラピストのひとりごと

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手に職つけた、ひとりのセラピストのブログ。意識低い系。

原因不明の疼痛の話は東洋医学で話した方が簡単になるという話【疼痛専門家向け】

痛みに対するアプローチとしてAKAを勉強することになり、色々調べていますが…

思うところがあるのでちょっとアウトプットがてら書いてみます。

難しい話なので伝わらなかったらすみません。

 

 「アスペルガー症候群は、消滅しました」病気と治療の流行の話

www.ypdc.net

 

何でもそうなんですが、世の中には流行があります。

 

例えば「アスペルガー症候群」と言う名前を作ると、それがヒットして流行します。

色んな本が書かれたり、マスコミで取り上げられたりして注目を浴びます。

そうすると自然に、その疾患の人が増えるんです。

これは医学ではなく集団心理的な問題なのかもしれません。

詳しくないので説明できませんが、以前芸人の方がアニサキスに感染し悶絶したとテレビで言ったところ、アニサキス患者が増えるという現象が起きました。

 

mainichi.jp

 

原因は不明ですが、病気には流行があります。

 

 

病気に流行があるように、治療にも流行があるのです。

 

運動器と痛みの治療。流行の変化

一言に運動器の治療と言っても、やり方は色々あります。

 

昔はすぐに外科手術でした。

ここ10年くらい?は出来ることなら手術はやらないで済ませるという流れになっているように感じます。それしかないって時は、手術となるようですね。

 

以前は関節運動療法が流行ったことがあったようです。

2005年のJ Stageの論文を読んでいます。

(私はpub medを使える環境を持っていません。ツールは全て普通のインターネット検索です)

医学の情報は常に更新されていて、関節運動療法もちょっと古くなってきているようです。

 

超最近ではファッシア(筋膜)が注目されています。

整形外科の先生の間では話題だとか。

筋膜リリースとして、生食の注射とか、アナトミートレインみたいな色んな方法が作られたました。

 

医道の日本2018年6月号(筋膜と発生学の新知見でわかった! 経絡経穴ファッシア論―鍼灸がなぜ効くのかー)

 

色んな治療がありますが結局その施術者の趣味で行われているんだなーと思います。

私は何の専門という訳でもないのですが

(まだ一年生なので(^_^;)

偏見を持たずに色んな情報に触れていると、マニアックな治療は結局のところ、先生の好みの問題って印象です。

 

オリジナリティより分かりやすさが大事。 色んな言い方をするけど、全部人体の説明だから

何を勉強していても、言い方を変えて結局同じこと説明しているだけじゃん、と思うことがあります。

西洋医学は視野が狭いので、使う言葉に限りがあって分かりにくいのですが、

東洋医学は特に原因不明の痛みについて、一番簡単に説明していると思うんですね。

 

 

AKAは疼痛の原因を関節に見出して、関節を他動的に動かして疼痛を和らげる徒手療法です。

マッサージは、表皮を介して筋、臓器などまで刺激を加えるもの。

鍼灸は、鍼や灸を使ってもっと限局的にあるポイント(ツボ)だけに刺激を入れます。

 

流行よりも分かりやすさが欲しい

全てに共通しているのは、必ず表皮と筋膜、関節包などのなにかを包んでいる組織を、物理刺激が貫通していくことになります。

鍼はダイレクトに貫通させますが、徒手療法は圧力が貫通していくことになりますね。

 

で、こういう必ず刺激が通る部分は、東洋医学で言うと「経絡」というものになります。

一方通行の流れのようなものです。

 

実際に存在するものとして、表皮も、ファッシアも、組織も、連結していますよね。

繋がっている。

流れは一方通行ではないし、何かが流れているとしたら組織液とか血液とかしか無いんですけど、組織中には水が流れているということになります。

 

筋膜性疼痛も関節性疼痛も、ようはこの水分を含めた組織の癒着とか、内圧上昇とか、"流れ"が悪くなって起きていると言えます。

 

と、西洋医学で説明するとこんなに分かりにくくて面倒なんですけど

東洋医学は明快で、経絡が滞っています!の一言で済むんです。

 

みんなが勉強したら仕事が楽になる!東洋医学は実は簡単です

痛い場所は「実」と言って、分かりやすく言うと「+」の部分です。

疼痛が「+」ということですね。

疼痛ケアが扱う痛みの多くはこの「実」であるので、

疼痛関係の医療者は、職種に関わらず東洋医学を学んだいいと個人的に思います。

 

何しろ話しやすい。

伝えやすい。

 

 

整形とかペインクリニックの人たちも、東洋医学の知識があったらもっと連携取りやすいし、何より話しやすいんですよ、疼痛の話。

超簡単になるから。

 

もちろん二次性の疼痛は原因部位があるので、そこの治療をしないといけない。

これは西洋医学の方が圧倒的に強いです。

でも特に疼痛の話をする時は、世界共通で東洋医学の言語を設定した方がケンカにならないし簡単だと思う。

 

 

www.lab.toho-u.ac.jp

 

でも本気でやるとなると英語圏の人が分かりやすいように、一度アルファベットに直してから日本語に翻訳するっていう遠回りをしないといけないんだけど…

世界疼痛学会みたいな人たちが早く気づいてやってくれたらいいのになーと思います。

 

 

まあでも医者と話す時は完全に西洋医学言語を使わないと頭おかしいやつと思われるし(?)

東洋医学出身の人は西洋医学の話が出来る人が少ないんですよね。

どっちでも説明できます、という人は相当学力のある人のようです。

 

臨床家はだいたいどっちかに偏ってしまうような気がします。

私も忘れてしまいそうだし。

 

難しいのかなあ。

 

 

オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の 教科書

 

 

科学者はロケットを打ち上げる時、使う物理理論は分けているそうです。

宇宙に出たら相対性理論の方が便利だけど

地球上ではニュートン力学の方が便利なんだって。

 

医学もそんな感じで、テーマによって理論を使い分けたらいいと思います。